担保評価が下がるマンションや建物
建物に対する銀行の評価も厳しい金融機関があります。
例えば、昔でいう長屋形式のようなテラスハウスの1区画といった物件も、あまり流通性がない(売りにくい)と評価されてしまって、ローンが下りないこともあります。
床面積の小さいというのも問題になります。昔は40平米以上なければダメというのが常識でした。銀行によっては現在でも「40平米以上」と言ってくる銀行もあります。(住宅金融支援機構の「フラット35」は、30平米から融資対象です。)というのも銀行は「ワンルームマンション・コンパクトマンションを住宅ローンで購入して、結局は賃貸で人に貸すのではないか」ということを気にするからです。
住宅ローンというのは、あくまでも自己居住用に住宅に対する融資で、もともと金利が大きく優遇されています。人に貸すつもりで購入するなら、それは不動産事業(投資)になるわけですから、そもそも住宅ローンではなく、アパートローンの金利(通常3~4%)になりますよ、というわけです。
株式会社Ms(エムズ)