家族構成別、洗濯機のオススメを調査!今ドキ主婦の注目ポイントはどこ?

洗濯機は、実は使用頻度も負荷も高いわりに、他の家電に比べると買い替えのサイクルが遅い家電です。購入する際は徹底的に吟味し、自分のライフスタイルに合う良い商品を選びたいもの。そこで今回は、主婦の方々に洗濯機を購入する際に注目すべきポイントを聞きました。実体験に裏打ちされたこだわりポイントは必読です!

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洗濯機。数ある家電の中で、ここまで「縁の下の力もち」という言葉がふさわしい家電がほかにあるでしょうか。

大きさで言えば、冷蔵庫の次に体積のある家電ですが、冷蔵庫ほど前面に出てくるわけでもなく、洗面所の横にひっそりと身を置きながら日々の家族の汚れを「ゴウンゴウン」と音を立てて健気に落としている様子は、なんとも涙ぐましいものがあります。

そんな、表舞台に立たずに裏方としての役割に徹している洗濯機について、主婦の皆さんがどのように思っているのか、50人の方にアンケートを実施しました。その結果から紐解いてわかった洗濯機を買う上で外してはいけないポイントとは?

■目次
1.「買い替えの時期どうしてますか?」の主婦の回答が全員一致しすぎて納得
2.最新型の洗濯機には高機能がたくさん!主婦が欲しがるポイントとは?
3.家族構成別、オススメの洗濯機の選び方

1.「買い替えの時期どうしてますか?」の主婦の回答が全員一致しすぎて納得

■「壊れそうだなと薄々感じていても、まだ使えそうと思い、結局はいつも壊れてから買い替えています。」(50代 世帯年収1000万円以上)

■「まだ使えるならば壊れるまで使い続けたいと思っています。捨てるのも大変ですし。」(40代 世帯年収800~1000万円)

■「簡単に買えるものでないし、処分も面倒だから、壊れてから買い換えます。」(20代 世帯年収200~400万円)

50人中50人が「壊れたら買う」との回答。アンケート対象になった方々の世帯年収は200万~1000万以上と幅広いですが、その所得の多い少ないに関わらずすべての方が同じ回答だったことからも、洗濯機と人の関係性を見てとることができます。

内閣府が発表した「消費者動向」を見ても、冷蔵庫やテレビと比べると「今よりも機能の良いものが出たから買い換える」とする割合が低いのがわかります。

またその買い替え期間を見ても、ここ20年間で8〜9年間とほぼ固定されています。一般的な洗濯機の使用回数が3000回前後といわれていますので、1日1回365日×8〜9年でちょうどそれぐらいになります。全国レベルで「壊れるまで使っている」という事実が統計数字を見てもよくわかります。

市場にどんな魅力的な製品が発売されても、いっさい目を奪われることなく使い続ける、浮気されない家電、それが洗濯機ということなのでしょう。裏を返せば「買うときの判断」がとても大事だということですね。

とはいえ、いつかお別れはくるもの。そんなときにほかにどんな洗濯機があるのか、知っておくことは悪いことではありません。それでは、最近の洗濯機にはどのような機能があるのでしょうか?そして主婦の皆さんが注目するポイントはどこにあるのでしょうか?

2.最新型の洗濯機には高機能がたくさん!主婦が欲しがるポイントとは?

■エコシステム(省エネ)で運用コストを下げよう

■「省エネ機能が高いとやっぱり嬉しい。今の洗濯機とどれくらい違うのか気になる。」(30代 世帯年収400~600万円)

■「水道代の節約をしたいので、水が少なくて済むエコシステム型の洗濯機に興味がある。電気代もかからないとさらに嬉しい。」(30代 世帯年収600~699万円)

■「洗剤や柔軟剤などの使用で、洗濯物の仕上がりは自分の好みにできると思っています。だから洗濯機自体には、使用水量や使用電力などを気にしながら選んでいます。」(50代 世帯年収不明)

家電を使用するうえで気になるのは毎月のランニングコスト。これも世帯年収に関わらず関心のあるテーマのようです。実際に旧型と最新型で電気代や水道代にどのくらいの違いが出るのでしょうか?消費電力の差が出るのは、主に乾燥機能を使うときに顕著に出るようです。

Panasonicのホームページを見ると、2011年モデルと2005年モデルを見るだけでも、乾燥機能を使用する場合は、消費電力量が600(Wh)と1840(Wh)の違いがあります。年間の電気料金に換算すると、5,616円と17,222円の違いにもなります(*1)。これは大きいですよね。

洗濯の機能としては、旧型も新型もそこまで電気代の節約にはならないようです。ただし洗濯も乾燥も行う人なら、ドラム型と縦型では電気代と水道代を合わせると年間で18,000円も違う(*2)ので、どの相棒を我が家におくのか?は家計にも大きな影響力を持っているようです。

(*1)東京電力の1kWhあたり26円という基準で試算。電気料金は契約している企業により異なります。
(*2)「各メーカーのドラム式と縦型洗濯機の電気代と水道代を比較してみた」より

■洗濯槽洗浄機能で毎日の洗濯も安心

■「洗濯槽には目に見えない菌や汚れがたくさん付いていると聞きますが、なかなか洗濯機自体の掃除が行き届かないので、洗濯槽洗浄機能がついていると便利だと思います。」(40代 3人家族)

■「洗濯槽が汚れていてはせっかくきれいに洗っても意味がないので洗濯槽の洗浄機能は嬉しい。」(30代 4人家族)

■「赤ちゃん用洗剤を使用していると、石鹸成分が入っているからか洗濯槽カビが頻繁に発生してしまいます。1ヶ月に一度洗濯槽クリーナーを使用してキレイにしていますが、かなりの時間と手間がかかって大変です。日常の洗濯物を洗いながら槽洗浄もしてくれる洗濯機があると聞いて気になっています。」(20代 3人家族)

洗濯機の中は湿気がこもりやすいため、カビの温床になります。洗濯機にカビがついていると、洗濯物にもその汚れやニオイが付いてしまいます。それによって「洗ったのに臭う」という現象が起きやすくなってしまいます。

洗濯槽の掃除をやってみるとごっそりカビが出るので、やったほうがいいのはわかっていても、少し手間がかかるので面倒くさい家事のひとつとなっているようです。どのタイミングでやるのかもいまいちわからないので、自動でやってくれるならこんなに嬉しいことはないですよね。

■消臭除菌コースは男性が多い家庭には必須?

■「花粉の季節や梅雨に季節は部屋干しをします。ニオイや雑菌の繁殖が気になるので、消臭除菌コースがあれば良いと思います。」(50代 3人家族)

■「男子がふたりいるので、消臭除菌はデフォルトで必要!」(50代 4人家族)

■「主人が工場勤務のため、毎日仕事着が汚くなるので消臭効果があるものは魅力的」(20代 3人家族)

■「やはりいつも清潔な衣服を着たいし、消臭は大切だと思うから。」(50代 3人家族)

汗はくさいもの!特に女性からすると、男性の汗のニオイは気になります。となると、清潔感を保つには、消臭除菌機能は欲しいですよね。梅雨時期は部屋干ししたときのニオイも気になるところです。

消臭と除菌のメカニズムは、オゾンを発生させたり、ナノチタンフィルターを使用したり、ナノイーを用いたりと各社それぞれです。上記の洗濯槽自動洗浄の機能と合わせれば鬼に金棒ですね。

■自動アイロン機能で毎日の洗濯を楽チンに

■「ワイシャツやおしゃれ着など洗ったと同時にシワがあまりなければ、干すときの手間も省けて、とてもストレスが減りそうです。」(30代 子供あり 共働き)

■「本当にそんな機能があったらとても助かります。綿のシャツを良く洗うので。」(40代 二人暮らし 専業主婦)

ごもっともです。少しでもシワを伸ばすために干す前に「パンパン」と伸ばすのも手間ですし、アイロンを取り出して「シュコー」とやるのも面倒くさいし......その時間が省けるのであれば、主婦には非常にありがたい機能です。

もしかしたらこの記事を読んで「え、そんな機能が洗濯機にはあるの?」と思われた方もいるかもしれません。湿度を管理しながら高速風でシワを吹き飛ばすような機能がついた洗濯機も出てきているのです。

この機能があれば、朝のバタバタな時間に旦那さんから「シャツのシワをなんとかしてくれ」と言われたときに、「自分でやって!!」と怒らずにすみますね。これはメンタルを穏やかに保つためにも地味に優秀な機能です!

■高級洗濯機にはこんな機能もついてる!

アンケート結果によると、洗濯機の購入希望価格は、50人中「10万円以下」が33人、「15万円以下」が7人、「5万円以下」が6人、「20万円まで」が3人、「20万円以上」が1人となりました。

ところで、世の中にある洗濯機って一体どのくらいまでの値段のものがあるのでしょうか。調べてみたところ42万円という洗濯機がありました!普通の洗濯機のおよそ4台分の値段。一体どんな機能があるのか、調べてみるとその充実ぶりに驚かされるばかりでした。

まず、洗濯コースが30種類以上。衣類の素材に合わせて、ドラムの回転数や水位・洗濯リズムも自動で調整できるようです。それに加えて枕やカーテンまでも洗えるモードも搭載。もはやクリーニング屋さんが開業できるレベルですね。

ほかにも洗濯機と乾燥機が別々になっており、上下と横並びに自由に組み合わせることができ、スチームでのシワ伸ばし機能もついて50万円もするツワモノも存在するようです。ここまでくるとあこがれの域ですね。普通の洗濯機と洗い上がりがどれくらい違うのか、比較してみたいものです。

3.家族構成別、オススメの洗濯機の選び方

■「子どもがいて4人家族のときはとにかく大きめのものを買っていた。今はふたりなのでもう少し小さくてもよいと思っている。」(60代 二人暮らし)

■「子どもがこれからどんどん大きくなって洗濯物も増えてくるため、今より容量の大きなものにしたいです。」(40代 夫婦・子供2人)

■「もちろん安いものが良いですが、それなりの容量、メジャーなメーカー、やっぱり乾燥も使いたい、朝方使うことが多いので、静かなものが良いです。」(40代 二人暮らし)

■「値段はもちろんのこと。全自動で容量はある程度あるもので6~7kgのもの。ドラム式が欲しいが洗濯機置き場が狭いことと小さい子どもの安全性を考えてタテ型のもの。」(30代 夫婦・子供2人)

■「転勤族なので、これから先も使っていくことを考えると、静かでコンパクトなドラム式で乾燥機機能がついているほうがいい。」(30代 夫婦・子供1人)

やはり、皆さんが購入する際に気にされるポイントは「容量」と「値段」ですね。縦型かドラム型かは、二の次という印象です。そして見落としがちなポイントが「音の静かさ」。「容量」は22人、「値段」は23人、「型」は13人、「音」は11人が購入のポイントに挙げました。

まず容量についてですが、これはおよそ人数×1.5kgは必要だと言われています。そこにシーツなどの大きなものを入れるとなると、+1.0kgを見積もっておくとよいようです。

次に値段。これはお配布との相談なのでなんともいえないところですね。考え方としては、10年近く買うことを考えると、20万円くらいの商品であっても「20万円÷1年365日×10=1日あたり約54円」程度。

毎日の100円のお菓子を我慢するだけでもお釣りがくることを考えれば、それと充実した洗濯機能のどちらが欲しいか、という考え方で選ぶのもひとつの手です。

そして、縦型がいいのか、ドラム式がいいのか、についてですが、これはご存知の方も多いでしょう。縦型洗濯機は、洗濯板でやっていた“こすり洗い”を自動化したものです。衣類をこすり合わせ、大量の水と洗剤で洗うために汚れがしっかり落ちます。

一方ドラム式の洗濯機は、ドラムの回転によって上から下へ叩くようにして洗います。衣類への負担も少なく、少ない水量でできるために、コストもかかりにくいという利点があります。

最近はどちらの洗濯機も洗浄力に大きな差はありません。水道代を節約するならドラム式、もし乾燥機能を使うならヒートポンプ式の乾燥のほうが、ヒーター式よりも電気代がお得です。機能面の充実度を求めるならドラム式、最低限の機能でできるだけ安く、というコスパを求めるなら縦型洗濯機が良さそうです。

音に関しては、「家族に洗濯機の音が気になる人間がいる」、「下の階の部屋に迷惑がかからないように」などの意見に見られるように、住宅環境(一軒家かアパート・マンションか)や家族の趣向にもよるので、一概には言えないですが、購入の際には考慮に入れておきたいところですね。

まとめ

以上、いろんな家庭の洗濯機にまつわる「本音」を見てきましたが、アンケートを見る限り、「アレコレ機能が充実しているよりも、たくさん洗濯物を入れられて、汚れがしっかり落ちて、ニオイがしないもの。で安いもの!(これ重要)」を全国の主婦たちは求めていることがわかりました。

これから新しく洗濯機の購入を考えている方は「容量」「洗浄力」「ニオイ」「値段とランニングコスト」の4つの軸でそれぞれのバランスを見ながら購入されると、後悔しない洗濯機選びができるでしょう。

繰り返しになりますが、洗濯機は一度購入したら、10年の単位でお付き合いを続ける家電です。長く付き合うためにも、そして「家族の縁の下の力もち」という役割からも、機能の多様さよりも、必要最低限の機能がどれだけ充実しているかで判断したほうが、後悔しないお買い物ができそうですね!!


アンケート期間:2017年2月15〜16日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、公務員の方
アンケート総数:50

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