「キッチンでできる再生栽培」の基礎

再生栽培は、キッチンなどでも手軽にはじめられる栽培方法です。家庭で一度使った野菜から、美味しい野菜を育てられます。必要なものをしっかり確認して、楽しく始めましょう。

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再生栽培は、キッチンなどでも手軽にはじめられる栽培方法です。家庭で一度使った野菜から、美味しい野菜を育てられます。必要なものをしっかり確認して、楽しく始めましょう。

再生栽培とは?

植物は、再生能力がとても高く、一部が残っていれば再生することができます。近年耳にする「再生栽培」は、植物の再生能力を活かした栽培方法です。
そもそも再生栽培とは何か、どんな栽培方法か考えてみましょう。

再生栽培とは「リボーンベジタブル」とも呼ばれ、野菜のヘタやタネから植物を育てる方法です。
野菜は再生能力が高いため、野菜の一部を切り取って水や土にさしておくだけで、発根したり、発芽したりすることができます。少しのスペースで野菜を育てられるのが大きな魅力です。
また、一度だけでなく何回も収穫できるものもあり、欲しいときに欲しい分だけ食べられるのも魅力のひとつとなっています。

難易度が低めな再生栽培ですが、とくに初心者におすすめの野菜は、生命力の強いハーブ類です。中でも、ミントはとくに生命力が強いため、簡単に育てることができます。
また、豆苗も手間がかからないので良いでしょう。その他にも、コマツナやネギなどの葉を食べる野菜、ニンジンやダイコンなど、ヘタが残る野菜、根がついている野菜は再生しやすい野菜になっています。

再生栽培のメリット

再生栽培をはじめるのは難しいことではありません。
ここでは、再生栽培の魅力、メリットを大きく4つに分けて、紹介します。

メリット1 お財布に優しい

野菜は季節によって、価格が大きく変動します。再生栽培は、食べた野菜を再利用して栽培するため、高い野菜を買わなくても野菜を食べることができ、節約につながります。また、複数回野菜を収穫できるのも、大きな魅力のひとつです

メリット2 栄養が豊富

栄養分が気になる方もいらっしゃると思います。しかし、再生栽培で育てる部分の多くは、基本的に実ではなく、茎と葉の部分です。野菜の葉は、普段食べている実や根の部分より、栄養が豊富であるため、手軽に栄養をたくさん摂取することができます。

メリット3 ものによっては簡単

再生栽培は、根やヘタの部分などを水につけておくだけで成長する野菜が多く、初心者の方でも気軽にはじめることができます。とくに豆苗やニンジンは水につけておくだけで放置していても成長するため、再生栽培できる植物の中でも簡単に生育することができます。

メリット4 手軽にはじめられる

再生栽培は必要な道具が少なく、いつでもはじめられるのも大きな魅力です。
水耕栽培で育てられる野菜も多く、基本的に必要な道具は野菜を入れる容器、野菜のヘタやタネ、水のみ。この3つが揃えば、すぐに野菜を育てることができるため、思い立ったときにすぐはじめられます。

栽培に必要なものを揃える

1 再生野菜

再生栽培は、水耕栽培と土耕栽培の2パターンありますが、育てる方法によって、必要な道具も変わってきます。
再生栽培に必要な道具を確認しましょう。

2 容器

水耕用の容器
タッパーは水耕栽培用の容器として代表的なもののひとつです。タッパー以外にもインテリアとしておしゃれに水耕栽培を楽しみたい場合はビンや石けん置きを使用してもいいでしょう。

土植え用の容器
土に植えて育てる再生野菜を栽培する場合には、プランターが必要になってきます。野菜の大きさによって適切な深さや大きさのプランターを選びましょう。

3 用土

水耕用の用土
水耕栽培には、専用の用土があります。保水性に優れ、多孔質で通気性がいい用土を選びます。水の与えすぎによる根腐れを防ぎます。

室内用に改良された人工用土。観葉植物などのインテリアにも向いています。土植え用の用土
野菜をより大きくたくさん育てたいときは、水耕から土植えに移行します。しっかり育成する場合には、根をしっかり生長させる土が欠かせません。その野菜にあった器、土を選ぶようにしましょう。

土の王様「ケイ酸塩白土」
ケイ酸塩白土は、その有能さから「土の王様」とも言われる、日本で唯一秋田県でのみ採取される粘土です。植物の葉や茎がしっかり育つために必要な「ケイ酸」や「ミネラル」を多く含んでいます。
また、植物の成長に必要な栄養の効きを上げる効果と、栄養の効きすぎを防ぐ効果もあります。さらに、イオン交換を行うという性質があるため、水質を保ち水が腐りにくくなるので、水耕栽培にも向いています。

「ケイ酸塩白土」

再生野菜の選び方

再生野菜を選ぶときにどんな野菜を使うべきなのか、悩む方も多いかもしれません。ここでは再生野菜を選ぶ際に重要な4つのポイントを紹介します。

ポイント1 季節

スーパーなどの店頭には旬の野菜が多く並びます。旬の野菜はその時期に必要な栄養価がとても高いため、根やヘタなどに残った栄養で育つ再生野菜に適しています。比較的育てやすくなっているため、季節にあった再生野菜を選びましょう。また、野菜からタネを採取して、育てる場合は、実を収穫する時期を逆算してタネまきをしても良いでしょう。

ポイント2 手間

自分の忙しさや野菜を育てた経験に合わせて育てる野菜を変えましょう。多忙であまり野菜にかける時間がない場合は、水だけで栽培できる野菜を選ぶと良いでしょう。また、初めて野菜を育てる方にも、あまり手間のかからない野菜がおすすめです。とくに豆苗やミツバは再生スピードが早く、何度か収穫することができます。

ポイント3 使い道

再生野菜の使い道には、育った野菜を料理して食べて楽しむ方法と、観賞用として楽しむ方法があります。また、ダイコンやニンジンなど普段食べている根ではなく、葉の部分を育てる野菜もあります。再生野菜を育てる目的、育てたあと、料理や鑑賞など、何を楽しむかによって、育てる野菜を選ぶと良いでしょう。

ポイント4 使う頻度

料理で使用する頻度が多いものの、一度に使用する量は少ない野菜を栽培してみても良いでしょう。スーパーなど店での購入頻度が減るため、節約につながります。また、風味づけに使用されるローズマリーやトウガラシなど、店で購入すると値が張る野菜や、少量しか使わない野菜などを再生栽培で育ててみるのも良いでしょう。

野菜を買うときのポイント

再生栽培は、使用する野菜の状態も重要です。
スーパーなどの店で野菜を購入する際のポイントを紹介します。

ポイント1 根を使うもの

ミツバやネギのように根から栽培をする場合は、販売されている野菜の根がカットされていないか、確認しましょう。また、葉の色が濃い緑でみずみずしく、鮮度の高いものを選ぶようにしましょう。
例)ミツバ、ネギ

ポイント2 ヘタを使うもの

ニンジンのようにヘタを使う場合、葉や茎が少し残っているものを選びましょう。また、ヘタが乾燥してしまうと、うまく成長しないため、乾燥しておらず、鮮度の高いものを選びましょう。
例)ニンジン

ポイント3 タネを使うもの

アボカドのようにタネを使う際には、実が完熟しているものを使用しましょう。実が熟しているものではないとタネまで栄養が行き渡っていないためです。また、タネを取り出す際、包丁でタネを傷つけないように気をつけましょう。
例)アボカド

再生栽培についてもっと見たい方におすすめ!

「キッチンからはじめる 再生栽培」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの再生栽培に関する情報やレシピをわかりやすく丁寧に紹介しております。

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