始めから掃除機は厳禁!実は知られていない正しいフローリングの掃除方法
意外とほこりやゴミが目立つ「フローリング」。フローリングの掃除は「いきなり掃除機をかける」こと自体に間違いがあるってご存知ですか。ゴミが目立たないキレイな部屋を保つための、正しい掃除方法を紹介します。いつも過ごす場所だからこそ、常に美しい床を心がけましょう。
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ひと昔前までマンションではカーペット張りが多いというイメージがありましたが、今やフローリングの部屋が大多数。我が家も今は和室・トイレ・洗面脱衣所以外は全てフローリングです。
ただ、以前住んでいた和室ばかりの家と比べると掃除の回数は変わっていません。むしろ今の方がより頻繁におこなっているにも関わらず、ほこりやごみが目立つ気も……
どうやったらゴミが目立たないキレイな部屋を保つことができるのでしょうか? 今一度フローリングの掃除を見直し、いつも居心地のいい部屋を目指しましょう!
■目次
1. いつも身近にある「フローリング」の良いところ、悪いところ
2.フローリング掃除に必要なもの
3.掃除手順1 フローリングモップ(ワイパー)で拭く
4.掃除手順2 掃除機をかける
5.掃除手順3 雑巾で水拭き
6.ガンコな油汚れにはこれが有効!
7.スペシャルケア ワックスがけ
まとめ
1. いつも身近にある「フローリング」の良いところ、悪いところ
今ではほとんどのご家庭がフローリングのお家なのではないでしょうか。ここでは具体的なフローリングの良さやカーペットや畳と比べて優れている点だけでなく、見落としがちな悪いところも合わせて見ていきましょう。
■メリット
・材質や機能が豊富
自然派にこだわるなら無垢材のフローリング、汎用的に使われているため幅広い価格帯に対応した商品がそろう複合フローリング、床暖房に対応しているフローリングなど様々です。
・種類やデザインが幅広い
例えば無垢材ならパイン、杉、ヒノキ、ナラなど好みの木材を選ぶことができます。複合フローリングでもぱっと見、本物の無垢材のように見えるものも。さらに色もホワイト系、ナチュラル系(中間色)、ダーク系とひとつに絞り切れない程たくさんあります。
・耐荷性や耐久性に優れている
畳やカーペットのようにやわらかくないので、重い家具を置いても凹みの心配が少なく学校などたくさんの人が何十年と利用する場所でも使われています。また、神社仏閣などの歴史的木造建造物に使われている床材も、何百年という時を経て今なお使い続けられています。無垢材が一生モノと言われるのにも納得です。
・掃除がしやすい
小さな子供がいる家庭では飲み物や食べ物をこぼされるなんて当たり前。畳やカーペットだと拭き掃除も大変ですが、それに比べて拭き取りやすいフローリングは対処が簡単です。さらに表面加工がされているフローリングであれば、シミや汚れがつきにくいので安心して使えます。
■デメリット
こんなにたくさんの良さがあるフローリングですが、畳やカーペットより音が響きやすい、特に無垢材のフローリングは傷がつきやすいなどのデメリットがあります。
一番の見落としがちな点はゴミやほこりがたまりやすく目立つこと。一般的に濃い色のフローリングはほこりが、明るく白っぽい色の場合は髪の毛などのごみが目立つと言われています。
また、フローリングはカーペットや畳と比べ表面にごみやほこりが付着しづらく掃除がしやすい反面、ほこりが舞い上がりやすいという特性もあります。この空気中の微細なごみやほこりを吸い込むことにより、アレルギー症状を引き起こすことも。
それなら毎日こまめに掃除機をかけなくてはと思われた方、ちょっと待ってください!実はいきなり掃除機をかけること自体に間違いがあったのです。
2. フローリング掃除に必要なもの
まずは掃除に使う道具から見ていきましょう。フローリングのある家庭ではすでに揃っているものばかりです。
・ドライタイプのフローリングモップ(フローリングワイパー)
化学モップのようにほこりを吸着しやすくするため薬剤を染み込ませてあるもの(取り替えシートタイプにも薬剤が使用されているものもあります)は、床の種類により異なりますが、変色の恐れなどがあるため使用できない場合があります。床材メーカーなどに確認するか、薬品無添加のモップ(ワイパー)を使用することをおすすめします。
・掃除機
・雑巾
3. 掃除手順1 フローリングモップ(ワイパー)で拭く
フローリングの掃除で、いきなり掃除機をかけるのはNG。掃除の順番にポイントがあったのです!
まず、フローリングモップ(ワイパー)をかけましょう。朝一番にかけるのが効率よく掃除するコツです。ほこりは私たちが動いている昼の間は空中に舞い上がっていて、寝静まった夜中におおよそ9時間かけてゆっくりと床に落ちてきます。そのため、家族みんなが活動を始めて、再びほこりを舞い上げてしまう前に、床に落ちているほこりを取ってしまうことが大切です。
ここで掃除機をかけてしまうと掃除機から出る排気の風によって、せっかく落ちていたほこりを再び舞い上がらせてしまうことに。まずは、フローリングモップ(ワイパー)でゴミやほこりを取り除きましょう。
ただ、朝一番の作業は大変だという方もいらっしゃいますよね。日中家族みんなが外出して誰もいない状態でも朝と同じようにほこりが落ちてきていますので、帰宅してすぐにフローリングモップ(ワイパー)をかけても効果が得られます。
以下からもフローリングモップをぜひチェックしてみてください。
4. 掃除手順2 掃除機をかける
ここで掃除機が登場します。先にフローリングモップ(ワイパー)で拭いているので、落ちているほこりを再び舞い上げてしまう心配はありません。また掃除機は力いっぱいかける必要もありません。かえってフローリングを傷つけてしまう恐れがありますので、ゆっくりやさしくかけましょう。
フロアモップ(ワイパー)では取れなかった小さなゴミを吸い集めるイメージで、フローリングの目(溝)にそって丁寧にかけてください。
さらにもうひとつ、ロボット掃除機をお持ちの方だと経験があるかもしれませんが、掃除機が壁や巾木(壁と床のつなぎ目部分に設置された木材またはビニール製の横板)や家具に当たって傷がついてしまうことも。
手動でかける掃除機も同じです。ヘッドが壁にゴツンゴツンと当たるまでかけてしまうと、掃除機のヘッドまでも傷つけてしまう恐れがあります。
壁や家具の直前で止め、掃除機のヘッドをブラシまたは隙間用のものに交換して壁際を掃除するようにしましょう。
5. 掃除手順3 雑巾で水拭き
これから夏に向けて窓を開ける回数が増えます。その際に入ってくる砂埃や微細な花粉。小さなこどもがいる家庭での食べこぼしや飲みこぼし。このような汚れにはやはり水拭きが有効です。
お使いのフローリングによっては水拭きを推奨していない、厳禁の場合があるため、あらかじめメーカーや施工業者などに確認をした上で行ってください。
水拭きの際には、びしょびしょに濡れた雑巾ではなく固く絞ったものを使い、その後乾拭きをしましょう。木目やつなぎ目に水が入ると膨れや反り、歪みの原因になる恐れがあるため、水分を残さないよう十分に拭き取ることが重要です。
6. ガンコな油汚れにはこれが有効!
温かい季節には裸足で歩く機会が多くなります。この足裏の皮脂汚れやキッチン周りの油汚れが少しずつ蓄積されて黒ずみの原因に。これらの汚れは雑巾で水拭きしただけではなかなか落ちません。こんな時は中性洗剤を水に薄めて使います。
バケツに水を入れて中性洗剤を溶かしましょう。目安は水2リットルに対して中性洗剤小さじ1の割合です。雑巾に染み込ませて拭きます。拭き終わったら洗剤が残らないように水拭きをし、最後に乾拭きをして床を乾かします。
キッチン周りなどで見られるベタッとして盛り上がっているような油汚れには、ヘラや有効期限切れのクレジットカードなど、プラスチック製のカードを使います。汚れを少しずつ削り落として洗剤のついた雑巾で拭くと落ちやすいです。削り落とすときに力を入れすぎると、床を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
油汚れというとお掃除好きの方は「重曹」を思い浮かべるかもしれません。ただこの重曹、弱アルカリ性のためオイルやワックスの塗装が剝がれてしまう危険性があります。大事なフローリングを守るためにも、使用前にあらかじめメーカーや施工業者に確認しましょう。もしくは目立たない場所で試してから使用するようにしてください。
7. スペシャルケア ワックスがけ
フローリングをきれいに長持ちさせるために欠かせないメンテナンスのひとつが、ワックスがけ。ワックスが薄い膜を作るのでフローリングの保護、傷や汚れをつきにくくする効果があります。
さらに、光沢が出るのでピカピカのフローリングに光が反射して部屋が明るくなります。ただこの光沢が苦手な方も。自然な木の風合いが好きな方には光沢を抑えたタイプもあります。またキッチンや水回りに適した防水タイプ、ペットの爪による傷がつきにくいタイプ、自然素材から作られているタイプなど好みや用途に合わせて選べます。
初めてワックスをかける場合、まずはフローリングの床材を確かめておきましょう。さらにワックス塗装、ウレタン塗装、オイル塗装といった施されている塗装の種類をチェックするのもお忘れなく。これによっても全く対応が違ってきます。
というのも、きれいにしようと思ったのにかえってくすんでしまったり白くなってしまったりと素人では手に負えない事態になりかねません。そもそもワックスを塗ってはいけない、または塗る必要のないフローリング(ノンワックスフローリング)の可能性も。
家の中でも広い範囲を占める場所で、簡単に張り替えもできません。わからない場合は水拭きのときと同じようにメーカーや施工業者に問い合わせすると安心です。また、推奨されているワックスがあるかどうかや、ワックスの使い方もチェックしておくこともおすすめします。
ワックスがけが可能(必要)なフローリングの場合、穏やかな晴れの日に行いましょう。雨で湿度が高いときや室温が低いときはワックスが白化する恐れがあり、気温が高すぎる夏は、ワックスがすぐに乾いてしまいムラになりやすいのです。
さらに、汚れが残っているとその汚れまでワックスでコーティングしてしまうので、きれいに掃除した後にワックスをかけることをお忘れなく。ワックスは塗ったら終わりではありません。使用しているうちにワックスが剥がれ効果が薄れてきます。使用するワックスの種類にもよりますが、一般的には半年~1年のサイクルで再塗装をしましょう。
まとめ
フローリングの掃除に限ったことではないですが、汚れを溜めるとその分あとの掃除がさらに大変です。時間も労力もかかります。フローリングの掃除は面積も広く、忙しいときは特に大変だと感じます。
拭き掃除までを毎日きっちり行うには精神的にも身体的にも難しいですが、まずはフローリングワイパー(モップ)だけでも毎日の習慣にしたいもの。ほこりや汚れを溜めずきれいな状態を保つためには、やはり毎日のこまめな掃除が大切です。
いつも過ごす場所だからこそ、常に美しい床を心がけていきたいですね。
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