放置してると錆びちゃうかも!スキレットの正しいお手入れ方法
料理をおしゃれに見せるための人気アイテムとなっている「スキレット」。ホームセンターや100均でも手軽に買えるようになりましたよね♪ でも「お手入れの方法がわからなくて、棚のなかにしまったまま」「使ってみたいけれど錆びさせてしまいそう」という人のために、スキレットのお手入れ方法についてご紹介します。
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おしゃれだけど……手入れが面倒なスキレット
見た目のおしゃれさから、SNSでも人気の調理器具「スキレット」。「スキレットを私も使ってみたい!」「インスタ映えする写真が撮りたい!」と購入する方もいると思いますが、一方で意外と知らないのがお手入れ方法。手入れをしてあげないと錆びてしまうことがるんです……。スキレットの特性や正しいお手入れの方法を知り、お気に入りのアイテムを長く上手に使っていきましょう♪
■目次
1. スキレットの素材について
2. スキレットを使いはじめる前の準備
3. スキレットをつかった後のお手入れ
4. スキレットが錆びてしまった際のお手入れ
まとめ
1. スキレットの素材について
スキレットとは、鋳鉄製のフライパンのこと。鉄をいったん溶かし、型に流し込むという方法で作られています。このとき、鉄板の表面にプツプツと気泡の穴が残り、油なじみのいい鉄板になります。また、熱伝導率が高く、熱が逃げにくいという特性があります。
2.スキレットを使いはじめる前の準備
鉄でできているスキレットは錆びやすいため、錆びを防ぐお手入れが必要。このお手入れのことを「シーズニング」と言います。
スキレットのシーズニングは、出荷時に塗られている錆び止めを取る最初のシーズニングと、調理をした後に行うシーズニングの2つがあります。
まずは、スキレットを使い始める前に行う、シーズニングの方法をご紹介します。
1.食器用洗剤をつけてスポンジで鍋全体をこすり洗いし、お湯ですすぎ流します。
2.スキレットのなかに水を入れ、火にかけて沸騰させます。このとき、油分が浮いてくるようであれば、もう一度洗剤で洗い、水を入れたスキレットを再度火にかけます(油が浮いてこなくなるまでこれを繰り返す)。
3.油分が浮いてこなくなったら、スキレットの水分をキッチンペーパーなどで拭き取り、空焚きします。このとき、スキレットを動かしながら、全体を空焚きしてください(ハンドル部分も忘れずに!)。目安としては、スキレット全体が白っぽくなるまで空焚きします。空焚きできたら、スキレットの温度が下がるまでそのまま置いておきます。
4.スキレットの温度が下がったら、オリーブオイルをキッチンペーパーなどに含ませ、スキレット全体に塗布していきます。
5.オリーブオイルを塗布したスキレットを火にかけます(弱火から徐々に強火に)。スキレットが銅色になるまで火をかけ続けると、次第に油がなくなり徐々に煙があがらなくなります。煙があがらなくなったら、いったん火を止めてスキレットを冷まします。
6.4~5の工程を3回ほど繰り返します。
7.オリーブオイルをスキレットにひき、野菜くず(にんじんの皮やキャベツの芯など)を炒めます。ある程度炒めたら、野菜くずは捨ててください。
8.スキレットが冷めたらお湯をため、さらに火にかけて沸騰させます。
9.たわしで一気にこすり、お湯ですすいだら、再度火にかけて水分を飛ばします。
10.水分が完全に飛んだら、オリーブオイルを全体に薄く塗布して終了です。
使い始める前はどうしても手間がかかりますが、このお手入れは最初だけ。最初のシーズニングが済んだら、あとは通常のフライパン同様に調理に使うことができます。
ただし、スキレットを使った後は、調理後のシーズニングをすることが大切です。
3.スキレットを使った後のお手入れ
1.まずは十分にスキレットの熱が取れたことを確認してから、お湯とたわしでこすり洗いします。汚れが落ちない場合は、スキレットにお湯を溜め、火にかけて沸騰させながら汚れを浮かし落とします(洗剤を使って洗ってしまうと、せっかく塗り込んだ油が落ちてしまうので厳禁です)。
2.汚れが落ちたらスキレットを火にかけ水分を飛ばし、油を塗布し保管してください。
調理後のシーズニングはとても簡単です。ただし、水分が飛ばしきれていなかったり、塗布する油の量が足りないと錆びの原因になるので、しっかり確認するようにしましょう。
4.スキレットが錆びてしまった際のお手入れ
もしうっかりスキレットを錆びさせてしまっても大丈夫。次の方法で錆び取りにトライしてみてください。
1.まずはスキレットを空焚きし、錆びを炭化させる。
2.錆びが表面部分のみであれば、錆びが黒く焼け焦げ、こすれば落ちていきます。
3.それでもだめなら、重曹ペースト(重曹を水で少しずつ割りペースト状にしたもの)を錆びの部分につけて、こすり落とします。
まとめ
錆びやすくお手入れに手間がかかるスキレットですが、使えば使うほどスキレットに油がなじみ、より使いやすくなります。このように育てる喜びもあるのが、スキレットのおもしろいところ。日々のお手入れも楽しみながら、おしゃれなスキレット料理に挑戦してみてくださいね。
※お手入れの際、ヤケドには十分気をつけましょう。
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