
知ってる? 観光スポット「横浜赤レンガ倉庫」の歴史。
みなさん、横浜赤レンガ倉庫をご存知ですか?
首都圏に住んでいる人はだけでなく、地方に住んでいる人も行ったことがある人や行きたいと思っている人が多いのではないでしょうか。
今回は、横浜の観光スポット・横浜赤レンガ倉庫の歴史に触れてみたいと思います。
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開国と赤レンガ倉庫の誕生
赤レンガ倉庫の歴史を語る上で欠かせないのは「日本の開国」です。1859年、江戸時代の長い鎖国が終わり日本が開国する際に、港が作られる場所として横浜が選ばれました。
ただし、当時の横浜は人口500人ほどの「横浜村」という小さな村。もちろん船舶が停泊するための岸壁などなかったため、港の整備が急ピッチで進められることになりました
開国から半世紀あまり、横浜は神戸港や大阪港に対抗する近代的な港湾の整備に力を入れていました。最初に「鉄桟橋」と呼ばれる桟橋が現在の大桟橋の場所に建設され、その後、保税倉庫として「赤レンガ倉庫」が建設されることになったのです。
倉庫は二つ作られ、竣工当初は、2号館(1911年竣工) と1号館(1913年竣工)はほとんど同じ大きさでした。
すべて国産レンガを使用し、耐震のためにレンガの中に鉄材を埋め込むという最新手法が用いられただけでなく、防火扉やスプリンクラー、そして貨物用エレベーターまでもが設置されたその建築は、災害対策や作業効率が考慮された日本の倉庫建築のお手本となるものでした。
赤レンガ倉庫を襲った数々の試練
赤レンガ倉庫の竣工から約10年後、1923年9月1日、関東大震災が発生。横浜の町は甚大な被害を受け、赤レンガ倉庫もその例外ではなく、1号館の真ん中が損壊してしまいました。
ただ、この地震によりレンガ造りの建物の多くが完全に倒壊する中で、赤レンガ倉庫は形を残したのも事実。その耐震性が評価されたとともに、残存するレンガ造りの建築物として貴重なものとなったのです。
その後修復作業が行われ、1号館は鉄筋コンクリートで補強され約半分の大きさになり、2号館も耐震工事が行われました。
再び保税倉庫として復活した赤レンガ倉庫に、さらに試練は続きます。
第二次世界大戦が始まると貿易がストップしてしまいました。さらに終戦後はGHQに接収され、倉庫としてではなく、アメリカ軍の事務所や食堂として使用されるようになったのです。
約10年間の接収を経て、再び倉庫として使用されるようになった赤レンガ倉庫。しかし、またまた試練が襲い掛かります。
戦後の日本の海上輸送技術は大きく発展しました。大型コンテナを用いた運搬が主流になり、それに合わせた埠頭が次々に整備される一方で、赤レンガ倉庫を含む新港埠頭の貨物の取扱量が激減してしまったのです。
そしてついに、1989年(平成元年)、赤レンガ倉庫は保税倉庫としての役割を終えることとなるのです。
生まれ変わった赤レンガ倉庫
倉庫としての機能を失ってしまった赤レンガ倉庫ですが、横浜市は国から倉庫の建物と土地を取得。これにより、赤レンガ倉庫の第二の人生の新たな一歩が踏み出されました。
1994年当時の赤レンガ倉庫の外壁には無数の落書きがありましたが、構造体の補強や屋根や窓の改修とともに外壁のクリーニングも行い、1999年には現在のきれな姿に生まれ変わりました。
そして、商業施設としての内部工事を終えた2002年。赤レンガ倉庫は1号館を展示スペースやホールなどの文化会館として、2号館をショッピングモールとして開業しました。横浜の観光施設として、13年たった今でも人々に愛され続ける観光スポットとなったのです。
赤レンガ倉庫は時代とともに用途を変えながらも、横浜のシンボルとしてみんなに愛されています。
何気なく遊びに行っている場所にもそれぞれ歴史があると思うと、いつもと違った視点で楽しむことができそうですね。
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