家事のやる気が出なくて困っている主婦必見!十人十色の対策法を聞いてみた

掃除や洗濯、料理など、家事のさまざまなことに対してやる気が出ない、何をするにも面倒に感じる時ってありませんか。世の中の主婦の方はどのように乗り越えているのでしょうか。今回は20代〜50代の主婦の方にアンケートを実施。家事に対してやる気が出ない場合の対処法などを教えてもらいました。

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仕事や育児、人間関係など悩みが大きいほど家事をこなすことが難しくなります。そんな時、きちんと家事を終えることが出来る方はいったいどうやって自分をやる気にさせているのでしょうか。

今回は20〜50代の女性50名にアンケートを実施。家庭を持ち子どもがいる主婦の方に、家事のやる気が出ない時どうするかを大調査しました。どうしても家事が手につかない経験のある方、必見です。

■目次
1. 仕事や子育てによる「疲れ」「ストレス」が1番の大敵
2. およそ半分の方が「掃除」はしたくないと回答
3. 家事がやる気でない時どうする?十人十色の対策法に迫る
4. 家事を手伝って!ヘルプを出す人はおよそ6割
5. 家事のやる気が出ない時のトラブル
まとめ

1.仕事や子育てによる「疲れ」「ストレス」が1番の大敵

調査結果によると、家事のやる気が出ない時は「仕事で疲れている時」が24%とおよそ4分の1の方が回答。まずはその理由から聞いてみましょう。

■「仕事で疲れていると家に帰ってからご飯を作ったり掃除をする気になれません。一度、座ってしまうと立ち上がるのがしんどいです。」(30代・パート)

この「仕事で疲れている時」に続き、僅差で投票数が多かったのは「ストレスが溜まっている時」。5人にひとりがストレスに悩まされているようです。

■「思春期の娘とのトラブルでストレスが溜まっている時は、本当に何もやる気が起きません。」(40代・専業主婦)

家事も子育ても、休める時はありません。そのほかに多かった意見として、以下のようなものがありました。

■「気圧が低い日や生理前などは体がだるくて家事をする気になれない時があります。」(40代・専業主婦)

仕事のストレスや子育てからの睡眠不足、また生理前など、女性ホルモンのバランスが崩れた時に起こる体調不良に悩まされたことのある女性は多いでしょう。そんな時は家事などやる気にはなりません。現状を打破するためには、協力者の存在が必要です。

2. およそ半分の方が「掃除」はしたくないと回答

どの家事が最もやる気がでないと感じるか。この質問には「お風呂掃除」が26%、次いで「部屋掃除」22%で、およそ半分の方が「掃除」に対してやる気が出ないという結果に。みなさんは掃除に対して具体的にどのようなストレスを抱えているのでしょうか。「お風呂掃除」が最もやる気が出ないとお答えした方の意見を見てみましょう。

■「細かい部分の汚れを落とさなければならないので。とくにゴム部分の汚れを落とすのが面倒くさいです。塩素系の洗剤を使うと目やのどが痛くなるのも嫌です。」(50代・専業主婦)

意外と時間がかかるお風呂掃除。浴槽だけでなく壁や排水溝など、細かく掃除をしなければならないことが「嫌い」と言われてしまうゆえんのようです。特に排水溝回りはヌメヌメしていやだという声が多く聞かれました。

次に「部屋掃除」に対してやる気が出ない方の意見を見てみましょう。

■「子どもが小さくて片付けても汚れるし、掃除は少しぐらいしなくても問題ない家事だから。」(30代・専業主婦)

片付けたそばから子どもは部屋を散らかし、さらに食べ物や飲み物をこぼすなどハプニングだらけ。そのため掃除をしてもキリがないと感じ、やる気が出なくなることがあるようです。

次に多かった意見は「料理」。こちらは「もともと得意でないから」という意見がある一方で、こんな意見もありました。

■「あれやだ、これやだ、と言われると何を作っていいのかわからなくなります。そうなると一気に作る気が失せます。」(30代・専業主婦)

家族といっても食の好みがバラバラなことがあります。誰かが辛いものが苦手だったり、食べられない食材があるとレパートリーが減ってしまいます。頭を抱えて毎日考える献立に対して「それは嫌い!」と言われたら確かにやる気も失いそうですね。

3. 家事がやる気でない時どうする?十人十色の対策法に迫る

仕事や子育てなどで疲れている時、「掃除」はしたくない。こちらが最も多い意見でしたが、そんな時でもやっぱり家事はしなければなりません。いったいどうやって自分を励ましているのでしょうか。

最も多かった意見は「やりたくないものはやらない」。えっ、やらなくていいの!?と思った方もぜひ参考にしてみてください。

■「やりたくないのにやってもうまくいかないことが多いので、余計にストレスが溜まります。なのでやりたくないものはやらないことです。」(50代・専業主婦)

■「やる気が出るまで自分の好きなことをして過ごします。結果、そのほうが効率よくできるので。」(40代・専業主婦)

やりたくないのに家事をしては、自分にストレスが溜まるだけ。確かにそうですよね。「やりたくないものはやらない」と答えた方は、自分をきちんとコントロールしてやる気を入れるスイッチを知っている方のようです。

■「その日やらなくてもいいもの、優先順位の低いもの、生命維持に問題のないものは明日やる。」(50代・専業主婦)

優先順位を考えて家事をすることで、家事に「終わり」をつくることができます。手を動かしていたらいつの間にか最低限やらなければならないことが終わっていた、という状態だと嬉しいですね。

次に多かった意見は「今これをやらなかったら後で面倒になる」と考えること。こちらは5人にひとりの方が実践されているようでした。

■「『苦あれば楽あり、楽あれば苦あり』と声に出して言うようにしています。」(50代・個人事業主)

■「いつやるの?いまでしょ!と言い聞かせて自分を応援してやるようにしています。」(30代・専業主婦)

■「仕事や家事があることはわかっているので『ひとつひとつこなして行かないと自分の僅かな自由時間が少なくなる』と自分を叱咤してやる気を出します。」(50代・個人事業主)

自分を激励する言葉や叱咤する言葉を決めておくという人が多いようです。そのほかの意見としては、以下のようなものもありました。

■「お菓子や好きなものを食べていったん自分を甘やかす。罪悪感から家事をがんばろうと思う。」(30代・派遣社員)

■「私がやるしかないので、家事のスペシャリストの動画を見たりしてやる気を出します。」(20代・専業主婦)

■「音楽を聴きながらがんばってやってしまう。早く終わらせて休めるように。」(30代・パート)

■「紙に今日中にするべきことと、明日でもいいことを整理して書き、集中してすべきことに専念するようにしています。」(50代・個人事業主)

多くの主婦の方は自分がどうしたらやる気を出せるかを考え、家事に取り組んでいるようですね。今回紹介した中でやれそうなことがあれば、ぜひ試してみてください。自分なりの「やる気を出す対策法」が見つかるかもしれません。

4. 家事を手伝って!ヘルプを出す人はおよそ6割

家事を手伝ってもらうことはありますか?という質問に、6割の方が「はい」と回答。いったいどんな方に手伝ってもらうのでしょうか。

【夫】

■「どうしてもダメな時は、休みの日に夫に頼んで出来る範囲で手伝ってもらうことがあります。」(50代・専業主婦)

■「夫に手伝ってもらうことが多いです。食事作りはあまり得意ではないようですが、洗濯物を干す、ゴミ出しをする、買い物をするなどは嫌がらずにやってくれるので頼みます。」(50代・専業主婦)

1番多かった意見は「自分の夫」でした。家事を手伝ってくれる旦那さんがいると、とても助かりますね。水回りの掃除は夫がしてくれるといった意見や、料理ができるから休日は作ってもらうという方もいました。

【子ども】

■「子どもと一緒にするようにしています。そうすると遊びながら出来ますし、私もひとりでするより楽しくてやる気につながります。」(30代・個人事業主)

次に多かったのは「子ども」。まだ小さいお子さんならば、お手伝いとして一緒に掃除をしたり、洗濯物をたたんだりできて楽しそうですね。また自分の部屋はきちんと掃除するとルールを決めている家庭も多くあるようです。

家族で家事の分担を決めて、みんなが気持ちよく生活が出来るようになればいいですね。

【親】

■「育児でストレスが溜まって何もしたくなくてグダグダしていると、同居している母が手伝ってくれます。」(30代・専業主婦)

育児や仕事、病気など、どうしても家事のやる気が出ない時「母」に頼る方も多いようです。自分の母だからこそ、家事の辛さや苦しさがわかるのでしょう。頼りたい時に頼れる関係性を保つことはとても大切です。

また「家事を手伝ってもらうことはない」と答えた人は4割と少なくありません。そういった方の意見を見てみると「確かにそうかも」と頷いてしまうような意見も多くありました。

■「やる気が出ない時に誰かに手伝ってもらうと余計にイライラするのでお願いしません。」(40代・専業主婦)

きっと普段家事に慣れていない人が家事をすると、いつもより余計に時間がかかって無駄が発生してしまうからなのでしょう。家族の中で家事が上手なのはやっぱり主婦なのです。

5. 家事のやる気が出ない時のトラブル

家事のやる気がでない時、気になるのが家族の視線。あまりにも家事をしていないと、厳しくいわれてしまうという方もいらっしゃいました。

■「家の中が散らかっていたにもかかわらず疲れて掃除をしなかったら、普段はあまり文句を言わない夫から『もっと綺麗にしろ』と言われた。」(50代・専業主婦)

普段文句を言わない人だからこそ、急に言われたらドキッとしてしまいますよね。

また水回りの掃除を怠っていると、生活に支障をきたすのみならず、新たにお金がかかってしまうことも……。

■「洗いものをずっとしていなかった時がありました。当たり前ですが汚物が黒く変色し、溜めた水はにおってシンクはドロドロ。浸けっぱなしの箸は腐り、使いものにならなくなりました。見るに見兼ねて、夫が無言で洗い始めた事はあった。」(30代・専業主婦)

■「キッチンの排水溝の掃除を怠っていたら、排水溝が詰まって業者に対応してもらったことがありました。」(20代・正社員)

なかなかやる気が出ない時は難しいかもしれませんが、共同生活を送る上では家事をきちんとルール化してみんなで助け合いたいところ。自分ひとりでやりきることが難しい場合は家族の誰かに頼んだり、早めに業者を呼んで自分がやる気の出るところまで綺麗にしてもらう、というのもいいかもしれません。

まとめ

家事とひと口で言うと簡単に聞こえるかもしれませんが、毎日続けることは並大抵のことではありません。料理は3食分頭を悩ませて献立を考える必要がありますし、1日掃除をしないだけでホコリは溜まってしまうもの。キッチンやお風呂場など、水回りを清潔に保つには毎日のメンテナンスが不可欠です。

どんな主婦も「やる気が出ない」状態と戦っています。そして誰もが対策をしようと自分なりの方法を試しています。もし家事が苦手でどうしてもやる気になれない人は、今回紹介した対策法をひとつずつ試してみてください。さまざまな方法を試しているうちに、自分なりのやる気スイッチの入れ方が見つかるかもしれません。

家事は一生続く終わりなき仕事。時には適度に手を抜きながら、自分にとって継続できる1番いい方法を見つけて一緒に乗り越えましょう。


アンケート実施日:2017年3月24日(金)
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方
アンケート総数:50

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