入園や入学のお祝いで悩んでしまう!そんな方は相場やマナーをチェックしておこう

新生活がスタートする春。親戚や友人・知人の子どもが入園・入学を迎える方も多いのではないでしょうか? 入園・入学は、子どもの成長をお祝いする大切なイベント。おめでたい門出にはぜひお祝いを贈りたいものです。しかし、入園祝いには具体的に何を贈れば良いのでしょうか? また、仮にお祝い金を渡す場合には金額の相場はあるでしょうか? 今回は入園・入学祝いの渡し方と贈り物の選び方、渡すときの注意点などについてご紹介していきます。

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入園祝い、入学祝いは誰に渡すべき?

贈り物のやりとりは、基本的には「身内」と呼ばれる間柄の中だけで行えば問題ありません。贈り物の宛先は子どもの名前にして、贈り物そのものは子どもの親のうち、どちらか近しい相手に渡します。

入園・入学の話題はおめでたいものなので、お祝いの気持ちはどのような相手にでも伝えるべきです。とはいえ、贈り物の送り先を知人や同僚の子どもにまで範囲を広げると、収拾がつかなくなってしまいます。お礼やお返しの気遣いで相手の手を煩わせることもあるため、「ほどほど」を意識しましょう。

ただし、とても親しい友人の子どもや「血縁がなくても祝いたい!」という場合は、もちろん気持ちよくお祝いの品を贈って問題ありません。その場合は、あなたと友人関係にある親御さんに贈り物を渡しましょう。

また、お祝いの品を渡すべき相手は、以下のように具体的なシーンによって多少異なることがあります。

【シーン1】甥っ子、姪っ子への入園祝い

甥や姪、つまり自分の兄弟姉妹の子どもへの入園祝いは、あなたから兄弟姉妹に直接渡すとスムーズです。

【シーン2】義理の甥っ子、姪っ子への入園祝い

義理の甥や姪、つまり配偶者の兄弟姉妹の子どもへの入園祝いは、配偶者から兄弟姉妹に渡してもらうことを検討しましょう。こうすることで、相手に余計な気遣いをさせずに済みます。

【シーン3】内孫への入園祝い

直系である、名字が同じ、同居しているなど、血縁や生活が近しい孫への贈り物は子どもの両親に直接渡すことが一般的です。

【シーン4】外孫への入園祝い

血縁や生活が近しくない孫への贈り物は子どもの両親、もしくは義家族(子どもが「内孫」となる祖父母)に渡しましょう。

具体的にどんな品を贈るべき?

入園祝いや入学祝いが必要になった際に、「何を贈るべきか迷ってしまう…」といった方は多く見られます。実際には「使えるものなら何でも助かる!」といった声も聞かれますが、ある程度の傾向は押さえておきたいところでしょう。そこで以下では、入園祝い・入学祝いとして贈られることが多い物をご紹介していきます。

【その1】やはり多いのは「お金」

入園祝い・入学祝いの贈り物として、最も無難なのはお金です。入園・入学は何かと費用がかかるので、お金は相手にとって嬉しい贈り物になるでしょう。家庭によって必要とするものは変わるため、何にでも使えるお金は便利でありがたいものです。

【その2】消耗品

「金額が分かってしまうのは嫌」「手作り品を贈りたい」などと感じている方は、ハンカチや文房具などの消耗品を検討してみましょう。特に保育園や学校で使用する消耗品は数が必要なので、喜ばれやすい贈り物と言えます。

【その3】たまにしか使わない品物

毎日使用するわけではないものの、必ず必要になる品物も喜ばれやすい傾向にあります。例えば長靴は雨の日にしか使用しませんが、ほとんどの家庭で必ず必要になるものです。相手のこれからの生活を思い浮かべて、何を贈るべきか慎重に考えてみましょう。

【贈られても困るものに注意!】

相談なく贈ると相手を困らせてしまうプレゼントには気をつけましょう。具体的な贈り物としては、以下が挙げられます。

・近隣にお店がない百貨店の商品券
・ランドセルや自転車など、1つあれば充分なもの
・ゲーム機など、学習の妨げになる玩具
・好みではないキャラクターグッズ

「相手の子どもを喜ばせたい」と考えている場合には、事前にリサーチをする方法も効果的です。リサーチをする場合には、普段の付き合いの中でそれとなく喜ばれる物を探るのが理想でしょう。

気兼ねしない関係であれば、子どもの両親のより近しいほうに「入園祝いをしたい」と前もって話し、具体的に必要なものを教えてもらいましょう。「特にない」や「気を遣わないで」と遠慮されるようであれば、無難に現金を贈る方法が望ましいです。

金額の相場もチェックしておこう

贈り物として一番無難なのは現金ですが、「いくら渡せば良いのか?」という部分は誰もが気になるポイントでしょう。一般的な相場から少なすぎると恥ずかしいものですし、多すぎると相手に気を遣わせてしまいます。

もし自分に子どもがいて、すでに親戚から入園・入学祝いを受け取っていた場合は、その金額に合わせてお渡しすれば問題ありません。初めてのお祝いや、お祝いをもらったのが昔すぎて記憶が残っていないような場合は、以下を目安にしましょう。

【保育園・幼稚園の入園祝い】

3,000円から10,000円が一般的です。保育園の入園では、実際のところ準備するものはそう多くありません。また、保育園への入園は一般的に満1歳からなので、「一升餅のお祝い」などで1歳の誕生日を盛大に祝う時期が多いでしょう。1歳のお祝いのときにプレゼントや相場程度のお祝い金を渡し、それをもって入園祝いとしても問題はありません。

ただし、幼稚園への入園の時期に関しては、少し慎重に贈り物を考える必要があります。制服やカバンなども指定されるため、幼稚園では「学校に通う」という感覚が強くなります。支出が増えるタイミングなので、金額は以下を目安にするようにしましょう。

・親しい友人であれば3,000円
・甥っ子、姪っ子であれば5,000円
・孫であれば5,000円か10,000円

【小学校の入学祝い】

5,000円、もしくは10,000円が一般的です。小学校の入学時にはランドセル、文房具、指定の体操服や教材など必要なものが多く、支出が急に増えてきます。

小学校入学は子どもの好みもはっきりしてくる頃なので、相談せずに物を贈るのは避けましょう。現金か、頼まれた物を渡すことが望ましいです。現金を贈る場合は、以下の金額を目安にしましょう。

・親しい友人であれば5,000円
・甥っ子、姪っ子であれな5,000円か10,000円
・孫であれば10,000円

【中学校の入学祝い】

10,000円程度が一般的です。小学校と同じか、それより少し多めに渡せば良いでしょう。

私立中学や中高一貫校などに合格した場合に多めに渡すかは、判断が分かれるところです。ただし中学生は多感な時期なので、なるべく兄弟姉妹間で差がつかないよう配慮しましょう。なお、中学校入学の時期になると、友人間でのお祝いのやり取りは減ってきます。

【高校・大学の入学祝い】

10,000円か、それ以上が目安になります。高校入学以降は10,000円の「据え置き」派と、高校30,000円、大学50,000円のように「段階的に上げていく」派に分かれます。また、進学先によって家庭の支出額も大きく変わるため、正確な相場は分かりにくくなります。

多ければ100,000円を包む家庭も見られますが、見栄を張って金額を上げ続けることも望ましくありません。どの程度包むかは、近しい親戚同士で相談して決めても良いでしょう。

入園祝い・入学祝いののし袋の選び方

のし袋やのし紙の選び方にもマナーがあります。間違ったのしをつけると、相手に失礼になってしまう恐れもあるので注意しておきましょう。以下では、のしの選び方のポイントを解説していきます。

【ポイント1】豪華過ぎるのし袋はNG

お祝い金ののし袋は、中に入れるお金の金額に合わせて選びましょう。「お祝い事だから」といって結婚式ののし袋をそのまま使ったり、豪華な水引の飾りがついた仰々しい袋を使ったりするのはマナー違反です。 中身の金額が30,000円を超えない場合、のし袋は紅白の水引が印刷されたシンプルなものを使います。

【ポイント2】水引の選び方

水引は「蝶切り」という蝶結びのものを使います。蝶切りは蝶結びを何度でも解いて結び直せることから、「何度あってもおめでたいこと」を祝うときに使います。

それに対して、結婚式などで使われる「結び切り」は、一度結んだら外せないことから「一度きり」の願掛けを込めたお祝いになります。子どもの成長は何度でもおめでたいことなので、必ず蝶切りを選びましょう。

【ポイント3】のし袋の書き方

お札は必ず未使用の新しいものを用意しましょう。お金は封筒から出したときに人物がすぐ見える(お札の左辺が封筒の下に入る)向きで入れます。

水引の上部には「御入園祝」や「入園御祝」、「入園祝」、「入園おめでとう」などと書きます。下部には、贈る側の世帯主名をフルネームで書きます。

【ポイント4】専用ののし袋を活用してみよう

実はのし袋の中には、入園祝いや入学祝い専用のものがあります。「入園祝い」「入学おめでとう」などのメッセージがすでに印刷された専用ののし袋は、豪華すぎず可愛らしいプリントがされており、子どものお祝いで渡すのにはぴったりです。インターネット通販や文具店などで購入できます。

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【ポイント5】のし紙はどうするべき?

お金ではなく贈り物を渡す場合、プレゼントの箱にのし紙をつけても良いでしょう。水引は蝶切りの印刷がされたもので、水引の上部に「御入園祝」や「入園おめでとう」など、下部に贈る側の世帯主名をフルネームで書きます。

お祝いを渡す際の注意

おめでたいことはいつでも祝いたいものですが、お祝いを渡す時期や渡し方によっては相手に迷惑をかけてしまうこともあります。お互いに気持ちよく祝うために、以下では注意点をいくつかご紹介します。

【注意点その1】お祝いを渡す時期

お祝い金は入園・入学の準備のために使ってもらえるように、3月には渡しましょう。ただし、早すぎるのもいけません。受験を控えている場合、進路が決まらないうちにお祝いを渡すのはかえって失礼になってしまうためです。

確実に進路が決まっている3月中旬頃が目安でしょう。

【注意点その2】手渡しできない場合は?

お祝いは可能な限り直接会って渡したいものですが、住んでいる場所やお互いの忙しさによっては、手渡しの時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。そのような場合は、郵送で送るのが一般的です。ただし、現金は必ず「現金書留」で郵送するようにしましょう。

【注意点その3】インターネットで買った品物を直接相手に贈る場合

今はお祝いの品をネットショッピングで購入し、そのまま相手の家に発送するケースが増えています。ここで注意するべきなのは「送り主の名前」です。送り主(発送元)が「ネットショップ店舗名」、送り先が「お祝いする相手」になっていませんか?

送り状にプレゼントを選んだ「あなた」の名前が無い場合、贈られた相手は誰からのお祝いなのか分からず困ってしまいます。プレゼントが届くタイミングで連絡をするか、お祝いのメッセージに自分の名前を入れるようにしましょう。

【注意点その4】お返しを断る場合

お返しに気を遣わせたくない場合は、「お返しはいらない」とはっきり伝えましょう。血縁が遠い、親しい知人という立場であるなど義理のお祝いが不要な立場で、「それでも祝いたい」という気持ちから贈る場合は、お返しが不要な程度に金額を絞るのも気遣いのひとつです。

お祝い金は少なめにして、その分お祝いの品を添えて贈っても喜んでもらえるはずです。

入園祝いのお返しは必要?

ここまで、入園・入学祝いを贈る側のマナーをご紹介しました。ところで、逆にお祝いを受け取った場合はどうすれば良いのでしょうか?贈られる側のマナーもある程度押さえておけば、より気持ちよく祝い事を迎えることができます。

入園・入学祝いは、「入園・入学の準備」のために、子どもに贈られるもの。子ども自身に収入はないため、基本的にお返しは不要です。特に入園・入学準備の時期はとても忙しいので、お礼の品物の手配にまで手を回すととても大変でしょう。

お祝いのお返しに手を煩わせてしまうのは、お祝いをする側としても本意ではありません。親や子どもから「ありがとうございます」と伝えるだけでも充分です。

しかし、以前自分が渡したお祝いにお礼を返されている場合や、子どものいない友人・親戚からお祝いを受け取った場合は、2分の1から3分の1程度の金額を目安にお礼をお返ししても良いでしょう。

お返しは、お祝いを受け取った1ヶ月以内、4月中を目安に贈ります。焼き菓子などの「食べて消える物」が一般的です。のし紙は「内祝い」とし、水引の下には送り主として子どもの名前を入れます。さらに丁寧に感謝を伝えたい場合は、お礼状を添えると喜ばれるでしょう。

すでに子どもを持つ親戚や友人からお祝いを受け取ったのであれば、お礼に添えて入園式・入学式の写真を送りましょう。真新しい制服やカバンで新生活を始める子どもの姿を喜んでもらえるはずです。

まとめ

今回は、入園祝い・入学祝いのマナーと相場、渡し方やお返しの注意点などについて解説しました。細かい決まりごとにカリカリしすぎるのも考えものですが、ある程度「外さない」ためのルールやマナーは知っておきたいものです。子どもの門出というおめでたいイベントを気持ちよく祝福するために、この記事を参考にしながら準備を進めてみましょう。

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