【雨の日なので、ポーチについて考えてみる・・・】
今日は冷たい雨の日になりました。
こんな日は、傘を持ちながら玄関ドアの鍵の開閉、車からの荷物の出し入れ、ベビーカーの折りたたみなど・・・なかなか大変ですね。
こんな時に、玄関先に屋根ある大きなスペースがあると、両手を使って、落ち着いて支度ができるので便利・・・。特に小さいお子さんのいる子育て世代のお宅や、ペットのいる住宅では、日常の大きな問題なので、なるべく計画時に、ご提案するようにしています。
ここで、注意が必要になってくるのが、方位の問題です。
リビングの大開口がある南面に、大きな屋根が被っているとせっかくの日差しを遮ってしまいますから、全体の平面計画の中で、玄関とポーチの位置関係をしっかりと考える必要があります。これは、敷地が道路に面している方角、またカーポートの位置によってもかなり変わってくる要素です。
写真は、やはり子育て世代の住宅。これから、ベビーカーや自転車、遊具などますます道具が増えてきそうな雰囲気です。
敷地の西側からアプローチする配置で、1階部分の大きな下屋の中にポーチと玄関を含んでいます。この下屋が建物を袴のように囲むことで、建物全体を大きく見せるとともに、重心を低くして安定感をもたせています。
(株)独楽蔵 KOMAGURA