住宅地盤の基礎知識② ~軟弱地盤を見分ける

住宅の建築や取得の際に、ぜひ知っておいていただきたい「住宅地盤」に関する情報や話題を分かりやすく解説します

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軟弱地盤を見分ける

不同沈下を起こしそうな軟弱地盤を知るには、専門業者に依頼して現地での地盤調査を実施してもらうのが一番ですが、基本的なことは把握しておいたほうがいいでしょう。

■軟弱地盤は低地に多い

低地には雨水や地下水が四方から集中して集まります。
雨水は背後の高台から微細な泥を運んでくるため、何千年という長い年月の間に、厚く堆積して軟弱層を形成しています。

・坂道の下りきったところは低地
・水路や川、池のそばは低地
・水に関係のある漢字を使う地名は低地が多い
 (池、渡、流、湘、島、崎、泉、谷、田、鷺、萩など)

■盛土は要注意

地盤の弱い低地には盛土がかかせません。
しかし1mの盛土は建物よりも重く、土の重さだけで圧密沈下しかねません。
また、建設廃材(ガラなど)が混入されている場合は、地盤沈下の新たな火種となります。

一方、本来は地盤良好な高台の斜面造成地も、図のように工作物沿いの掘削埋め戻し地盤が締固め不十分だと、バランスが悪くなり注意が必要です。

■一般的な住宅地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験

スウェーデン式サウンディング試験は戸建住宅では最も広く行なわれている地盤調査方法です。
100kgのおもりの力でねじ状になった先端部を回転させながら押し込んで、そのときの半回転数(Nsw)を測定して地盤の硬さを調べます。

調査報告書は実測データだけでなく、そのデータから調査地盤の基礎仕様及び軟弱地盤対策の提案をしているのが一般的です。

通常50坪程度までの敷地で5ポイントを調査します。2時間ほどで終了します。

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