自然に囲まれた魅力的な生活を実現！ナチュラルリノベーションの魅力

ナチュラルリノベーションとは？

ナチュラルリノベーションとは、床や壁などにできるだけ自然素材を取り入れた形のリノベーションのことを指します。自然素材を取り入れることで、住宅全体が暖かみのある空間となり、ゆったりと落ち着いた雰囲気を実現しやすくなります。

自然素材は体にも目にも優しいとされており、特に小さな子どもや高齢者がいる家庭にはぴったりの素材です。自然素材と聞いて、中には「地味な雰囲気に仕上がるのでは？」と感じる方も見られますが、近年ではカラフルな自然素材も登場してきているので、自然素材によってポップな雰囲気を演出することも可能でしょう。

自然素材には具体的にどんな種類がある？

自然素材の原料は、自然界に存在している木や土などです。では、自然素材には具体的にどのような種類があるのでしょうか？以下では、壁と床に使用されている主な自然素材について簡単にご紹介していきます。

【その1】壁の自然素材

壁の主な自然素材としては、

・珪藻土…藻の化石が堆積することによってできた素材
・漆喰…消石灰に麻やワラなどを混ぜて、海藻の糊で練り上げた素材
・聚楽壁…良質な本聚楽土を原料とした、仕上げ材となる素材
・タイル…大理石や陶磁器を原料とした建設資材

などが挙げられます。素材によって異なるのは見た目だけでなく、耐火性能や防水性能なども異なるので、住環境に適した壁材を選ぶことが大切なポイントになります。

【その2】床の自然素材

床の主な自然素材としては、い草を使用した畳や、無垢フローリングなどが挙げられます。和風の住宅では畳、洋風の住宅では無垢フローリングが多く使用されていますが、近年ではおしゃれ感を増すために、洋室の一部に畳を取り入れるといったナチュラルリノベーションも少なくありません。

また、無垢フローリングにも複数の種類があり、大きく分けると以下の3つに分けられます。

・針葉樹系…比較的安価であり、上品な白さがある
・広葉樹系…木目が濃く、防水性や耐久面の面で優れている
・その他の床材…ココヤシやコルク、サイザル麻などを原料としたもの

どのような木が原料になっているのかによって、床材の色合いや細かい特徴は異なるので、その点にも注意しながら床材を選ぶようにしましょう。

ナチュラルリノベーションを成功させるポイント

ナチュラルリノベーションにおいては、自然素材を活かせる雰囲気となるように、リノベーションの計画を立てる必要があります。では、具体的にどのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか？

【ポイントその1】壁と床の兼ね合いを考える

ナチュラル感を演出するためには、自然素材の中心となる「ウッド調」を強調させることが大切です。一般的には、床にウッド調を取り入れるケースが多く見られますが、その床の自然素材が目立つようなデザインにしないと、自然の魅力はうまく伝わりません。

そのため、基本的には壁は明るいカラーに統一し、床のカラーを濃くすることを意識しましょう。

【ポイントその2】インテリアにもウッド調を取り入れる

収納棚やタンスなどのインテリアにもウッド調を取り入れることによって、自然の魅力がさらに伝わりやすい雰囲気になります。近年では、ウッド調のキッチン台なども登場してきているので、大型のインテリアにも積極的にウッド調を取り入れてみましょう。

明るいカラーのインテリアはポップ感を、暗いカラーのインテリアは重厚感や格式の高さを演出するのに向いています。

【ポイントその3】木質系のカラーにこだわり過ぎない

ナチュラルリノベーションだからと言って、必ずしも木質系のカラーにこだわる必要はありません。例えば明るい緑など、壁などにアクセントとなるカラーを取り入れることによって、個性的な雰囲気を演出しやすくなります。

ただし、派手すぎるカラーを取り入れると、ウッド調の雰囲気が薄れてしまう恐れがあるので、床やインテリアとの兼ね合いを考えながら、アクセントとなるカラーを選ぶようにしましょう。

おわりに

ナチュラルリノベーションでは、自然素材の使い方が重要なポイントとなりますが、木質系のカラーやウッド調にこだわり過ぎる必要はありません。個性的な雰囲気に仕上げたい方は、アクセントとなるカラーやデザインを取り入れつつ、自然素材を活かせるリノベーションを計画してみましょう。

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