別の銀行に乗り換えたい! メインバンクを変えるときの注意点

皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、メインバンクを変えるときの注意点についてです。

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お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。今回は、メインバンクを変えるときの注意点です。

Q:メインで使う口座を今までとは違う銀行に変えたいのですが、注意点は?

「1年ほど使ってきたメインバンクを変えたいと思ってます。給与振り込み口座として使っている今までの銀行から、別の銀行に乗り換えるときの注意点って何でしょう?」(24歳・男性)

A:今まで取引していた銀行との歴史(信用)がなくなること、給与振り込み、公共料金の引き落としなどにも注意を

相談者は、まだ銀行を使い始めて1年ほどということなので、あまり気にする必要はないでしょうが、今後銀行と付き合う上で、知っておいてほしいことがあります。

銀行を利用する立場からすると、近所にあるなど使い勝手のよい銀行をメインバンクとしていると思いますが、銀行側から見ると「取引が多いお客さんであるか」ということは重要で、こういった顧客は優遇される傾向にあります。

給与振り込み・年金受取口座、公共料金の引き落とし、定期預金、投資信託など、これらの取引がある口座を使っている人は将来性がある顧客とみなされ、住宅ローンの金利優遇など、取引したことがない人には提供しないサービスを受けられることもあります。

メインバンクは人によっては長い付き合いになります。お金があるときはもちろん、お金がなくて困っているときなども、銀行に相談する場合もあるでしょう。メインバンクを乗り換えるということは、今までの付き合いの歴史が失われることになることを覚えておいてください。

新しいメインバンクとはこれから歴史(信用)を作っていかなければなりませんので、慎重に選ぶ必要があります。インターネット検索すると、操作や手続き方法、ATM手数料、金利、ポイント付与について等の情報が得られます。

しかし勤務先の給与振り込みに対応していない場合や、公共料金やクレジットカードの引き落としに対応していない銀行もありますので、きちんと確認して選びましょう。

メインバンクを乗り換える場合には、給与振り込み、公共料金、保険料、クレジットカードの引き落としを新しい口座に変更する必要があります。おそらくこれが一番煩雑です。

引き落としの古い口座に、一定期間はある程度のお金を残しておき、すべての引き落としが終わり、最終的に口座の乗り換えが完了するまで残高がなくならないように注意しましょう。

新しく使う銀行口座の引き落とし手続きが完了するには、銀行の締め日によっては1カ月~数カ月かかる場合もあります。新しく使う口座へ資金を移動する場合、1日に振り込みできる限度額がありますので、複数回に分ける必要があるかもしれません。こちらも計画的に行いましょう。

監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)

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