2,000万円までのリノベーション!あんなことやこんなことまでできる!?

今回は、2,000万円以下で行えるリノベーションについてご紹介します。住居の予算が2,000万円となれば、リノベーションのほかに新築を購入するといった選択肢が含まれてきます。しかし、「思い入れのある家で長く住みたい」「この土地から離れたくない」などの理由から、リノベーションを選択する方も多く見られます。では、予算が1,000万円を超えると、どのようなリノベーションを実現することができるのでしょうか?

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予算が1,000万円を超えると、全面的なリノベーションが可能になる

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予算が1,000万円を超えると、住宅を一旦骨組みの状態に戻し、内装や設備を丸ごとリノベーションする「スケルトンリノベーション」も選択肢に含まれてきます。小規模な住宅では、スケルトンリノベーションを1,000万円未満で実現できる可能性もありますが、全体の4割弱の実例で1,000万円以上の費用がかかっています。

スケルトンリノベーションとなれば、部屋の間取りや設備を一新できるのはもちろん、耐震性や耐火性など、耐久性の面でもこだわりやすくなります。そのため、1,000万円以上の予算がある場合には、雰囲気や便利さだけでなく、安全性や住環境にも目を向けてリノベーションの計画を立ててみましょう。

建て替えよりもリノベーションのほうがお得?

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予算が1,000万円以上であれば、「リノベーションよりも建て替えをした方がお得なのでは?」と感じる方もいることでしょう。そこで以下では、「築25年30坪の一戸建て」を例に挙げて、リノベーションと建て替えの費用を比較して解説していきます。

【その1】建て替え

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住宅を建て替える場合は、まず土地にある既存の家を解体する必要があります。解体費用の相場は坪単価4万円~5万円とされているので、30坪では150万円前後の費用がかかるでしょう。

次に、住宅を建築することになりますが、建築費用は坪単価50万円~80万円が相場とされています。つまり、30坪で1500万円以上の費用がかかりますが、さらに外構工事や照明器具、空調機器代などの諸経費がかかる点にも注意が必要です。

特に設備にこだわらない場合は、解体から建築までを含めた費用が1,650万円~2,000万円前後となるでしょう。

【その2】リノベーション

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築25年の一戸建てであれば、耐震性と断熱性を向上するリノベーションが必要になるケースが増えてきます。耐震リノベーションの費用に関しては、おおよそ200万円が相場とされています。また、断熱リノベーションの費用は約500万円とされているので、この2つを合計すると700万円前後の費用が必要となるでしょう。

スケルトンリノベーションとなると、ほかにも内壁を張りなおす工事、壁をつくる工事などが必要になります。これらの工事費用を含めると、スケルトンリノベーションでは1,000万円~1,500万円前後の費用がかかってきます。

上記の費用を比較すると、建て替えよりもリノベーションのほうが費用を抑えやすいことが分かります。建て替えに比べると、リノベーションでは素材や設備にこだわり、さらに理想的な住環境や利便性を実現しやすいと言えるでしょう。ただし、骨組みの状態にした段階で問題が見つかった場合には、追加工事が必要になる可能性もあるので注意が必要です。

1,000万円以上の予算だとここまでリノベーションできる!

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上記では、予算1,000万円以上のリノベーションで全面的なリノベーションが可能となる点が分かりました。それでは、実際にはどのようなリノベーションが行われているのでしょうか?

【事例その1】3世代が暮らしやすい家へ

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・築年数…18年
・面積…108平米
・費用…1,240万円

全体をバリアフリー化し、子ども部屋をつくるなど、幅広い世代にとって住みやすい家を実現した事例です。1,000万円以上の予算があれば、全体の構造を変えるだけでなく、トイレやお風呂をバリアフリー化するなど、細かい部分にもこだわることができます。

【事例その2】開放感のある家へ

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おわりに

・築年数…30年
・面積…96平米
・費用…1,230万円

リビングと壁を隔ててつながっていた洋室をつぶし、壁を撤去してリビングを拡張した事例です。さらに、キッチンを白基調にしてタイル張りのカウンターと、アイアンづかいの吊り棚を新設しました。2,000万円の予算があれば、さらにキッチンの変更や床暖房など、便利な機能を導入することも可能になるでしょう。

2,000万円の予算となると、住宅を購入することも可能になりますが、リノベーションという方向性にすれば設備や住環境にこだわれる可能性があります。理想的な生活をイメージしながら、どのような方法をとるべきなのか慎重に検討するようにしましょう。

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