
家を建てる。 茅葺をめくる露地と庭と
茶室へのアプローチとして
京都の露地のような
凛とした緊張感のある
風景を創っていきました。
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茅葺の家を事務所としている
工務店さんから
茅葺の事務所と
隣接する代表の
御自宅との間の庭を
デザインしてほしいとの
依頼を受けました。
確かに
ただ広いだけの庭を挟んで
御自宅と事務所の間に
何のストーリーも
関係性も感じられない
状態になっていました。
茅葺の事務所の庭側には
にじり口の茶室があります。
お茶会を催したりすることもあり
庭へ訪問者が誘導されることも多く
そうした時
御自宅からは
南側の庭でもあることから
プライバシーが守れず
お互いに気を使うことに
なってしまっています。
まずしなければならないことは
事務所側から
御自宅側から
それぞれの庭として
成立させること。
その境界は
土を盛り、谷をつくり
板石を立て
自然形の樹木を配置し
有機的に分断します。
事務所側からは
茶室へのアプローチとして
京都の露地のような
凛とした緊張感のある
風景を創っていきました。
それに対し
御自宅側からは
茅葺の屋根を背景にした
牧歌的でなつかしい
自然な風景を目指しました。
相対する
ふたつの要素を
コインの裏と表のように
同時に成立させています。
「ハレとケ」という言葉があります。
ハレとは
晴れの舞台などといわれるように
「非日常的」を指し
ケとは
普段の生活である「日常」を表しています。
この庭づくりでは
この「ハレとケ」を創ることが
テーマになった訳です。
もちろん
ブレインの造園屋さんである
松匠さんと共に
デザインするだけでなく
私もいっしょに
現場で造っていきました。
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