2歳児の男の子のイヤイヤ期の<4つのパターン>と<対処法>
イヤイヤ期の男の子の子育てって大変ですよね。2歳児の『男の子』のイヤイヤは、『女の子』に比べて、どうしても激しくなってしまう傾向が。その理由は、身体のつくりや脳の働きに、男女差があるからだそうです。そのことを踏まえた上で、今回は、『男の子』のイヤイヤを4つのパターンに分類し、その対処法(対応方法)をご紹介します。
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そもそもイヤイヤ期とは何か
2歳児は、脳の中にある欲求をコントロールする分野(前頭前野)がまだ未発達で、思い通りにならないことが起こると(つまり、欲求不満状態ですね)、そのことがストレスになってしまうのです。
イヤイヤするのは、そのストレスを発散させるため。つまり、イヤイヤ期は自分の気持ちや行動をコントロールできるようになるために、子どもにとってはとっても重要なプロセスなのです。
まずは2歳児のイヤイヤ期について十分に理解しておくことが大事です。しっかり理解できてさえいれば、ママの方にも気持ちに余裕が生まれますし、イヤイヤが始まっても感情的にならずに冷静に対処することができるはずです。
【イヤイヤ期パターン1】 欲求不満
例えば、おもちゃやお菓子など「欲しいもの手に入らない」場合や、「まだ公園で遊びたい」「まだ寝たくない」場合などなど・・・。手に入るまでイヤイヤしてその場を離れない。手に入るまで大泣きする。などが典型的なケースです。このほかにも、自分の要求が通らないケースは、すべてこのパターンに当てはまります。2歳児の男の子のイヤイヤの大半が、このパターンといっても過言ではないくらいです。
「欲求不満」への対処法
「ダメでしょ!」「やめなさい!」など頭ごなしに怒ってばかりいると、「自己主張はしてはいけないこと」「否定された」という思いが続いてしまいます。
まずは鉄則として、一度お子様の気持ちを受け止めて、「欲しかったよね」「イヤだよねー」と、子どものイヤイヤや気持ちに共感してあげましょう。
代案を示してあげたり、複数の選択肢を提案して、子どもに選んでもらったり、気持ちが切り替わるように試してみてください。
子どもの行動を予測して、事前に約束をしておくことも忘れずに。
【イヤイヤ期パターン2】自立心の芽生え
2歳児の男の子は、それまでと比べ、心も体もぐんと成長します。自立心が芽生え、好奇心も冒険心も手伝って、なんでも自分でやってみないと気のすまないお年頃。なので、ありとあらゆるシーンで、いくらダメといわれても、やらせてもらうまでイヤイヤを連発します。
「自立心が芽生える時期」の対処法
よほど危険なことではない限りは、実際やらせてみること。本人が思うようにできれば、あっさり解決することが多いです。
何でも「ダメ!」と言うと、何が良くて何がダメなのか子どもは判断できなくなります。「人に迷惑をかけることや、危険なことのみ」など、家庭で「ダメ!」の方針を決めると良いでしょう。
【イヤイヤ期パターン3】ママのリアクションが面白い
例えば、「なかなかおむつを替えさせてくれない」「わざということをきかない」などがこのパターン。イヤイヤした際のママのリアクションが面白くて、ちょっとしたいたずら心からそうしてしまう場合も少なくないようです。
「いたずら心」への対処法
このパターンの対処法は、ママの方が大人な対処をすることです。忙しい時にこれが発生すると、つい怒ってしまうという方もいると思いますが、それは多くの場合、逆効果です。ママとのやりとりを楽しんでいると考えて、ユーモアを交えたリアクションを思いっきり見せてあげましょう。
【イヤイヤ期パターン4】理由なき反抗?
これといって特に理由もないのに、イヤイヤしてしまうパターンです。なんとも理不尽なイヤイヤに、ほとほとママも参ってしまうこともあるのでは?
ただ、これは単にその時の本人の機嫌が悪かったり、眠たかったりという場合が圧倒的に多いのも確かなんです。
「理由なき反抗」への対処法
機嫌がなおるまで、そっとしておきましょう。
ただ、稀に体調がすぐれない場合も考えられるので、その点は注意しておく必要があります。
臨機応変な対応が大事!
2歳児の脳は、まだ発達段階のために、自分の欲求や感情を抑制することがうまくできません。そのため、自分の欲求が満たされない、すなわち、思い通りにならないときに、激しいストレスを感じ、イヤイヤと激しい拒否反応を起こしてしまいます。ある意味、自己防衛本能の一種で、そうやってストレスから自分を守っているわけですね。
あるときは「理解を示し優しく諭す」またあるときは「ビシッと厳しく叱る」またまたあるときは、「思う存分欲求を満たしてあげる」つまり、本人の欲求をうまく見極め、臨機応変に対応しながらイヤイヤ期を乗り切りましょう。
まとめ
出かける前や、親が忙しい時なども、子どものイヤイヤが発生しやすいですよね。親もイライラしたり悪循環に陥りやすいので、なるべく時間に余裕を持って行動することで、心に余裕を持って対応していきましょう。
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