スッキリ＆カワイイ！“ちょこっと”で効果大の空間アクセントづくり　ログハウス by キノハス

木づくりの空間にはホワイトを少しだけプラス

3人の子どもの面倒を見ながら家事ができるアイランドキッチンは、LDKのシンボル的存在。キッチン本体の外側はパイン材を張って仕上げ、内装の色合いと一体感を出しています。さらに平坦になりすぎないよう、レンジフードやカップボード、家電など、ところどころにホワイトを効かせました。

収納力のあるパントリーやカップボードを作り、こまごましたものを見せないようにしているのもすっきり見せるポイントです。アーチのある出入口もかわいいですね。

シンプルな空間は差し色でアクセントをつくる

ダイニングの壁にはご主人お手製の飾り棚があり、奥さまがコレクションしているマリメッコのマグカップなど、北欧のカラフルなアイテムを飾って楽しんでいます。シンプルな壁面に赤やグリーンが映えて、パッと目を引く場所になっています。

差し色は効果的に使うと、ほんの少しでも空間全体が華やかになります。ビビッドな色は目立つので小物でOK。ぜひまねしたいテクニックです。

小さくても存在感たっぷりのかわいい照明

キッチンには陶器の傘がかわいい、ペンダントライトを吊り下げました。レース風のデザインと丸くてぽってりしたフォルムが何ともいえず愛らしい一品で、光を透かして模様が浮かび上がるのがとっても素敵！　色はキッチンに合わせてホワイトをチョイスしました。

小物は１カ所に集めてディスプレイ

キッチン脇の家事スペースは、こちらもご主人がDIYで製作し、奥さまが雑貨やドライフラワーを飾ってかわいい＆機能的なコーナーになっています。机は壁づけで折りたたみ可能。コーナーには棚を作りました。ナチュラルな色合いでまとめることで小物がたくさんあっても空間にマッチしているのがグッドです！

デッドスペースになりがちなコーナーも、こんな飾り棚があると素敵に演出できますよね。

使わないときも絵になる！　ストーブまわりのコーディネート

リビングは吹き抜けで、天窓や2方向から差し込む光で開放感も抜群。オンシーズンの薪ストーブは料理にも大活躍で、「サツマイモやタマネギを丸ごとホイルに包み、熾火になったところに入れておくと、ほっくり仕上がっておいしいですよ」と奥さま。子どもたちにも大人気のおかずになります。

また、シーズンオフでも、火かき棒やポットといった小物のセッティングがあると、見て楽しめるインテリアになります。

小ぶりなパーツを活用して空間を広々見せる

水まわりは小さめなパーツを使い、空間を広く感じさせる演出効果を出しています。

洗面所は小さな鏡にすることで、周囲に余白が生まれました。カゴ収納はナチュラルな雰囲気があり、ものがたくさん入るので重宝します。

トイレは省スペースで済むタンクレスにし、その分カウンターや小さな手洗いを設置。壁にブルー系のアクセントカラーを取り入れたさわやかさも好印象です。

子ども部屋はイケアのアイテムでガーリーに♪

娘さんの個室は小屋裏に設けました。ラタンの照明やレースなど、軽やかな素材づかいはふんわりした印象を作るのに効果的で、ピンクのベッドカバーもとってもキュート！

絵本から抜け出たようなかわいい三角屋根のおうち

中川さんのお宅は、外観も絵本に出てきそうなかわいらしさ。木の板を組み合わせてパネルに仕立てた「パネルログ」を壁の仕上げ材に使った木造住宅です。

ダイニングから出られる広いウッドデッキは、緑に塗った窓枠や扉がアクセントになっていて、とってもさわやか。ふたり乗りのブランコは子どもたちの遊び場としてはもちろん、午後は木陰ができるので、ベンチ代わりにしてゆっくりくつろいで読書やお茶もできちゃいます。

ナチュラルで木のぬくもりいっぱいの中川さんのお宅はいかがでしたか。ポイントを絞った「ちょこっとプラス」で、家の中をすっきりさせつつ“かわいい”を形にできるテクニックは手軽に実践できそうなものばかり。ぜひ参考にしてみてください。

雑誌『キノハス』に中川さんの記事が載っています。