空間を上手に使うロフトの魅力

ロフトで生活スペースを確保するマンション

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工夫すれば様々な願いを叶えてくれるロフトの魅力

ロフトは一般的な部屋とは違い天井が低く、下の階より面積が二分の一以下なのが基本、採光や換気の基準を満たしていないので物置などの収納部屋として見なされますが、今回は中古マンション×リノベーションに様々な願いを叶えてくれるロフトの魅力を実現しました。

K様家族はご夫婦と高校1年生のお姉ちゃん、中学3年生の長男くん、小学5年生の妹ちゃんの5人家族。
中古マンションを買ってリノベーションをしたいとの紹介でお会いしました。

要望としては
・姉は6帖以上の一人部屋で収納がほしい。机とシングルベッドと鏡台を置きたい。
・妹はお母さんとの二人部屋で収納がほしい。机とピアノを置きたい。
・長男は要望なし。
・お父さんは自分のベッドからテレビが見れる様になれば他の要望はなし。
・お母さんはLDKに家族が団欒で集まっている時にキッチンでひとり背を向けて料理を作るのが嫌なのでキッチンの向きを変えたい。
 
色々と概要を全員に説明し、ほとんどの部分で合意ができた。 
しかし、姉と妹の部屋の話しで進まなくなってしまった。


私「二間続きの和室を洋室2部屋にする訳で、12帖のうち半分で6帖。
でも、側面の窓の位置関係や収納を作ったりだと5帖づつになりますよ。
それに、妹さんはお母さんと部屋を2人で使うから5帖に机とピアノ、タンスを置くと寝るスペースも無くなってしまう。」

姉「私が6帖、妹とお母さんは4帖でいい。」

お母さん、妹「いいよ。」

私「えっ?いいんですか?」

お母さん「今より広くなるし、狭かったらリビングで寝るから。」

私「そうですか。ちょっと間取りが工夫できないか考えてきます。」


確かに、今の家より何倍も広くプライベートも確保されているから問題は全くない。
しかし、私が引っかかったのは10年後。

4LDKのマンションで南側の一番陽が当たる部屋を4帖とした場合、子ども達が社会人になって利用できる部屋となるのか。そして、その4帖の部屋の隣はしっかりと6帖ある。

高校生と小学生の力の差で部屋を作ってしまうと、数年後には不満が出てしまうはず。
どう工夫をすれば10年後も不満になる事なく生活できるだろうかと・・・

ただ、今の話しを「はい、分かりました」と言ってしまってはダメだと確信があった。

空間を上手に使い、狭いからこそ居心地を良く

数日後に弊社スタッフへ指示をしたのは

姉の部屋5.5帖、妹の部屋5帖。 仕切り壁の上部をセミダブルサイズのロフトベッドとして、下部を両側から使える収納とした。
収納の高さは130センチ高ですが、間口が2メートルあるので収納量も確保できる。

そして、姉の部屋と北側に面する長男の部屋の収納スペースにも注目し、270センチの壁いっぱいにある長男のクローゼットを180センチに変更して、姉側に90センチのクローゼットを計画した。


すぐに平面図と断面図、パースを製作しお客様のところへ向かった。

姉は希望の6帖ではないもののハンガーパイプ付のクローゼットに収納ができた5.5帖と造り付けのベッド下の隙間を利用した本棚に大満足。

家族全員の要望が詰まったマンションへと変わりました。

収納

キッチン

キッチン

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