
森の中にあるお父さんのためのアトリエ
戸建リノベーション
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傾斜地に建つ一戸建て住宅の地下空間をアトリエへとリノベーション
「子どもの学区が変わらない場所に良い物件があったんだ。
地下があってアトリエにしたいから一緒に見に来て欲しい!!」
そんな一本の電話から始まったM様邸。
以前から親しくしていただいている美術の先生、M様。
M様の趣味は造形美術。
現在のお住まいにもアトリエをお持ちですが、四畳半のアトリエには、出入り口以外の壁に数々の作品がぎっしりと積み上げられています。
大きな物を作るときは別の場所で製作されるそうで、当然自宅のアトリエには持ち帰れない広さでした。そんな環境の中で育った小学生の2人のお子様たちも、やはり、美術が大好き。
ご要望は、床は優しい木肌を感じる無垢材フローリングに変更し、全室のクロスの張り替え。絵筆が洗いやすい手洗い器を作ってほしい。そして地下空間をアトリエに改修したいということでした。
南垂れの土地に建っているため、北側の道路からは2階建てに見えます。
南側の傾斜にそって地下に広がる大空間。そこから見える景色は絶景そのもの。
目の前には小川が流れ、その先には公園があり、生い茂る木々たちと優しく響く鳥の鳴き声。
アトリエには最高の築15年の中古住宅。
こつこつと日々制作活動もされているM様。
この自然あふれる大空間で美術製作に専念できるようにと、あえてラフな仕上げで個性的な空間へとリノベーションする提案をしました。
制作活動をするにあたり無駄な装飾は邪魔をしてしまう為、綺麗に打放されたコンクリートの壁をそのまま仕上げとし、季節の良い時には、自然の中で制作しているかのような大きな間口の引き分けサッシ。
また、高さのある空間の有効活用をと、中二階を設け、作品を湿気から守り壊れないように保管できるスペースをつくりました。
工事完成時は子供たちの格好の遊び場となっていました。
床はペンキを落としたり、活動を進めるなかでついてしまう汚れから味が出るようにと、仮設資材の足場板を3寸釘で打ち付けただけとしました。
杉材38mm厚の建築用仮設材の足場板。床材とするには柔らかく施工性が悪く、暴れてしまうじゃじゃ馬。数か月間、倉庫で寝かせて水分を減らしてから施工しました。
無駄な装飾が無く制作に専念できるように配慮し、心地よい森のアトリエが誕生しました。
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