【溜まった汚れを無視しないで!】ベランダの「溝」を徹底掃除
秋が来ると、空や鳥からの贈り物などでさらに汚れを増すベランダの溝。かがんで掃除しなければいけないし、泥水も汚いし、見て見ぬふりをしている方はいませんか。今日は立ったままでお掃除できる2つの秘密道具と、汚れた水の簡単処理道具をご紹介します。もしかしたら、ご自宅で頻繁に使っているかも?
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敷地といっても外は外。ベランダの掃除は、道具の準備や外に出なきゃならないことなど、少し面倒なことが多くて、お家の中の掃除に比べてなんだかハードルが高いですよね。「ベランダの掃除は自然に任せてるから!」なんて方も多いのではないでしょうか。しかし、それでも半年に一度くらいは掃除しておきたいもの。
そこで今回、自然に任せる派の私がベランダ掃除をしてみました。
使った道具は3種類だけ! 少ない道具でベランダをささっとキレイにできちゃう方法を見つけたので、皆さんにもご紹介します! とても簡単な方法なので、気楽に読んで挑戦してみて下さいね。
1.ベランダ掃除は本当に必要?
「ベランダと言っても外」派にとって最大の疑問、それが「ベランダの掃除は本当に必要か」ということです。きっとこの点については「ベランダも中」派と一生分かり合えないのではないでしょうか。
しかしベランダの掃除をしないまま放置していると、意外にデメリットは色々あるんです。
●デメリット
・虫が巣を作って大繁殖
・葉っぱや泥が発酵したり、藻が発生したりして臭くなる
・排水溝、排水管がつまる
どれも、あまり気持ちがいいものではないですよね。
またアパートやマンションなど集合住宅の場合は、排水管をつまらせてしまうと、自分の家だけの問題ではなくお隣や上下の階の方にも迷惑がかかってしまいます。
以上のことから、やっぱり半年に一度くらい、最低でも一年に一度はベランダの掃除をしておいたほうがよさそうです。
2.ベランダ掃除におすすめの時期
ベランダの掃除について、ハードルを上げている要因のひとつが気候です。家の中の掃除と違い、雨や風、気温や日差しによって、面倒だったり、できないこともあるのがベランダ掃除。
そこで私が勝手につけた、ベランダ掃除に向いている季節をお教えします!
1位……秋
なんと言っても暑すぎず寒すぎない、秋は一番掃除しやすい季節です。台風が過ぎたあとなんかのベランダ掃除は最高に気持ちいいですよ!
2位……春
春も気温的に快適! しかし梅雨に入ってしまうと、なかなかベランダ掃除には向いてないかも……。桜を眺めながらのベランダ掃除、なんてすてきなこともできちゃうかもしれません。
3位……夏
暑い! エアコンの効いた部屋の中にいたい! しかしベランダ掃除には水を使います。ベランダ掃除しながら、打ち水効果も狙えちゃうかも?
4位……冬
寒い! ベランダどころかコタツからさえも出たくない! それに北国ではベランダにも雪が積もります。掃除なんてするはずもありません。
ベランダ掃除におすすめの時期は秋と春。あまり頻繁にベランダ掃除をするつもりのない方は、秋と春に掃除しましょう。夏にお子さんの水遊びも兼ねると、楽しい思い出にもなり、いいかもしれませんね。
3.準備するもの
それでは掃除開始です。
準備したのはこの3種類だけ。すごく身近で、すでに家にある方も多いのではないでしょうか。
1つめは、ほうきとちりとりのセットです。
こちらはホームセンターで売っていた、ほうきとちりとりをはめ込んで収納できるタイプですね。
昔ながらの赤シダほうきがベストです。
次に2つめ。フローリングワイパーとドライタイプのシートのセットです。
ウェットタイプは破けやすいので、ドライタイプがおすすめです。また、最後の片付けでもドライタイプのシートが活躍しますよ!
そして3つめがこちら。水を汲むもの。バケツでもペットボトルでも構いません。
さあこの3種類で、ベランダ掃除をささっと済ませてしまいますよ!
4.葉などのゴミ
我が家のベランダの現状がこちら。
現状というより、もはや惨状と言ったほうがいいかもしれません。いつからそこに吹き溜まっているのかわからない、葉っぱやゴミが、ベランダの角に集まっています。
まずはほうきでこの葉っぱやゴミを集め、燃えるゴミとして袋詰めします。
なるべく念入りに掃き掃除しましょう。ここで念入りにやっておくと、後の掃除がすごく楽になります。
5.泥水
掃き掃除が終わったら、現れたのはにおいのある泥水でした。
においの原因は、泥水の両側に発生した藻でした。
この泥水を集めるために登場するのがこちら。
フローリングワイパー!
泥の水分が多い場合は、ドライシートを2枚や3枚重ねて使うと効率的です。またドライシートが、残っていた小さな葉っぱやゴミを絡め取ってくれます。
泥を吸い取ったシートは軽くしぼり、燃えるゴミにまとめましょう。
フローリングワイパーの入らない、狭いところを掃除するときは、赤シダほうきでかき出してからフローリングワイパーで集めましょう。
溝の泥水がある程度キレイになったら、床面の掃除に入ります。
床面の掃除には、赤シダほうきとフローリングワイパーの2本を使います。
まずは床面に水をまいて、その水を溝に流すように赤シダほうきでこすっていきます。
少し汚れの取れにくいところは、そのままほうきでこすります。ゴシゴシこすると、結構キレイになりますよ!
赤シダほうきで汚れをこすり落としつつ、床面にある水を溝に流したら、次はフローリングワイパーの出番です。
ドライシートをセットして、また溝に向かって水を流すようにワイパーを動かしましょう。
シートを取り替えつつ2度ほど拭き掃除をしたら、ほとんど床面の水はなくなり、端の方からすぐ乾き始めました。そして床面もかなりキレイになりました!
この段階で床面の掃除はほぼ完了。次に水の溜まった溝の掃除に戻ります。溝の掃除にも、再び赤シダほうきとフローリングワイパーの2本を使っていきます。
ところが、ここでひとつ問題が発生。我が家のベランダは排水口から離れた場所に水がたまってしまっていました。
しかし、今回使用する赤シダほうきとフローリングワイパーなら問題ありません!
まずは赤シダほうきで、両側に発生している藻をこすり落としつつ、排水口に向かって水を掃いていきます。
やってみるとわかるのですが、赤シダほうきを使えば、ごっそりと水を押し流すことができます。何度かこの作業を繰り返すことで、溝の水はだいたいなくなりました。
最後に、フローリングワイパーの出番です。
今度は最初に泥を集めたときよりも、少し念入りにこすりながら拭き掃除していきます。
これで溝の掃除もほぼ完了。においの元を断つことができました。
次に気になったのが、ベランダの柵や手すりです。ホコリだけならまだいいのですが、鳥のふんがべっとり…なんて状態は本当に嫌になりますよね。
鳥のふんは見た目の不潔さだけじゃなく、本当にいろいろな害があるんです。
■デメリット
・病気のもとになる病原菌が発生
・アレルギー症状を引き起こすことがある
・酸性が強く塗装や金属部分を傷めることがある
などなど、まったくもっていいことがありません。これはきっちり掃除しておかないといけませんね!
そこで今回準備したのが、台所用の漂白剤! 漂白剤を使えば、鳥のふんに潜む菌を、きっちり除菌することができます。
乾燥した鳥のふんを吸い込むと有害なので、しっかりとマスクと手袋をして掃除しましょう。
まずは鳥のふんにキッチンハイターを吹きかけ、ふやけるまでしばらく待ちます。
6.鳥のふん
ふやけたらドライシートで拭き取り、そのシートはゴミ袋へ。もう一度キッチンハイターを吹きかけて拭き取ります。これでしっかり除菌もでき、ベランダの手すりも清潔になりました!
7.掃除用具や汚れた水の片付け法
最後の仕上げ、道具の片付けです。ほうきやちりとり、フローリングワイパーはバケツなどの中で洗いましょう。キレイになったベランダで干すと、やりきった雰囲気がとっても気持ちいいですよ。
そしてあとに残るのが、泥が混ざったバケツの水。
あまり泥やゴミが多いようでしたら、そのまま排水口に流すとつまりの原因になってしまいます。
そこで再び活躍するのがフローリングワイパーのドライシート。
ドライシートを2枚重ねて排水口に敷き、その上からバケツの水を流します。
こうすることによって泥に混じった小石やゴミはドライシートに残り、水だけを流すことができます。
まとめ
「ベランダ掃除は自然まかせ」「ベランダって言っても外は外」という私が、我が家のベランダを掃除しながら、簡単にできるベランダ掃除方法をご紹介しました。もう少しこまめに掃除していれば、1回毎の掃除はもっと楽になるはずということを感じました。ベランダの掃除をさぼっていると虫や臭いの元にもなってしまいますしね。
ベランダの景観について、ものすごく意識の低い私でも全く苦労なくできたこの掃除方法、皆さんもやってみてはいかがですか?
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