キッチンをリフォームする前に知っておきたい基礎知識②
キッチンをリフォームする前に知っておきたい基礎知識の第2弾です。
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最適なキッチンの選び方
キッチンのリフォーム前に知っておきたい基礎知識の第2弾の今回は、最適なキッチンを選ぶためのポイントをご紹介したいと思います。
どのような形のキッチンを「使いやすい」と感じるかは、毎日の暮らし方によって異なるものです。キッチンリフォームを開始する前に、ご自身の生活スタイルや住まいに最適なキッチンを探しましょう。
キッチンで調理しているシーンを考えてみる
【壁付キッチン】
作業に集中しやすく、スペースの効率も良く調理ができるため、調理中には他のことにとらわれず、集中して作業したいという方におすすめです。
【対面キッチン】
・カウンターキッチン
造作壁と組み合わせた対面式のキッチンでダイニングルームとの間を適切に仕切ることにより、ダイニングルームにいる人からキッチンの様子を見せずに調理することが可能です。
対面で家族の様子は見たいけれど、キッチンの中の様子を見られたくないという方におすすめです。
・フルオープン
吊戸棚のないオープンなスタイルのキッチンで、ダイニングやリビングとの一体感のある空間をつくり、調理中も家族との一体感を大切しながら調理ができます。
オープンでも手元の調理は隠したいという方におすすめです。
・アイランド型キッチン
シンクや作業スペースの一部、あるいは全部が壁から離れ、部屋の中央に配置されたキッチンなので、多人数でも料理が楽しむことができます。
調理中にも家族との一体感を大切にしたいという方におすすめです。
キッチンの高さや奥行を考える
シンクがご自身にあった高さで無ければ体に負担が掛かってしまう可能性があるため、キッチンを選ぶ際には、高さや奥行も考えておく必要があります。
現在お使いのキッチンで作業していて腰が痛くなることがある場合には、シンクの高さが合っていないことが原因の一つとして考えられます。ご自身の体に負担がなく快適に調理ができるキッチンを選ぶには、高さと奥行を考慮することが重要です。
【高さ】
ご自身にあったシンクの目安の高さは、『身長÷2+5㎝』で計算することができます。
身長160㎝の方の場合は160÷2+5=85㎝ということになります。
※この算出した数値はあくまでも目安です。
ショールームで実際にご自身にあったシンクの高さを確認してみましょう。また、普段キッチンにいる時にスリッパやマットを使用している場合には、それらを考慮して高さを確認することが大切です。
【奥行】
キッチンは、奥行によっても確保できる作業スペースが変わってきます。システムキッチンの奥行は、一般的に60㎝か65㎝が主流となっています。アイランド型キッチンであれば奥行を90㎝から100㎝にしても双方から作業できるメリットがあります。
動線を考える
現在お使いのキッチンに不満はありますか?
不満点を挙げ、どのように使っているのかを考えてみると、どのような形のキッチンが理想かが分かります。
「動線が悪く、調理時に無駄な動きが多い」「作った料理を置くスペースが少なく、何品か作るとまな板を置くスペースがなくなってしまう」「キッチンが狭く、一人で作業するのがやっとで困る」など、どのような不満を優先的に解消する必要があるのかを振り返ってみましょう。
調理の作業をスムーズ行うことができる理想のキッチンにリフォームするためには、作業動線を考慮したキッチンレイアウトを考えることが大切です。作業動線を考慮する際には、『ワークトライアングル』がバランスを保っていることを確認するようにしましょう。
ワークトライアングルとは、キッチン内で使用する頻度が高い「冷蔵庫」「シンク」「加熱器」の3か所を頂点に、それぞれを結んだ三角形のことを言います。
この3辺の距離が長すぎてしまうと無駄な移動が多くなり、短ければ収納と作業スペースが狭くなってしまいます。ワークトライアングルは、3辺の合計が360~600㎝の間が理想と言われており、バランスのとれたキッチンに仕上がります。
間口の広さは作業動線と作業スペースを考慮し、ご自身が調理する際のスタイルにあったサイズにしましょう。
収納を考える
キッチンは型とサイズを決めることから始まりますが、その他に大事なのは「収納」ではないでしょうか。
キッチンは思っているよりも物が多くなり、収納できないでいる物が多いことがキッチンを誰にも見せられないと多くの方が感じる大きな原因となっています。
調味料や食器、調理器具などは大きなものから小さなものまでサイズも形もさまざまです。これらを収納することができ、尚且つ簡単に取り出すことができるかどうかは収納スペースにかかっているのです。
【収納位置を決めるポイント】
調理の流れに沿って、使用する場所のそばに必要なものを収納できる状態がベストです。
使用頻度・重量・大きさ・素材などによって置く位置を決めていくのですが、使用頻度が高い物と壊れやすいものは最も手が届きやすいワークゾーンに、鍋類や米びつなどの重い物や大きい物はベースキャビネットに収納します。そして使用頻度が少なく、軽くて壊れにくいものはウォールキャビネットなどの上の収納スペースに置きましょう。
設備、その他を考える
キッチンに必要な設備と言えばコンロや食器洗い乾燥機、レンジフードなどがあります。
【コンロ】
IHクッキングヒーターにするかガスコンロからお好みに合わせて選択しましょう。
IHクッキングヒーターは平らなガラスなので掃除がしやすいことが大きなメリットですが、電気の容量の確認や配線の変更が必要となります。ガスコンロは高火力で効率の良い調理ができ、油の温度調節器などの安全機能も実しています
【食器洗い乾燥機】
食器洗い乾燥機は、面倒な食後の片付けの手間を省くことができ、手洗いで使う水の量よりも少ない量で洗うことができます。
食器洗いは手洗いでしたい!という方は、食器洗い乾燥機が不要となりますが、その場合は収納スペースに変更できる場合もあります。
【レンジフード】
レンジフードには、フィルターがあるタイプとフィルターがないタイプのものがあります。
フィルターがないタイプは、油や煙を導きやすい形状のフードに、汚れや油をトレーナに集めることができる構造になっているのでお手入れがしやすくなっています。
キッチンのリフォームをして楽しく料理しよう
後悔のないキッチンのリフォームをするためには、生活スタイルを考慮し、業者としっかりと相談して慎重に行う必要があります。
キッチンの小さな悩みはいずれ大きな悩みに繋がります。
今回ご紹介したキッチンの選び方を参考に、住まいに最適なキッチン選びをしましょう!
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