ホームパーティーのプロに聞く!最近のホームパーティー事情とおもてなしのコツとは?

週末にご自宅で気の置けない友人や、家族そろってホームパーティーを開催してみませんか? でも、ホームパーティーってまずなにをしたらいいかわからない……そんな方のために、今回はホームパーティーのプロ、〔社団法人日本ホームパーティー協会〕会長の高橋ひでつうさんにホームパーティーのコツを聞いてきました! 最近のホームパーティーの傾向や、お部屋のデコり方やレシピなど、ホームパーティー事情がきっとわかるはず。ぜひ参考にして、ご自宅で楽しくワイワイ、ホームパーティーを開いてみましょう♪

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ホムパ、流行ってますよね

——最近、ホームパーティーという言葉をよく聞くようになりました。やはりブームなのでしょうか?

高橋さん:そうですね。ホームパーティーはお金があっても無くても必要なものはセンスです。センスが可視化された時代がきたな、と思っています。可視化のツールがインスタグラムなどのソーシャルメディアですね。私は、インスタグラムで「いいね」をとるのが一番簡単な娯楽だと思っています。家呑みブームというのもニアリーイコールですよね。家呑みに非日常感を与えたのがホームパーティー。コストもお店で食べに行くよりもおよそ半分で済むのも、流行った原因と言えますね。

高橋さん:ホームパーティーのいい点は自宅で開催するので、田舎でも都会でも関係なく開けるところです。むしろ田舎のほうが〔コストコ〕や〔イケア〕の文化圏であることが多いので、ホームパーティー文化が強かったりします。おしゃれカフェにいってパンケーキや、人気のラーメン店の写真で「いいね」をとるのもいいですけれど、お金も時間も手間もそんなにかけずに気軽に「いいね」がとれるのが魅力ですね。健全な自己顕示、娯楽といえるでしょう。

気になるお部屋のデコり方!

——では、初心者でもできるお部屋のデコり方がありましたら教えてください。

高橋さん:はい、ホームパーティーをやらない理由、それはやはり準備や後片付けがめんどくさい、というのはあるかと思います。お部屋のデコレーションも掃除がめんどくさいですよね。そこで、どなたでも簡単にできるお部屋のデコレーションはズバリ「布」です。

高橋さん:例えばこんな食卓も

高橋さん:このように、豪華なテーブルクロスじゃなくても切れ端の布だけでもテーブルに敷くと、ガラリと印象が変わります。また、パーティーはやはり非日常感、つまり、物がないことが非日常感を演出できます。大きめの布を使って、棚やソファーを目隠ししてみましょう。用意するものは布だけなので、コスパもよくお部屋を簡単に演出できます。

高橋さん:また、最近では〔キャン★ドゥ〕や〔セリア〕など、100均のアイテムに一工夫を加えてパーティーアイテムのDIYがブームです。例えば食器にマスキングテープを巻いてみたり、色を塗ってみたり、何かを組み合わせてみたり、そういったものでDIYしてみましょう。自分でカスタムするのも楽しいですし、ホームパーティーの準備段階からDIYするところから楽しめるのでおすすめです。

実は料理は凝る必要なし!既存のアイテムを利用して簡単に手軽に作ってみましょう!

——ホームパーティーはやはり工夫したおしゃれなものを出したくなりますが。

高橋さん:はい。料理は、ゼロから作る必要はありません。

——え! そうなんですか!

高橋さん:例えばこんなコンビニで売っている商品でも……

高橋さん:このように盛り付け次第でかわいく並べることができます。他にも塩サバの缶詰もオリーブオイルでマリネして、サラダとロールパンなどでサンドウィッチにしたり、簡単に作ることができるんですよ。既存のものをカスタムする、組み合わせる、など気軽にはじめてみましょう。

今、熱いのはテーマを持ったホームパーティー!

——最近の傾向ではテーマのあるホームパーティーが流行っているみたいですね。

高橋さん:そうですね、ホームパーティーのいいところは、毎月テーマを「こじつけられる」ところです。例えば2月ならバレンタインの時期なので「友チョコ女子会」、3月だったらホワイトデーの季節なので、男性が女性に料理を振る舞う「ホワイトデーパーティー」4月ならお花見の代わりに「エア花見」、6月なら、梅雨の時期なので、おうちでピクニック「梅雨パー」、これからの時期なら「流しそうめん」や「カレー」など。時期に応じて、開けるのが魅力です。

高橋さん:他にも最近の新しいホームパーティーは、デジタルデトックスの流れを組み、入口でスマホを預けてしまうんです。ホームパーティーのゴールはおいしくてオシャレなものを食べるではなく、コミュニケーションです。写真を撮ることは否定はしませんが、最初に写真を撮って、あとは入口でスマホを預けてコミュニケーションを重視するなど、なんとなく集まるのではなくテーマを決めると楽しくなりますよ。

高橋さん:ホームパーティーのコツは「ルールをつくって楽しく強制」です。ルールがないよりかは、ルールがあるパーティーのほうが楽しいです。なにか足し算するのではなく、たこ焼きパーティーなら、例えばタコを使わない「たこパー」という引き算も楽しいので挑戦してみてください。

【さまざまなテーマパーティー例】
●バースデーパーティー
●ガーデンパーティー
●ハロウィーンパーティー
●バレンタインパーティー
●クリスマスパーティー
●サンクスギビングパーティー
●イースターパーティー
●お花見パーティー
●マザーズデイパーティー
●ファザーズデイパーティー
●ひなまつりパーティー
●ピクニックパーティー

ホームパーティー、開いてみませんか?

例えば、銀座で食べるの高級なお寿司と、自宅で作る手巻き寿司、味は銀座のほうがおいしいかもしれませんが、「楽しい」という切り口で考えると、自宅の手巻き寿司が勝ったりする場合もあります。「おしゃれ」「おいしい」がゴールではなく、楽しいをゴールにして、テーマを考えて気軽にホームパーティーを開催をしてみましょう♪

〔社団法人 日本ホームパーティー協会〕ではホームパーティー検定も実施中!

《ホームパーティー検定》は、ホームパーティーの「デコレーション」と「フード」を合わせたホームパーティー教室を開けるようになるための教育資格。

ホームパーティーが大好きな方へ向けて、テーブルデコレーションや空間装飾、ウェルカムカードの作成やナプキンのアレンジのなどのDIY術や、フィンガーフードなどの華やかなパーティー料理のレッスンを実施しています。さらに、おうちサロン開業までの開業コンサル・集客・運営・開業サポートも行なっているのだとか。あなたもホームパーティのプロを目指して、挑戦してみては!?

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