材木屋さんで和室の造作材選び

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和室の造作材を選びに材木屋さんに行ってきました。
お施主様と一緒に行く予定でしたが、残念ながら都合がつかず、私たちに一任されました。

床柱は、図面では磨き丸太としておいたのですが、京都の北山杉の絞り丸太に魅せられてしまいました。

京都の北山杉は間引きせず密集したまま育て、枝を落としながら時間をかけて育てます。そうすると年輪の幅が小さい“目の詰んだ”木になります。目が詰んでくると杉といえども硬い木になります。
絞り丸太というのは、木を磨いていく中で柔らかいところが削れ固いところが残っていくという仕上げ方法ですが、北山杉の場合はその硬さのため、なめらかな凹凸感で、図面で書いていた磨き丸太とほぼ同様のイメージになります。図面レベルでは同様でも、手に触れるとその凹凸で天然木の個性を感じる、そういう素材感なのです。

「この床柱をお買い上げ」ということで、その木に署名をし、現場に間違いなく納品してもらうようにします。

「せっかく木場まで足を運んでもらったのだから、他の材も見ていって下さい」と業者さんに言われ、次に見たのは畳の四周に廻す地板。薦めてもらったのは、天龍桧の無節。天竜川の桧は、桧の中でも特に硬く、床材向きなのだそうです。

別の工場に移動し、最後に天井材。
図面では中杢という木目を指示していましたが、倉庫で中笹を見せてもらい、即決。
中笹は板の中央部分に笹のような細やかな杢目が入っているものです。写真で特選天然杢のラベルが貼ってある右から2番目のもの。(てかてかして写真に写っていますが、傷がつかないようにビニルでラッピングしてあるためです。)
お客様も満足して下さると思います。

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白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップによる設計事務所。男女両方の視点から設計し、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。

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