観葉植物にもあるサトイモ!サトイモ科の主な種類と育て方

「サトイモ」と聞いても、観葉植物とは結びつかない人が多いのではないでしょうか。でも、サトイモ科には、ポトスやモンステラなど広く知られている観葉植物が多く含まれています。今回はサトイモ科の観葉植物を、特にデザイン性の高さで有名なアロカシア属に焦点を合わせて、ご紹介したいと思います。

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【目次】
・あれもこれも!こんなにあるサトイモ科の観葉植物
・耐寒性に違いがあるアロカシア属の種類
・耐寒性のあるアロカシア
・耐寒性のないアロカシア
・アロカシアの仲間は明るいところで育てよう
・アロカシアの水やりの注意点は?
・肥料は?
・花が咲くことはある?
・種の取り方
・2年に一度は植え替えをしよう
・アロカシアの増やし方
・根茎が腐ったら?
・アロカシアを育てるにあたって注意すべき点
・まとめ

あれもこれも!こんなにあるサトイモ科の観葉植物

里芋はサトイモ科サトイモ属に分類される多年草です。茎の地下部である塊茎が肥大化したものを食用にしています。サトイモ科にはそのほかたくさんの属があり、定番の観葉植物も多く含まれています。なかでも代表的なものをいくつか見てみましょう。

➢ ポトス
エピプレナム属のつる性植物、ポトスは観葉植物の代名詞ともいえるでしょう。オウゴンカズラという和名からうかがえるように、斑入りの明るい葉色が多くの人に愛でられています。

➢ セローム
フィロデンドロン属の直立性の植物、セロームは切り込みの入った大きな葉がいかにも熱帯の植物らしく、エキゾチックな雰囲気を作ってくれることから、インテリアとして人気があります。

➢ ヒメカズラ
同じくフィロデンドロン属に含まれるフィロデンドロン・オキシカルディウムは、ヒメカズラの和名を持ち、光沢のあるハート形の葉が人気でハンギングバスケットによく使われます。

➢ アンスリウム
明治時代中期に日本にもたらされたアンスリウムは、光沢のある色鮮やかな花が好まれています。オオベニウチワと呼ばれるアンスリウム・アンドレアヌムやベニウチワと呼ばれるアンスリウム・シェルツェラヌムなどがよく育てられています。

➢ モンステラ
モンステラ・デリシオサに代表されるモンステラ属は30種類ほどあります。1960年代に観葉植物として人気が出てきました。ラテン語の「モンストラム」(怪物という意味)から名前がつけられたそうで、葉は成長するに従って深い切り込みや穴ができ、個性的な形になります。

➢ カラー
ザンテデスキア属に分類されるカラーは、湿地性のものと畑地性のものに分けられます。カラーと言えば白くシンプルな花姿が有名ですが、多くの園芸品種が作られているので、ピンクや黄色などさまざまな花色のものがあります。

➢ スパティフィラム
光沢のある緑色の葉に真っ白な花が映えるスパティフィラム。日陰にも耐えるので、屋内で育てやすいのですが、花を咲かせるためには明るい場所に置く必要があります。直射日光は強すぎるので、カーテン越しなどやわらかい光のもとで育てます。

➢ アグラオネマ

1994年公開の映画「レオン」で、殺し屋レオンが育てていた植物、アグラオネマもサトイモ科の植物です。斑入りの葉の美しさが有名で、数多くの品種があります。

➢ カラディウム

緑のみならず、白や赤、ピンクなど多彩な色に、さまざまな模様の入った葉を持つカラディウムは、19世紀にヨーロッパで大流行し、数多くの園芸品種が作り出されました。植物とは思えないほどのカラフルな葉のようすから、ニシキイモとも呼ばれています。20度を下回ると休眠してしまいますので、日本では夏の間だけ楽しまれています。

耐寒性に違いがあるアロカシア属の種類

「サトイモ属ではない」という意味を持つ名の通り、アロカシアはサトイモ属とよく似ていますが、別の種類に属しています。おしゃれでデザイン性が高く、インテリアグリーンとして人気が出ています。アロカシアには耐寒性があるものとないものがありますが、それぞれから代表的なものをご紹介しましょう。

耐寒性があるアロカシア

5~10度あれば冬を越すことができるので、育てるのが比較的簡単です。大きな葉と地上に突き出た根茎の形がユニークで、人気があります。

➢ クワズイモ

太く立ち上がった根茎に大きなハート形の葉がつきます。耐寒性が高く、とても育てやすい種類です。

➢ シマクワズイモ
クワズイモよりも葉が小さく、樹形もコンパクトです。

➢ インドクワズイモ
クワズイモのなかでは最大と言われる大型の植物です。葉の長さは1mを超すこともあります。通常、クワズイモの仲間は葉柄が葉の裏の内側につきますが、インドクワズイモは葉の縁に葉柄がつくところが特徴です。白い斑入りのものもあります。

耐寒性がないアロカシア

アロカシアのなかには、熱帯原産らしく高温多湿を好み、耐寒性がまったくない種類があります。成長には20度以上必要なので、温室などがないと育てにくいですが、葉がとても美しいものが多く、珍重されています。根茎は、地中にあるものが多いです。

➢ アマゾニカ

アマゾニカは、アロカシア・ロウィーとアロカシア・サンデリアーナの交配で生まれた品種で、葉は縁が波状になっています。光沢のある濃い緑色の葉に太い葉脈が白く浮き出た、コントラストの強い姿が印象的です。

➢ クプレア
クプレアには「赤銅色の」という意味があり、緑褐色でメタリックな光沢のある葉が、植物らしからぬ趣と人気があります。

➢ カディエリ

細長いハート形で、暗緑色の葉に白い葉脈が鮮やかに浮き出ています。特にグリーンベルベットという品種は、葉にビロードのような光沢があり、葉数も多いことから人気があります。

アロカシアの仲間は明るいところで育てよう

アロカシアは、強い直射日光を避けた明るい場所で育てましょう。採光が不十分な部屋に置いている場合には、ときどき戸外で日光浴させるとよいでしょう。特に葉が重そうに垂れ下がってきたら、日光が不足しているサインです。

耐寒性の強いクワズイモは、室温が5度くらいあれば冬が越せますが、シマクワズイモや斑入りのものは耐寒性に劣るので、10度を下回らないようにしたほうがよいでしょう。

耐寒性のまったくないアマゾニカなどは、気温が下がってくると休眠しますが、それでも気温を15度以上に保つ必要があります。乾燥には弱いので、エアコンの風が直接当たるところは避けてください。加湿できる温室がある場合には、冬季は温室に移した方がよいでしょう。

もし、冬場に枯れてしまったように見えても、捨てずにそのまま取っておいて、初夏に鉢から株を取り出してみてください。地下茎がしっかりしていたら、新しい用土に植え直してみましょう。再び芽を出す可能性が高いですよ。

アロカシアの水やりの注意点は?

乾燥に弱いので、気候がよいのに葉が茶色くなって枯れてくる場合は、水が不足していることが考えられます。その一方で土の水はけが悪かったり、水やりが多かったりで鉢の中が常に湿っていると、根腐れを起こしてしまいます。

水やりのポイントは、鉢の土が乾くのを待ってから、たっぷりと鉢の底から水が流れ出るまで与えること。受け皿にたまった水は放置せず、すぐに捨ててください。
空気中の湿度は高い状態を好むので、霧吹きで水を吹きかけたり、湿らせたペーパータオルなどで葉の両面を拭いてあげるとよいでしょう。

冬に向かって気温が下がってきたら、水やりの回数を減らしてください。乾燥気味で育てたほうが、耐寒性が増します。冬でもときどき霧吹きで葉に水をかけてあげるとよいでしょう。
クワズイモの仲間は、余分な水を葉から放出します。そのために、水やりをした翌日に、葉先からこぼれた水が床にたまっていることがあります。気になるようであれば、敷物を用意しましょう。

肥料は?

5~9月の間は、2週間に1回くらいの割合で液肥を与えましょう。
大きくしたくない場合には、肥料やりを控えめにするとよいでしょう。ただし、葉色が悪くなってきたら、養分が不足している可能性が高いので、液肥をあげてみてください。

花が咲くことはある?

アロカシアの花は、太い花軸に小さな花がたくさんつく肉穂花序(にくすいかじょ)で、サトイモ科ではよく見られるものです。仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる、花びらのようなもので囲まれています。花は夏の初めころにつきます。ただし、1年を通して高い気温で育てたものでないと、開花しにくいようです。

花が咲いた後は、株が弱らないようにすぐに切ってしまうこともできますが、種を取りたい場合には残しておきましょう。トウモロコシのように粒状の実がぎっしりとなります。

種の取り方

実が赤くなってきたら熟してきたサインです。よく熟れるとすっぱい臭いがしてくるようです。実を取り出したら、袋に入れ、実と実をこすり合わせるようにして揉みます。水で洗いながら、さらに揉んで種だけを残します。作業は素手ではなく、ゴム手袋などを着用して行うようにしましょう。

なお、発芽には20度以上の気温が必要です。

2年に一度は植え替えをしよう

アロカシアはよく根が張るので、2年に1度は植え替えが必要でしょう。鉢底から根がたくさん出ていたり、新しく出る葉のサイズが小さくなってきたりしたら、植え替えのサインです。気温が高い5~8月頃に植え替えましょう。

鉢から株を引き抜いたら、外側から1/3くらいの土をほぐすように落とします。痛んだ根も切って整理しましょう。一回り大きな鉢に新しい用土を用意して植え直します。

植え替えの際には、市販の観葉植物用の土を用いるのが便利です。水はけのよい土を好むので、自分で調整する場合には、赤玉土と腐葉土と川砂を6:3:1くらいで混ぜ合わせたものがよいでしょう。

アロカシアの増やし方

アロカシアを増やすには、いろいろな方法があります。根茎に子芋ができたら、それを切り分けて増やすことができます。そのほか、挿し木やとり木で増やすことも可能です。

➢ 挿し木のやり方
5~7月には挿し木をすることができます。
よく切れるナイフかハサミを用いて、茎を5cmくらい切り取ります。日陰で切り口をよく乾かしてから、用土にさしましょう。
➢ とり木のやり方
とり木に向くのは気温が高くなった6~7月ごろです。
鉢に植えたまま、茎の中間あたりの表皮を数cmにわたってはぎとります。水で湿らせた水苔をぐるりと巻き、その上から乾燥を防ぐためにビニールも巻き、ひもやテープなどで止めます。

根が出てきたら、下の方で茎を切り、ビニールは外して水苔ごと新しい鉢に植えます。10月ごろまでには鉢に植えつけることができるでしょう。残された茎も、通常通り管理していると、やがて芽が出てきます。
切った際の切り口は腐りやすいので、園芸店で手に入る癒合剤や殺菌剤を塗っておくことをおすすめします。

根茎が腐ってきたら?

水のやりすぎなどが原因で、アロカシアの根茎が腐ってぶよぶよしてくることがあります。そのような場合には、腐った部分をよく切れるナイフなどで切り落とすと、再生させることができます。切り口は乾かし、癒合剤や殺菌剤を塗ってから、植え直すとよいでしょう。

アロカシアを育てるにあたって注意すべき点

里芋とは異なり、アロカシアには毒性があるので食べられません。剪定した際などに切り口から出る汁も皮膚に刺激があるので、直接触らないように気をつけてください。剪定や挿し木などの作業を行う場合には、手袋をするようにしましょう。

まとめ

アロカシアのなかでもクワズイモの仲間は耐寒性があり、また「出世芋」という別名があるくらい成長が早いので、初心者でも育てる楽しみが味わえるでしょう。傘のように広がった、つやのある大きな葉は生命力を感じさせ、しっかりした根茎も趣があるので、存在感のあるインテリアになるでしょう。

耐寒性のないアマゾニカなどの品種は、光沢をおびたメタリックなど、葉色が美しいものが多いので、一年を通して室内の温度を高めに保てるような環境があれば、ぜひ育ててみてください。


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