
【マナー】「新年あけましておめでとう」は誤った日本語!?知らないと恥をかく年賀状の書き方
いよいよ2018年も終盤に差し掛かってきました。ということは、年賀状を書く準備を始めなければならない時期も迫ってきた……! そこで今回は、年賀状の正しいマナーを紹介していきます。毎年何となく書いているという方は、大人として恥をかかないよう、ここでしっかり見直しておきましょう。
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適当では済ませられないのが、年賀状
年末は大掃除やおせち作りなど、新しい年を迎える準備に追われてバタバタと過ごしている方も多いはず。そんななかでも特に年賀状は丁寧に作業すると時間がかかる上に、「毎年送っている相手だから……」と、つい適当に済ませていませんか?
しかし、新年の挨拶として送る年賀状には、抑えておかなければいけないマナーがあります。そこで今回は年賀状を仕上げる前に押えておきたいマナーについて紹介していきます。
■目次
1. 改めて考えたい年賀状の意義
2. 年賀状を送る時期について
3. 年賀状の基本構成
4. 年賀状の注意点
まとめ
1. 改めて考えたい年賀状の意義
今では当たり前にやりとりされる年賀状ですが、そもそもなぜ年賀状という文化が生まれたのでしょうか。
まず年始の挨拶をする文化が庶民のあいだに広まったのは、江戸時代といわれています。移動手段の発展によって、飛脚が増えたり遠方の知り合いが増えたりしたことが影響しているとか。その後、明治時代には正式な郵便制度が登場し、現在のような年賀状というものが一般的となったのです。
現在はSNSやメールなどの発展により、年賀状を送る風習自体が下火傾向にありますが、本来は「遠方にいる方に向けた近況報告」や「お世話になった方へのお礼の気持ち」などという意味で送るもの。久しく会っていない方から年賀状をもらうと「まだ私のこと覚えていてくれたんだ」と誰しもうれしくなりますよね。
2. 年賀状を送る時期について
年賀状は、いつまでに仕上げて送らないといけないのでしょうか。
年賀状の受付は例年、12月15日〜12月25日の10日間になっています。この期間内にポストに投函すれば元日に年賀状が届きます。25日以降でも届く場合もありますが、必ず元日に届けたいのならばこの期間内に投函する必要があります。
また、年賀状を受付期間を大幅に超えると、通常のはがきと同じ値段が必要になるので気をつけましょう!
3. 年賀状の基本構成
年賀状の基本構成についてご説明します。
まず右側に賀詞を書きましょう。賀詞は文章のタイトルのようなものにあたるので1番大きく書きます。賀詞といえば「賀正」「新春」「謹賀新年」などさまざまな言葉がありますが、送る相手の立場によっては失礼に当たることもあるので、注意が必要です。
例えば「賀正」「新春」などは、賀詞を簡略化したもの。つまり目上の人に対しては正式な賀詞を書く必要があります。目上の人へ宛てる場合は「謹賀新年」とするのが無難です。
「相手の立場により、わざわざ賀詞を書き換えるのが面倒……」という場合は
・あけましておめでとうございます
・新年おめでとうございます
などの賀詞であれば、目上の方に送っても問題ありません。
賀詞を描いたあとは、
1. お世話になったことへのお礼やあいさつ(例:旧年中は大変お世話になりました)
2. 相手の健康や繁栄を願う言葉(例:皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます)
3. 今後の指導やお付き合いをお願いする言葉(例:本年もどうぞよろしくお願いいたします)
4. 年号・日付、住所・氏名(例:平成○○年元旦)
などを書いていきましょう。
年賀状は、上記の4つと賀詞を含めた、合計5つの要素から成り立っています。送る相手との関係を考えながら、ふさわしい言葉を選びましょう。
4. 年賀状の注意点
「新年あけましておめでとう」という文章は、誤った日本語であることをご存知でしょうか。「新年」と「あけまして」という言葉は同じ意味なのです。例えて言うなら、頭痛が痛いと言っているようなもの。本来は「新年おめでとう」「あけましておめでとう」が正しい日本語です。
また「死」「去」「別」「失」などの語句は失礼にあたるので、年賀状では使わないのがマナーです。その中でも特に注意が必要なのが、「去」。年賀状であいさつをしていると、去年の話が出てくることも多いでしょう。その際は「昨」年という言葉に変え、NGな語句を除きましょう。
もう1つ注意しなければならないのが句読点。基本的に儀礼系の文章には、句読点は入りません。そんなに細かい点まで注意している人は少ないかもしれませんが、目上の方に送る際は気をつけたほうが良いでしょう。区切りがなく読みづらくなってしまう場合は、改行をするなど工夫しましょう。
まとめ
年末の忙しい時間の合間を縫って仕上げなければならない年賀状。つい、いい加減になってしまうかもしれません。しかし大事な新年のあいさつだからこそ、一番気を配らないといけないものでもあります。忙しくなる前にもう一度、正しい書き方をおさらいしておきましょう。
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