自動車保険の更新手続きをうっかり忘れないで!更新手続きの方法

自動車保険に加入されている方は、多くの方が1年間の契約で、毎年更新作業をされていることと思います。1年ごとの更新を面倒と感じ、2年または3年契約をされている方もいることでしょう。とはいえ、どの契約形態の方も自動車保険の満期が来れば、更新を行うものですよね。そこで今回は自動車保険の更新手続きについて、おさえておきたいポイントをご紹介していきましょう。

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自動車保険の更新時期は、通常いつ頃から?

通常は、2~3カ月前から更新することが可能です。自動車保険の更新を忘れてしまうと、いざというときに保険が使えない場合がありますので、忘れずに早めに更新を行ってください。代理店から加入されている場合は、ハガキまたは電話で更新の案内があるので、書類の郵送または面談にて書類手続きを行いましょう。

インターネットで手続きを行われている場合は、更新時期が近づくと案内メールが届きます。文面のURL(インターネットアドレス)をクリックし、更新日よりも早い段階で手続きを行うと、保険料を割り引いてくれる会社もあるようです。ご自身の加入されている会社が、早期割引に対応しているかどうか、何日前の更新で割引になるのかを確認をしておきましょう。

ここで注意が必要なのが、更新の手続きを行った後、更新日の前に事故を起こしてしまったケース。自動車保険を利用すると、等級がダウンとなる保険金請求をした場合は、すでに更新の保険料を払った後でも等級ダウンのカウントとなり、保険料の追加が発生します。保険の更新前は、とくに運転に気をつけ事故を起こさないよう注意しておきましょう。

自動車保険の更新手続きが遅くなった場合でも、前日までであれば問題なく対応してくれます。担当代理店に電話で確認するか、インターネット手続きであれば速やかに手続きを行ってください。

自動車保険の保険期間中に運転免許証の更新をされて、めでたくゴールド免許を取得できた場合には、更新の手続きの際に、免許情報を更新してゴールド免許割引を適用することも忘れずに行いましょう。

また、年齢を重ねられ、26歳・30歳・36歳以上など、割引となる年齢に達した場合にも割引が適用になるかどうか、合わせ確認しましょう。年齢条件は、保険会社や商品によって適用範囲が異なります。しっかり確認して、適合可能な割引をつけてもらいましょう。

自動車保険の更新時期がくる前に更新、乗り換えは可能か

自動車保険の更新には、保険の契約期間満了時に更新をする「満期更改」(まんきこうかい)という方法と、更新時期が来る前の保険期間の途中で現在の保険契約を解約して新しく他の保険に加入する「中途更改」(ちゅうとこうかい)という方法があります。そして、いずれの方法でも更新をすることが可能です。

「中途更改」(ちゅうとこうかい)とは?

中途更改については、保険の契約者・記名被保険者・車両についてすべて同じで、解約する保険会社と、新たに申し込む保険会社の手続きを同時に行うことで、現在加入している保険会社から別の保険会社に契約を引き継ぐことができます。

同じ等級でも保険会社によって保険料に違いがあったり、付帯できる特約に違いがあったりしますので、保険の期間中で保険会社を変更したいときに有効活用できます。

ただしデメリットとして、等級の引き継ぎは行うことができますが、中途更改した後の保険会社の満期日まで現在の等級が引き継がれますので、等級が上がる時期が延びてしまうことになります。

たとえば、8/1~保険期間開始で10等級の自動車保険に加入していた場合で、12/1に中途更改を行った場合、切り替え前の保険会社では翌年の8/1に11等級に上がるはずですが、中途更改を行い切り替えた保険会社の満期日が12/1ですので、保険会社の次回更新に当たる12/1まで10等級が継続することになります。

したがって、現在加入の保険会社よりも他社に魅力的と感じる特約があり、どうしても他社に切り替えを行いたい場合や、現在と同じ内容で他社に切り替えたほうが、劇的に保険料が下がるという場合以外は、中途更改はあまりお勧めできません。保険としての機能をよく知ったうえで、検討していきましょう。

自動車保険の更新を忘れてしまったら、等級は引き継ぐことができない?

自動車保険の更新を忘れてしまっていた場合、満期日をもって契約が終了してしまいます。契約終了となった後に事故を起こしてしまったら、保険会社に事故の連絡をしても保険金の支払いができなくなってしまうのです。

ちなみに、契約が終了したとしても、いつでも保険契約を行い、再開することができますが、満期日から起算して8日以上時間が経過すると、7等級以上の有利な等級は引き継ぎを行うことができません。無事故で20等級になっていた保険契約でも、6等級から再スタートになってしまうのです。

そういったことにならないよう、「自動更新特約」という。「契約者を守るオプション」が各社で用意されています。うっかり更新を忘れていたとしても、前年と同じ内容で自動的に更新を行うことができるというものです。

この自動更新については、保険会社ごとに規定の内容が異なり、自動更新されたとしても一定期間以内に更新手続きを行わなければ、満期日に遡ってキャンセルをされることもあります。ご自身の加入されている自動車保険の約款を確認するか、取り扱いの代理店に確認しておきましょう。

事故を起こして1~5等級になっている場合で、更新手続きを行わずに保険契約を終了させ、新たに6等級からスターとしようと考えられる方もおられますが、低い等級については契約終了後も13カ月間は引き継がれることになります。都合よく等級をコントロールしたいと思っても対応できないケースがありますのでご注意ください。

また、自動更新特約については、契約形態によって付帯できない場合もありますし、更新のときは、保険契約の見直しのチャンスでもあります。内容の変更や、他社への切り替えなどを検討し、更新日の1カ月前には手続きを終了しておくように心がけておきましょう!

自動車保険は切り替え時に再検討を!

自動車保険は、1年ごとに契約を更新するよう設定されており、毎年のルーティンとして行っていれば忘れることは少ないもの。しかし、2年や3年などの長期契約をされている場合は、うっかり忘れが発生することも……。担当者に任せている場合でも、更新時期が近づいてきたら必ず内容の確認を行い、更新の手続きを行うようにしていきましょう。更新時に見直しを行えば、保険料が下がるケースも少なくないですよ!

プロフィール

松田 俊一(まつだ としかず)
通信インフラ設計会社、インターネット通販会社を経て、2010年より保険代理店FPとして勤務。個人・法人を問わずリスクマネジメント、福利厚生、資産形成、資産運用について相談・提案を行っています。お金にまつわる様々な悩みの相談役になれるよう、社会的使命を持って自己研鑽に努めています。

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