【正しい浴衣の洗い方】部分汚れの落とし方やシワを防ぐ干し方も
浴衣の洗濯は、普段の洋服と違って何を気をつけたらよいのか悩みますよね。今回は、自宅で洗濯する方法を、洗濯機と手洗いに分けて紹介します。また、うっかりファンデーションが付いてしまったり、汗ジミが出きてしまった場合の部分汚れを落とす方法や、シワを防ぐ干し方も必見です! きれいな浴衣でお出かけしましょう。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 9251
- 97
- 0
-
いいね
-
クリップ
洗う前に確認!2つのチェックポイント
浴衣を洗濯する前に、チェックすべきポイントが2つあります。先に確認してから行いましょう。
1. 洗濯表示をチェック
浴衣をお手入れする前に、洗濯表示をチェックしましょう。
上記のような手洗いマークがついている場合は、手洗いの洗濯が可能です。
上記のような洗濯機マークがついている場合は、洗濯機での洗濯が可能です。また、表示マークに記されている数値は水温を示しています。表示の水温以下の温度で洗濯しましょう。
ただし、色落ちすることもあるので、洗濯機を使うときは単品で洗いましょう。襟芯がある浴衣は、洗う前に抜いくださいね。
2. 色落ちしないかチェック
はじめて洗う浴衣は、色落ちしないかチェックしましょう。
1. まずは水でチェック
浴衣の目立たない下前部分に水をつけて、軽く揉み込みます。ここで色落ちしないか確認しましょう。この時点で色落ちしてくるようであれば、ストップしてください。
2. 洗剤をつけてチェック
次に、桶に水で薄めた洗剤に入れ、その中に浴衣の目立たない部分だけつけます。桶の水の色が変わらないようだったらOK。ここで色が変わってしまった場合は、洗濯するのはやめましょう。
【ステップ1】まずは部分汚れを落とす
洗濯の前に、部分汚れを落としましょう。汚れには汗や皮脂などの汚れと、化粧品による油性の汚れがあります。汚れ別に落とし方を紹介します。
●襟元につきやすい皮脂や汗ジミ
部分汚れのある部分におしゃれ着用の洗剤を垂らし、手でやさしく揉み広げます。そのあとは、普通通りに洗濯すればOK。
●ファンデーションやリップなどの油性汚れ
乾いたタオルの上に、浴衣の汚れがついている部分を下向きにおきます。歯ブラシに洗剤をつけて、汚れの外側から中心に向かって、ぽんぽんとやさしく叩くようにして、汚れをタオルに移してください。中心から叩くと周りに広がってしまうので注意しましょう。
【ステップ2】浴衣の洗濯方法
ここからは洗濯方法を紹介します。下準備までは同じ工程ですが、そのあとは洗濯機と手洗いで方法が分かれるので、お好きな洗濯方法をチェックしてくださいね。
また、洗濯の際に洗濯のりを一緒に入れることで、浴衣をアイロンがけしたようにパリっとさせることができます。しかし、次のシーズンまで着用しないときは、のり付けはやめましょう。のりがカビの原因となることも。
下準備
浴衣を洗濯する際は、軽くたたんでネットに入れる必要があります。たたみ方は次の通りです。
1. 背の中心部分で折って、ぴったりと袖を合わせる
2. 袖を見ごろ側に倒すようにたたむ
3. 裏側も同じ要領で袖をたたんで、ネットに合わせた大きさにたたむ
4. この形で襟と裾が表になるようにして、洗濯ネットへ入れる
【洗濯機編】浴衣の洗い方
洗濯機で洗う場合、柔軟剤を使用すると、洗濯ジワを防ぐ効果がありおすすめですよ。
1. 「手洗いコース」か「ドライコース」を選ぶ
洗濯機を使用するときは「手洗いコース」か「ドライコース」を使います。標準コースだと型崩れやシワができるおそれがあるので、きちんとチェックしてから洗濯を開始しましょう。
2. 脱水は1分
脱水時間は短めに! 夏場に干すのであれば1分の脱水で十分です。
【手洗い編】浴衣の洗い方
洗濯ジワや型崩れが心配な場合は、手洗いがおすすめです。
1. ネットに入れてつけおきする
洗面器や桶に、浴衣とおしゃれ着洗剤を入れて30分ほどつけましょう。手洗いの場合も、必ずネットに入れてください。
2. 全体を押し洗いする
全体をやさしく押し洗いします。ゴシゴシこすると生地が傷むので注意しましょう。
3. 気になる部分はもみ洗いする
汚れが気になる部分のみ、もみ洗いしてください。
4. すすぎをする
水を張り替えてすすぎます。
5. 1分だけ脱水する
洗濯機で1分ほど脱水しましょう。
【ステップ3】シワにならない浴衣の干し方
脱水した浴衣は、手でパンパンとシワを伸ばすイメージで叩いて干します。日に当てると色落ちの原因になるので、干すときは室内もしくは陰干しにしましょう。
浴衣を干すときのハンガーは、和装用ハンガーを使ってください。和装用ハンガーが自宅にないという方も、普通のハンガーを活用して和装ハンガーを作ることもできますよ。
簡易和装ハンガーの作り方
用意するのは、普通のハンガーと長い棒。棒は園芸用の棒や突っ張り棒など、なんでもOK。ハンガーと棒を、テープで巻きつけるだけで完成! 突っ張り棒だと長さが調整しやすくて便利です。
脱いですぐのお手入れも大切!
帰宅後のお手入れ次第で、浴衣をきれいに長く保つことができるかが変わってきます。帰宅後は、脱ぎっ放しにせずにきちんとお手入れしましょう。
つるして湿気を取る
脱いだあとハンガーにかけて、一日ほどしっかり湿気を逃しましょう。ここでも、先ほどの和装ハンガーが活躍します! 普通のハンガーだとサイズが合わないため、型崩れやシワの原因に......。かけておく際は、和装ハンガーを使用しましょう。
帯のシワを伸ばす
解いた後の帯はシワだらけになっています。そのまま癖付いてしまうことがないよう、手で撫でてシワを取りましょう。シワがひどいときは、当て布をしてアイロンがけが有効です。これだけで次に使用するときに、断然きれいに着こなせますよ。
部分的に汗を取る
帰宅したときには乾いてしまって見えないですが、浴衣はたくさんの汗を吸い取っています。襟や脇、お腹の部分はとくに大量の汗をかくため、汗ジミができる前に対処するのがよいでしょう。
浴衣の裏側に乾いた布をあて、表側から水で濡らして絞った布をあてます。軽く叩くようにポンポンと、下の布に移していきましょう。
浴衣の正しい畳み方やしまい方も覚えよう
シーズンが終わったあとは、浴衣は正しく畳んでしまいましょう。以下の記事では、浴衣の畳み方やしまい方を実践写真で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
- 9251
- 97
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
【自宅で簡単】浴衣のたたみ方を写真で解説|洗濯法やしまい方、帯のお手入れもLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
もうシワに悩まない!ワイシャツの正しい洗濯方法と干し方LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
「手洗い表示」って洗濯機で洗えるの?気になる洗濯のノウハウを伝授!LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
シルクのネクタイ洗濯方法|自宅でできるシミ抜きや正しい洗い方とはLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
制服の洗濯方法|自宅でできるお手入れのコツLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
手洗い洗濯のコツを紹介!洗剤・柔軟剤を入れるタイミングは?LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
帽子(キャップ)は自宅で洗濯できる!型崩れ・色落ちしない簡単な洗い方LIMIA編集部
-
着ようと思ったらスーツにカビが!お家でできる応急処置と正しい対処法LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
正しい洗濯で【トートバック】をピカピカに!洗い方をマスターしよう♪LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
リュックは手洗い?洗濯機?自宅で洗う方法と部分汚れの落とし方も紹介!LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
もう失敗しない!レーヨンの洗濯方法|干し方や縮むのを防ぐコツを解説LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
セーターの洗濯はたたんだままで!型崩れしない正しい洗い方LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ワイシャツのアイロンがけの基本&簡単なコツ!おすすめグッズ、シワを防ぐ方法LIMIA 暮らしのお役立ち情報部