
耐震診断・耐震補強
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古い民家の再生、改修の重要な項目の一つに耐震診断、そして耐震補強があります。
民家の年代、タイプによって補強方法は分かれますが、これを行う事によって
現代の新築住宅にほぼ近いまたはそれ以上の耐震性能を確保できます。
筋違いやベニヤで硬い壁を作るのではなく、当事務所では大工仕事による大貫を組み込んだ
木製耐震フレームを各所に設ける事により、民家の持つ柔らかい構造を生かしながら、
しなやかで粘りのある耐震補強を行っています。
昔の建物は、今のカンタンな作りの住宅に無いより自然に近い材料で作られており、
作る人達の知恵と気持ちが込められています。
壁も一から下地を組み、何回も左官職人が塗って仕上げます。
ペタペタと表面だけビニールクロスを貼っていく今の住宅とは大分違います。
古い民家の弱点を補う耐震補強を行い、さらに新たな魅力を足していくことで、
今ある民家を十分に使い続けていけます。
例1:小木津の民家再生(日立市)

美しい入母屋の瓦屋根を持つ茨城県小木津の築約100年の民家
−2011年の東日本大震災の時震度6強の地震を受けましたが、
棟瓦の一部が崩れた以外は被害がありませんでした。
外観上は昔の姿を残しながら、必要個所に木製耐震フレームを設置しました。

大貫を組み込んだ耐震フレーム。特に四隅にはしっかり入れていく

幾重にも重なる重厚な昔の小屋組とそれを支える新しく取り替えた7寸角の柱
例2:次世代に引き継ぐ家(東京都)

都内の代々大切に受継いできた築約80年の民家
次世代に受継いでいくため、本格的な耐震補強が基礎、壁、小屋組と行われました。
屋根瓦は今回は全て一度下ろして点検、補修を行った後、
再度屋根に戻し一枚一枚桟にビス止めをする耐震施工を行いました。

縦横に組まれた桟、そこに一枚一枚瓦をビスで止めていく

金物による鬼瓦の固定
耐震フレームを作る

大貫を組み込みクサビ止めされた105角の耐震フレーム

クサビを打ち込む

くさびの頭を切り落とす菊池棟梁

既存の柱、基礎、桁の間に耐震フレームを設置

吹抜け部分も同様に、上部まで耐震フレームを設置

そして完成した新たな吹抜け空間
しっかりと耐震壁を設置することによって民家の良さを生かしながら、
大空間を可能としました。
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