太陽光発電にかけた費用を回収したい!そのためにどのくらいの期間が必要?

太陽光発電システムを導入するなら、将来的に太陽光発電にかかった費用を回収したいと考えるのは当然のことでしょう。また、売電して得た収入でさらに利益を出したい方も多いはずです。しかし、実際に費用回収までにはどのくらいの期間がかかるのでしょうか。今回は、太陽光発電にかかる費用や回収までの期間、そしてその期間に影響を与えるものについて解説します。

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初期費用と維持費用について

まず、太陽光発電にかけた費用を回収するために把握しておきたいのは、設置にかかる初期費用(イニシャルコスト)と維持する費用(ランニングコスト)です。

・初期費用(イニシャルコスト)
初期費用の目安は、およそ1,200,000~2,000,000円。導入するパネルの大きさや1枚あたりの発電量に比例して変動するため、費用に大きな差が生じる点に注意が必要です。この金額は、家庭用として導入する際の発電量の平均値、3.5~4kWに設定した場合を想定し算出しています。

初期費用0円で導入できるソーラーローンを利用する方法もあります。通常のローンより低金利という特徴があります。

・維持費用(ランニングコスト)
資源エネルギー庁の資料によると、太陽光発電の維持費は住宅用の場合で3,600円(1年間、1kWあたり)とされています。平成27年度における買取価格が決定されたときに使われた数値で、4kWの発電量なら年間約14,400円です。

【維持費1】電気代
発電しない夜間は、パワーコンディショナーの待機電力がかかります。種類や台数によって異なりますが、10年経つと数万円のコストになります。

【維持費2】点検費用
4年に1回以上の頻度で定期点検を行うことが推奨されており、点検費用の相場は1回約20,000円です。太陽電池、接続箱、パワーコンディショナーなどを、専門業者に確認してもらいます。

【維持費3】清掃費用
清掃費用の相場は1kWあたり5,000円~10,000円くらいです。ただし、高圧洗浄のみ、高圧洗浄と拭き取り、洗浄剤を使った清掃など、内容の違いで費用が高くなることがあります。

【維持費4】交換や修理費用
保証期間内であれば、部品の交換や修理は無償になるケースが一般的です。ただし期間はメーカーで異なるため、要注意です。

パワーコンディショナーの基板交換は数万円、全交換は20万円前後かかります。売電メーターの交換は10年が目安ですが、これは使用者が費用負担する場合もあります。もし電力会社が負担することになっている場合は、かからない費用となります。

【維持費5】税金
太陽光発電の設備は償却資産とみなされるため固定資産税の対象になり、また売電収入は必要経費を差し引いた分については所得とみなされるため所得税の対象になっています。

・固定資産税
償却資産の課税対象は1,500,000円以上で、評価額が1,500,000円未満になるまで課税されます。償却資産は毎年評価額を下げながら課税されます。1年目の場合は取得価格に0.936を掛けた価格、2年目以降では前年度の評価額に0.873を掛けた価格が評価額となります。評価額の1.4%が税額となり、計算式は「評価額×1.4%=固定資産税額」です。

・所得税
太陽光発電で得た所得は、給与所得者の場合は雑所得の扱いになります。ここでいう所得は売電収入から必要経費を控除した残りの金額のことです。住宅用を利用している給与所得者の場合、減価償却費は「取得価格×0.059」で計算し、所得は「売電収入-減価償却費」で算出します。最終的に「減価償却費×使用した月数÷12」で所得税がわかります。

費用回収までにかかる年数はどのくらい?

一般的に、太陽光発電の費用回収は20年以内といわれています。費用回収の年数は「初期費用÷(金銭メリット-維持費)」で計算します。ここで例を挙げてみましょう。

初期費用を1,680,000円、維持費を15,000円とします。金銭メリットは「売電収入+電気代削減額」で計算できます。金銭メリットが145,578円の場合、費用回収まで何年かかるのでしょうか。

「1,680,000円÷(145,578円 - 15,000円)」という計算式になり、12.86年で回収できることになります。

このように例を挙げましたが、太陽光発電の費用回収までの年数には差が生じます。パネルの種類、発電量、設置する方角、地域性によって10年未満で回収できる場合もあれば、10年以上かかる場合もあるため、参考程度にしてください。

費用回収にかかる期間に影響を与えるものとは?

太陽光発電の費用回収までの期間は、何らかの影響で延びる場合があります。考えられる原因を紹介しましょう。

・日射量が少ない
夜間は発電できず、昼間も曇りや雨の日など日射量が少ない日は発電量が激減します。日射量が少ない期間が長く続く、日射量が少ない居住エリアにいる場合、費用回収までの期間が長くなる可能性はあります。

・昼間に大量の電気を使う
日中に電気を多く使う家の場合、利益を得にくく、費用の回収期間が大幅に狂うことになりかねません。家族が多い、ペットを飼っているという家は要注意です。

・初期費用が相場より高かった
太陽光発電の初期費用の相場を知らないと、悪徳業者の言い値で高額の初期費用を支払うことがあります。その場合、費用回収の期間は長引く可能性があります。

まとめ

太陽光発電にかかった費用を回収する場合、早くても約10年はかかることが多いようです。節電を心掛け、定期的なメンテナンスで大規模な修理の必要がない状態を保てば、より早く回収できるでしょう。地域性(温度や湿度、雨量や積雪量)も関係しているため、居住エリアをチェックしてみてください。


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