<ナチュラルインテリア>家族図書館のある南向きパッシブハウス
閑静な住宅地の中にあるT様邸。約63坪(通路部分17.8坪含む)の広い敷地に建つ邸宅です。
分譲地の一番奥の敷地であり、いわゆる旗竿地形状。前面の道路の通行量は少なく、ゆったり配置の設計が可能な敷地です。接道は東向きですが、車の進入部分を除くと建物としてはどっしりと南向きに配置することができます。
ただし、南側隣地に事務所倉庫が建つため、プライバシーや日射を検討する必要はありました。旗竿形状の土地は、車はバックで進入する形状であることから、建物に対して縦列での駐車形状となります。またプライバシーや日射のことを考え南側隣地の建物との距離をなるべく離して配置したいと考え、南側敷地境界から約4mを建物間口全体でどんと離して検討していきました。そうすることで4m(公道と同じ幅)の空地ができ、しっかりと日射を確保しつつプライバシーが守られる建物設計が可能となりました。
LDKとこだわりの「家族の図書館」をどこに配置していくのか?検討した結果、2階LDKでしっかりと南に開いて天井を高くした開放的な空間をつくり、広い玄関ホールから自由に出入りできる多目的な空間として「家族の図書館」を配置していきました。
建物形状をL型にすることで北側に裏庭スペースができて、住んでからの楽しみの余白もしっかりと確保した、「育てていく家」をコンセプトに楽しんでいただけるお家がまたひとつ完成しました。
タイコーアーキテクト