【いまさら聞けない裁縫の基本 #3】靴下の穴をきれいに縫う方法

靴下は消耗品だから、穴があくのは仕方がない……そう思って、毎回新しい靴下を買ったり、適当に補修していませんか? きれいに補修すれば、穴があきやすい靴下も長持ちします。自己流でやらないで、きれいにできる基本的なやり方を覚えてしまいましょう。

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靴下は消耗品ではなく、使い続けられるもの!

毎日のように履いている靴下。靴との摩擦や、洗濯を繰り返すうちに「気づいたら穴があいていた……」なんて経験をした方は多いのではないでしょうか。

靴下は消耗品のため、穴があくのは仕方がありません。しかし、適当にあいた穴をふさいでしまうと履き心地が悪くなり、ときには糸が表に出て見た目が崩れることもあるでしょう。

そこで今回は、靴下の穴を繕ってみました。自己流でやらないで、基本的なやり方を見直すだけで簡単にきれいに仕上がります。一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

1. 靴下に穴があくことは避けられない

靴下は靴との摩擦が起こりやすいため、消耗品と考えておく必要があります。しかし、お気に入りの靴下をすぐに捨ててしまうのはもったいないもの。

きちんと修復して、少しでも長持ちさせたいですよね。

2. 穴があく原因

靴下は、靴との摩擦で擦り切れていきます。生地が薄くなっているところは、穴があく可能性大。特にかかとは擦り切れやすい部分です。

爪が長くて指先の部分に穴があくケースもあります。「足の爪を長く伸ばしていないのに空いてしまった!」という方は、ハイヒールなどで指先の部分に負担がかかったのかもしれません。

3. 靴下の穴をふさぐ方法1 縫う

縫い糸は靴下の色と近いものを選びます。糸を靴下の上に乗せてみて、目立たない色を選んでみましょう。

針に糸を通し、先端を玉結びに。指に糸を巻き付けてこするようにくるくるしてから、糸を引っ張ればできます。

裏側から糸を出し、縦糸を通していきましょう。

次に、横糸を通していきます。糸が交差するように針を進めていき、織物のように仕上げるのがコツ。

できあがったら裏で玉結びをして完成となります。最初は目立ちますが、何度か洗濯していくうちに布となじんでいきますよ。

裏側で玉結びや玉止めがゴロゴロするようなら、返し縫いがおすすめ。

針を往復させて縫ってから糸を切る方法です。返し縫いをしていれば、糸がほつれてくることはありません。

4. 靴下の穴をふさぐ方法2 補修シート

アイロン接着タイプの補修布を、100均で購入できます。補修布はストレッチタイプを選ぶと、靴下が突っ張ることがありません。補修布は手芸店でも手に入るので、探してみてください。

裏側に付いている点々がアイロンで溶けて接着する仕組みです。布が張り付くよう、穴よりも大きめの円の形にカットします。

補修布は裏側に添えて、アイロンを当てて接着します。温度やスチームの有無はアイロンごとに違うので、説明書きをよく読んでください。アイロンは10~15秒乗せてプレスさせましょう。

※高温になるため、使用時は火傷しないように注意しましょう。

靴下を表に返したら完成。同色系の補修布を使えば、ほとんど目立つことはありません。

まとめ

どうしても穴があきやすい靴下。普通に縫っただけではゴロゴロしやすく、見た目も悪くなってしまいますが、キレイに補修すれば再び履くことができます。

お気に入りの靴下に穴があいてしまったら、捨てずにぜひ挑戦してみてください。

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