本格的に寒くなる前に、しまってある冬用カーペット掃除してみた!
そろそろ冬用カーペットの出番。本格的な寒さがやってくる前に、ニオイやシミ、毛の間をきれいにしましょう。効果的な掃除機のかけ方や、洗濯機の使用方法に加え、スチーマーの使い方もお教えします。「スチーマー買わなきゃダメなの?」いいえ、家にあるもので作ったスチーマーを使っています。お楽しみに!
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皆さん、冬の支度は進んでいますか? 「まだまだ秋だし冬支度なんて早いよ!」という方もいるかもしれません。秋から冬になるにつれて、だんだんと朝晩が冷え始め、あっという間に本格的な冬が訪れます。寒さが厳しくなる前に、少しずつ準備を進めておきたいものです。
今回はカーペットを春夏用から秋冬用へと交換するとき、知っておくと便利な敷き替えのコツや掃除の仕方などをご紹介します。気持ちよく冬を迎える準備をしましょう。
●目次
1. カーペットの敷き替えは寒くなる前に
2. カーペット敷き替えの前に
3. 一点集中・簡単シミ抜き法
4. カーペットを自宅で洗濯するときのコツ
5. ホコリ臭さやカビ臭さなどの消臭法
6. 毎日簡単に行う毛足の長いカーペット掃除法
まとめ
1. カーペットの敷き替えは寒くなる前に
冬用のカーペットは、寒くなる前、秋のうちに出しておくのがおすすめです。なぜかというと、カーペットの交換はホコリが舞いやすいから。冬になってからでは、掃除機をかけるために窓を開けっ放しにするのも寒いし、交換も面倒になってしまいます。
また、夏に使用したカーペットは、汗をたくさん吸っています。なるべく早く交換して、洗濯したくなりませんか。カーペットの交換は秋のうちに済ませちゃいましょう!
2.カーペット敷き替えの前に
いざ、カーペットの交換を開始しよう! ……と、その前に、カーペット交換の前にしておきたいことがあります。それは、今まで使っていたカーペットを掃除すること。もしそのまま収納したら、カビやダニの温床になってしまうでしょう。
まずは掃除機がけから始めましょう。
カーペットに掃除機をかけるときは、縦方向と横方向、2つの方向からかけるのがポイントです。
掃除機を縦方向にかけたら、90度向きを変え、横方向にかけましょう。そうすることで、カーペットの毛の奥に入り込んでしまったゴミを吸い出すことができます。
また、掃除機はあまり早く動かさずに、できるだけゆっくり動かしましょう。ブラシがカーペットの毛をかき分け、しっかりゴミやハウスダストを吸い取ってくれます。
3. 一点集中・簡単シミ抜き法
掃除機をかけ終わったカーペットに、食べ物をこぼしてしまったときの汚れを発見しました。
お子様がいる家庭では、食べ物汚れがついてしまうこともあるのではないでしょうか。きれいな状態で保管するための、家にあるものでできるとても簡単なシミ抜きの方法をお伝えします。
シミ抜きに使う道具は以下の通りです。
・タオル
・ジッパー付き袋
・食器洗い用スポンジ
・食器洗い用洗剤
・トング(スポンジをつかむ。やけど防止用)
まずはタオルをぬらして、手で握る程度にしぼりましょう。コツは固く絞りすぎないこと。次にタオルをジッパー付き袋に入れ、ジッパーを4分の1ほど残して閉じます。
レンジで1分~2分かけ、簡易型スチーマーが完成。
次に、食器洗い用のスポンジをぬらして、食器洗い用の洗剤を一滴垂らして、クシュクシュと泡立てます。
泡を汚れやシミの上に置くように、スポンジで2~3回、トントンと叩きます。
簡易スチーマーの出番です! トングを使い、ジッパー袋から熱くなったタオルを取り出しましょう。
タオルは先ほどの加熱により、とても熱くなっています。やけどしないよう、気をつけましょう。
泡を置いた部分にアツアツタオルを敷き、数分放置。目安は3分くらいです。
それ以上になるとタオルが冷めてしまって、あまり意味がなくなってしまいます。
3分経過した後、一度タオルを固くしぼり水気を抜きます。汚れの目立つ部分に力を加えて押し付け、汚れを落としましょう。
汚れが目立たなくなりました。
この方法なら、カーペットをあまりぬらすことなく、シミを取ることができます。
カーペットに付着した汚れやシミは、食べ物や、飲み物汚れがほとんどではないでしょうか。だからこそ、洗濯洗剤より食器用洗剤のほうが汚れの落ちが早いでしょう。
ぜひお試しください。
4.カーペットを自宅で洗濯するときの注意点
ひと夏使ったこのカーペットには、汗が染み込んでいる上に、掃除機で吸い取れないハウスダスト汚れも繊維の中にたくさんあるはずです。洗濯可能のタイプのカーペットであれば、洗濯機でまるごと掃除をしましょう。
洗濯絵表示を確認すると、この春夏用カーペットは、30℃以下の水なら洗濯機で洗濯可能とありました。
その他、漂白剤は使用不可、熱風乾燥は禁止、日陰で吊り干しなどの表示があります。
※洗濯表示の見方は色々なサイトなどで、わかりやすく紹介されていますので、確認してみてください。
●洗濯機で洗うための準備
まずカーペットを折りたたみます。コツは、二つ折り、四つ折りと折っていくのではなく、ハリセンを作るように交互に折り重ねていくこと。このように折ることで、丸めて折った状態に比べて、洗剤や水流が全ての面に届くようになり、汚れがよく落ちます。
実物はこんな感じになります。
これでカーペットを細長く畳むことができました。次に違う方向も交互に折っていきます。
出来上がった形がこちら。
あとはネットに入れて洗濯機にイン。
2m×2mは、7kg容量の洗濯機にちょうどいいサイズでした。
あとは洗濯表示にしたがって、日陰で吊り干し、乾いてから防虫剤と一緒にしまいましょう。
5.ホコリ臭さやカビ臭さなどの消臭法
やっと押入れから秋冬用のホットカーペットを出すことができました。ところが、押入れにしまっていたため、ホコリ臭さやかび臭さが染み付いてしまっています。
こういうときには重曹の出番です。
カーペットの上に、重曹を薄く撒きます。
この状態で、念入りに掃除機をかけましょう。重曹が匂いを吸い取ってくれます。
注意点があります。今回はホットカーペットなので大丈夫でしたが、毛足の長いカーペットでは、重曹を十分に吸い取ることができなくなってしまいます。そういったものにはスプレータイプの衣類用消臭剤を使いましょう。
6.トラッキング現象を防ぐコンセントのさし方
ホットカーペットを使うときに注意したいのが、コンセント周りの事故。
特にトラッキング現象(※)は恐いですよね。
トラッキング現象の原因になるのは、コンセントの上にたまったホコリです。このホコリが空気中の湿気を吸い、コンセントの端子に触れてしまうと、漏電して発火してしまう現象です。これは大事故にもつながりかねません。
カーペットはどうしてもホコリが立つもの。しかも冬場は室内が乾燥するため、加湿器を使う方も少なくありません。この2つはトラッキング現象の条件をすでに満たしてしまっているのです。
トラッキング現象を防ぐには、まずは定期的な掃除が一番です。コンセントの上にホコリがたまる前に、コンセントプラグを抜いて乾いた布やホコリ取りグッズなどで掃除しましょう。
また市販されている、トラッキング現象防止用キャップの使用、トラッキング現象防止プラグへの交換なども有効です。
ホットカーペットを使うときは、トラッキング現象の防止にも気をつけたいですね。
※:トラッキング現象とは、ホコリがたまり、発火してしまう現象のこと。
7.毎日簡単に行う毛足の長いカーペット掃除法
いよいよ秋冬用のカーペットを敷く段階にきました! しまってあった秋冬用のカーペット登場です。
ホコリ臭さも解消したホットカーペットの上に、冬用カーペットを敷いたら、テーブルを戻して交換完了です!
こうして交換が完了した、秋冬用のカーペットですが、こちらはこちらでまた悩みがあります。
それがよくある秋冬用の特徴でもある、毛足の長さによるお手入れの手間。秋冬用のカーペットは毛足が長いものが多いので、ゴミやホコリがその間に入り込んでしまうことがよくあります。
毛足の長いやカーペットは、ブラッシングでお手入れしてあげるとゴミやホコリがよく取れて、キレイに保つことができますよ。
ペット用のブラシなどが特におすすめです。100円ショップでもペットブラシは買うことができますから、探してみてくださいね。
また、長い期間テーブルの足が乗っていたり、座椅子が置かれていたりして、ペタンコになってしまったところは、シミ取りでご紹介した簡易版スチーマーが活躍します!
簡易版スチーマーを、ペタンコになった部分に置き、1分ほど経ったらタオルをどかします。コームなどで倒れている毛を起こしてあげながら、ドライヤーで乾かすと、元通りにすることができますよ。
こちらもぜひ試してみてくださいね!
まとめ
今回は我が家のカーペットを秋冬用のものに取り替えながら、カーペットの交換のコツやお手入れ方法などをご紹介しました。
寒くなってからでは大変になってしまうので、窓を開けても気持ちがよく、あまり寒くならないうちにやっておくのがおすすめですよ。
また、シミ取りや洗濯機を使う場合の折りたたみ方など、簡単にできて効果があるので、試してみてくださいね!
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