うちは高い?安い?プロパンガス料金の世帯人数別・地域別相場と計算例もご紹介

プロパンガスを利用している方は毎月請求される金額を見て「高い」と思う方も多いでしょう。しかし実際にその金額が適性なのかどうかを知るには相場がわからなければなりません。そこで今回の記事ではプロパンガス料金の相場を、世帯人数や地域に分けて調べてみました。また料金の計算方法もご紹介しますので、参考にしてください。

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世帯人数別・地域別のプロパンガス料金の相場は?

【全国の使用量別相場】
プロパンガス料金の相場を見る前に、まずは料金の仕組みについて簡単に紹介します。一般的にプロパンガス料金は、基本料金に従量料金がプラスされた金額となります。

基本料金とは、ガスを支給するのに必要な料金と考えると良いでしょう。ガスメーターやガスボンベ、供給配管、供給設備などの保安・点検などが含まれています。毎月一定の金額に設定されているのがほとんどです。

一方の従量料金は、ガスの使用量に応じてかかる料金です。通常はガスの使用量に、1㎥あたりの単価をかけて求めます。単価はガスの原料価格や為替の変動に合わせて変動するのが一般的です。

プロパンガス料金の仕組みがわかったところで、ここから相場を見ていきます。実は日本国内にプロパンガスを取り扱っている会社は数多くあり、それらをすべてまとめたという資料はありません。ただし、毎月のプロパンガス料金を算出している資料があります。それは、一般財団法人日本エネルギー経済研究所「石油情報センター」が発表している資料です。今回はその2017年10月31日付の速報値を表にまとめました。

ご自宅のプロパンガスの年間使用量をご存じの方であれば、それに合わせて表をご覧になるとすぐに相場がわかります。わからない方は、自分の家族の人数でおおよその使用量を考えてみましょう。1人暮らしの場合は5㎥、2人暮らしの場合は10㎥、4人暮らしであれば20㎥、それ以上の世帯であれば50㎥が目安です。

【一戸建てと賃貸アパート・マンションの相場の違い】
一戸建てと賃貸アパート・マンションの場合ですが、一般的には賃貸アパート・マンションの方がプロパンガスの料金は高くなります。賃貸アパートなどの集合住宅の場合、ガスを使うために必要なガス管や給湯器などの設備を管理者に無償貸与しています。ただしあくまで無料貸与されているのは「管理者に」です。実際にはこれらにかかる料金が従量料金に加算されて、入居者に請求されています。

また集合住宅の場合、すでに管理者が契約をしているガス会社があるため、ガス会社を選ぶことができず、契約を自由に変更できません。これも賃貸アパート・マンションのガス料金が高い理由の1つです。

1つだけじゃない? プロパンガス料金の計算方法

ここまでプロパンガス料金の相場を見てきましたが、ここからはどういう計算をして算出するのか、詳しく見ていきましょう。実は計算方法は1つだけではありません。プロパンガスを取り扱う会社によっていくつも種類があります。

その代表的なのが「二部料金制」と呼ばれる方法です。基本料金と従量料金の合計で算出される一般的な方法です。

計算式は、

{基本料金+(従量単価×使用量)}×1.08(消費税)=ガス料金
となります。

また、この二部料金制に設備使用料を追加したのが「三部料金制」となります。
計算式は、

{基本料金+(従量単価×使用量)+設備使用料}×1.08(消費税)=ガス料金

となります。

二部料金制を採用していても、基本料金や従量料金に設備使用料を組み込んでいるケースもあります。

この2つの計算方法が代表的ですが、他に使用量に応じて価格帯がいくつかに分かれる「スライド制」、設定金額を超えると使用料に応じて従量料金が発生する「最低責任使用料金制」などの方法もあります。取り扱う会社によってさまざまな方法があるため、契約の際にはよく確認するようにしましょう。

具体的にプロパンガス料金を計算してみよう

具体的にガス料金を計算するには、ご紹介した計算式に数値を当てはめていきます。通常、プロパンガスの取扱会社は毎月検針に訪れ、ガスの使用量と請求するガス料金を記載したお知らせ(兼請求書)を郵便受けなどに入れていきます。ちなみにガスの検針では、前月のメーターの指針と今月のメーターの指針を見て、差額によって使用量を割り出していきます。

例えば、基本料金が2,000円、従量単価が300円で、今月の使用量が20㎥なら、

{2,000+(300×20)}×1.08=8,640円

となります。

ただしプロパンガスの場合、請求書に基本料金や従量単価を表示していないケースも少なくありません。この場合は取扱会社に問い合わせて聞いてみましょう。

まとめ

プロパンガスは基本料金や従量単価をはじめ、どういう計算方法を採用するかも取扱会社次第です。都市ガスに比べてプロパンガス料金は高いと言われるのが一般的ですが、まずは前述した相場と見比べてみましょう。相場と比べてあまりにも違うようであれば、取扱会社に説明を受けると良いでしょう。よりプロパンガスについて理解が深まるはずです。

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