エクステリアのい・ろ・は ~左官仕上げ モルタル造形編~

エクステリアで活躍する職人技のひとつ・左官仕上げ。
その中でもモルタルを使って本物の質感に似せて自由な表現ができるモルタル造形についてご紹介します。

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モルタル造形という言葉をご存じの方は少ないかと思います。

 張りぼて、と言われてしまうこともありますが、自然石や木材など、本物の質感に似せて、様々な鏝(コテ)を駆使して粘土細工のように軽量モルタルでかたちづくる技術です。高価な自然石や、外では腐食してしまい使うことができない大理石や木材も、このモルタル造形で、本物そっくりにつくってしまうことで、制限を打破し、表現の幅が広がる、夢のような素晴らしい技術です。

 本物ではないということで、いかにもモルタル造形というものは敬遠していましたが、使い方と左官の腕ひとつで、本物以上に素敵になることも(これは内緒です!)

こちらの門柱は、コンクリートブロックを積んで、モルタル造形で仕上げたものです。

 真っ白な漆喰をイメージし、レリーフの造形がクラシカルな雰囲気に。

 ケーシングと呼ばれるデザインは、ヨーロッパでは伝統的な装飾です。建物に使われている装飾材のようにアルミや樹脂製のものもありますが、専門家が鏝(コテ)をふるって造形していくものは、リーズナブルで長持ちする上に一味違う良さがあります。

こちらは、道路側の隅切り部分です。花壇の低い土留めも角柱にデザインを合わせて、笠木に表情を与えました。連続した、モルタル造形の角柱をつなぎます。いろいろな花色の植物が映えるエレガントな空間に。

 自然石や植物など、本物の素材に漆喰調のモルタル造形の組み合わせ。相互にプラスになる使い方で、ぜひご自宅に取り入れてみてください。

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1976年創業以来、東京都、埼玉県を中心とした首都圏エリアでエクステリアのトータルプランの設計、施工に取り組んでまいりました。暮らしに新鮮な風を送り込み、住まわ…

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