
押入れをクローゼットにリフォームするときの費用とポイント
押入れを使いやすいクローゼットにリフォームしたい、と考えたことがある方は、少なくないはず。押入れが収納しにくくて困っている、和室を使わなくなった、というような理由から、押入れのリフォームについて相談される方は増えています。押入れをクローゼットにリフォームする方法とその費用、注意点について解説いたします。
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押入れをクローゼットにリフォームする人は多い?
「押入れをクローゼットにリフォームしたい」と考える方は、実は数多くいます。
・押入れが使いづらいため物置状態になっている
・何を収納したか思い出せない
・押入れが傷んできたため使えない
・和室そのものを使わなくなった
といった悩みから、押入れを思い切って使いやすいクローゼットにリフォームする方が増えているのです。
そもそも押入れが使いにくい理由は、押入れに奥行きがありすぎることにあります。
押入れの一般的なサイズ
一間幅の押入れのサイズは、間口が165~180cmで、平均170cm前後です。
高さは上段が90~100cm、下段は65~75cm(平均70cm)。
そして、奥行きは通常80~90cmで設置されています。
80cm以上の奥行きがあると、布団をしまうにはちょうど良いですが、布団以外の物を収納するには不便です。
実際、押入れの手前にある物ばかりを頻繁に使い、奥のほうに片付けている物は出し入れしにくいため使っていない、という方は多いようです。
押入れをクローゼットにリフォームする際は、この奥行きの深さを活用して施工すると良いでしょう。
押入れをクローゼットにするときのリフォーム例
では、押入れをクローゼットに変更するときの、よくあるリフォーム内容をチェックしてみましょう。
一般的なクローゼットへリフォーム
最も多いのは、一般的なクローゼットへのリフォームです。
ふすまを扉に交換し、中の棚を撤去して、洋服用ハンガーパイプを取り付ける工事です。
好きな位置に、棚を追加で設置することもできます。
造り付け家具でスライド式収納
奥行きの深さをそのまま無駄なく活用するためには、造り付けのスライド式の家具をつける方法がおすすめです。
衣類や本など、クローゼットに収容したい物に合わせて、リフォーム会社にオリジナル収納家具を作ってもらいましょう。
裏面からも取り出せる2重構造
押入れの背面の壁が、廊下や他の部屋に面している場合は、両面から出し入れできるクローゼットを実現できる可能性があります。
前からも後ろからも開閉できるタイプにしても良いですし、間に壁を1枚設置して、2つのクローゼットに分けるのも良いでしょう。
60cmと30cm、45cmと45cm、など使いやすいプランを考えてみてくださいね。
拡張してウォークインクローゼットに
既存の押入れのサイズをさらに拡張して、ウォークインクローゼットを作る方も増えています。
和室自体を使わなくなったので部屋ごと撤去したい、という方に人気のリフォームです。
壁の解体など大規模な工事が必要になるため、リフォーム会社と予算を相談しながらプラン決めを行いましょう。
簡易なクローゼットへのリフォーム
「ふすま部分はそのままで良いけど、布団を処分してベッドを買ったため、押入れの中の使い勝手を良くしたい」という方には、簡易なクローゼットにリフォームする方法が最適です。
シンプルに、布団用の中棚を撤去して、ハンガーパイプを取り付けるだけの工事です。
押入れをクローゼットにするときのリフォーム費用
押入れをクローゼットにリフォームする際の費用は、8~20万円程度かかることが多いです。
工事費の具体的な内訳としては、以下の通りです。
増設したい棚の数や、扉の素材・種類、壁紙を貼りたい場合にはクロスのグレードによって、合計費用が変動します。
リーズナブルな価格で押入れの使いやすさを改善したい場合には、ふすまを残す簡易なクローゼットにリフォームすると良いでしょう。
この場合の施工費は、2万5千~10万円位でおさまります。
また、ウォークインクローゼットにしたい、造り付け家具にしたい、という凝ったリフォーム内容のときには、20~50万円位は必要になるかもしれません。
なお、天袋との境目が敷居だけになっている押入れよりも、鴨居になっている場合の撤去工事のほうが手間がかかるため、高額になりやすいので注意しましょう。
押入れをクローゼットにリフォームするときの注意点
最後に、押入れをリフォームする際の注意点についてご紹介しておきましょう。
床の構造に注意
押入れの床は、部屋の床と異なり、下地がきちんと組まれておらず、薄いベニヤ板のみ張ってあるケースが多いです。
布団の収納時には問題がなかった床も、クローゼットとして使い始めたとき、床が収納物の重量に耐えられなくなってしまうかもしれません。
このため、床の補強工事が必要な場合があります。
床の強度や、補強する際に発生する費用について、施工業者によく確認しておきましょう。
断熱材で結露防止対策を
カビ・結露が原因で押入れが傷んでいた場合には、断熱材を用いて、結露防止の対策工事も行っておきましょう。
戸建て住宅であれば、撤去工事の際に床下にシロアリ被害などがないかも念のため見てもらうことをおすすめします。
特に北側にある押入れは結露が発生しやすいので、リフォーム時に必ず対処してくださいね。
収納は、少しでも使いやすいスペースにできるよう、充分に工夫しておきたいところです。
予算にもデザインにも納得できるリフォームをするためには、複数のリフォーム会社に見積もり依頼をして、どの業者が最もご希望に合ったプランを提案できるか比較してみることも大切です。
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