北海道弁のかわいいフレーズ一覧!よく使う方言や標準語での意味も調査!

様々な地域から集まってきたため、移住してきた地域の方言の影響を受けている北海道弁。定番の「したっけ」、「~しょや」の特徴的な語尾、「もちょこい」などのかわいい北海道弁。どこかほっこりとす...

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素朴でかわいい♡北海道弁のフレーズや特徴を徹底調査!

旅先などで、現地の言葉を耳にすることがあります。聞き慣れない言葉には、戸惑いを感じることもありますが、方言は、気持ちがほっこりする不思議な言葉ではないでしょうか。

「したっけ」「ひゃっこい」「なして」「ちょす」など、温かみのあるかわいい方言が北海道弁の魅力だったりします。

そこで、北海道にスポットを当てて、北海道でよく使われる方言をピックアップしてみました。北海道弁のフレーズや特徴などをご紹介します。

北海道弁のかわいいフレーズ一覧 | 語尾

Photo by 12452841@N00

北海道弁がかわいいと感じられるのは、語尾に特徴があるからでしょう。例えば、「~だべ」や「~しょ?」など、語尾が特徴的なのです。

開拓時代には、様々な地方から、多くの方が北海道にやってきたこともあり、それぞれの地方の方言が浸透して、北海道弁が形成されたようです。同じ北海道でも、内陸の地域と海岸沿いの地域では、方言が少し異なります。

東北地方の方言と共通する言葉も多いですが、関西地方の言葉の影響を受けている地域もあるのです。「わや」(ひどい)が、そのひとつでもあります。そこで、北海道弁の語尾をチェックしてみます。

~すれ

北海道弁でよく耳にするのが「~すれ」という方言。標準語に直すと「~しろ」という、命令形の意味を持ちます。標準語で「~ろ」と終わる命令形が、「~れ」と置き換えて使うと考えます。

例を一覧にしてあげてみますと、「食べれ」は「食べろ」という意味になりますし、「やめれ」は「やめろ」というように使います。

文にしてみますと、「まかすからやめれ」(こぼすからやめろ)、「はんかくさいからやめれ」(ばかげているからやめろ)というニュアンスです。

~しょや

北海道弁でよく使う方言「~しょや」ですが、標準語に直すと「~でしょう」という意味を持ちます。「で」と「う」が取れたものと考えると分かりやすいでしょうか。

道民が無意識に使っている方言のひとつなので、覚えておくと使いやすい方言です。「はっちゃきこくしょや」(張り切っちゃうよ)とかです。

他にも例文を挙げますと、「テストの問題が難しすぎるしょや」(テストの問題が難しすぎるよ)、「早く寝なさいって言ってるしょや」(早く寝なさいって言ってるでしょ)というように使うのです。

~だべ?/~さ

典型的な北海道弁と言える「~だべ?/~さ」は、合わせて「~だべさ」と使われることも多くあります。標準語に直すと「~だよね?」「~しよう」「~だ」というような意味です。

例文をいくつか一覧にしますと、「明日は、早く職場に行くべ」(明日は、早く職場に行こう)、「この前、初めて懸賞に当たったさ」(この前、初めて懸賞に当たったんだ)、「北海道の方言といえば、なまらだべさ」(北海道の方言といえば、なまらだよね)などです。

〜あるしょ?

Photo by 12452841@N00

北海道弁で「~あるしょ」は、使い分けて使います。標準語に直すと、「~よね?」「~だろ?」「~でしょう」です。語尾が上がるときは、疑問形の時に使うのです。疑問形ではない場合は、語尾を下げ気味にして使い分けます。

使い方を一覧にしてみますと、「明日、いつもの場所に行くしょ?」(明日、いつもの場所に行くよね?)と、疑問形で使います。語尾を下げ気味に使うと「これ、うまいしょ」(これ、美味しいでしょう)というようにです。

北海道弁のかわいいフレーズ一覧 | よく使う方言&標準語での意味

北海道弁は、どこか温かいような感じがしますし、かわいいという印象を受けます。しかし、方言そのままだと、意味が通じないこともあるようです。そこで、よく使う北海道弁のかわいいフレーズをご紹介します。

〇〇ささる

北海道民がよく使うフレーズで、「~ささる」という表現があります。これは、自然に発生したようなことを強調するときに使います。

例と一覧にしてみますと、「ボタンが押ささった」というときは、偶然発生したように表現しつつ、自分には責任が無いように言う方言なのです。「撮らさる」というのは、連写してたくさん撮ってしまった時に使える表現です。

「送らさる」は、チャットなどで文章をうっかり送信してしまった時などに使う表現で、ちょっとした動作の些細なミスをしたときに使えます。

手袋をはく

冬にまつわる北海道弁で、「手袋をはく」という表現がありますが、標準語では、手袋をつける・手袋をはめるなどという意味になります。

「はく」といえば、パンツやスカート、靴下など、下半身で身に着けるものを表現しますが、あまりに自然に使っているため、北海道弁と気づかずに使っている方も多いのです。

ひゃっこい

ひゃっこいは、しゃっこいとも言い、標準語では、冷たいという意味になります。氷や水など、物理的に冷たいというときに使われる表現です。

例を一覧にしてみましょう。「氷がひゃっこくて気持ちいい」(氷が冷たくて気持ちいい)、「水、投げるなよ。しゃっこいから」(水、投げないでよ。冷たいから)というように使います。

似たような意味の言葉に「しばれる」がありますが、気温が低くてとても寒い時に使われる表現なので、ひゃっこいとは使い方が違うのです。

なまら

「なまら」は、一度は聞いたことのある方言でしょうか。標準語に直すと「とても」「非常に」「すごく」という意味になります。何かを強調したいときに使われる表現であり、若い人がよく使っている方言です。

例文の一覧にしてみますと、「初めて飲んだビールは、なまら苦い」(初めて飲んだビールは、とても苦い)、「なまらうまい!」(すごくおいしい!)、「なまらめんこい」(とてもかわいい)などというように使います。

したっけ

「したっけ」は、北海道弁の中でも、とても便利に使える方言のひとつ。意味は、「じゃぁ」「そうしたら」というような接続詞の言葉でもあります。したっけは、「さようなら」「バイバイ」という、挨拶言葉にも使える便利な表現が「したっけ」です。

したっけの使い方の例は、「次は約束守ってよ、したっけね」(次は約束守ってね、バイバイ)、「今度はどこ行く?」「したっけ、クラーク像に行こう!」(今度はどこに行く? それじゃぁクラーク像に行こう!)というような表現をします。

接続詞にも挨拶にも使える「したっけ」は、道民の間では日常的に使われる方言です。「したっけ」の前後の文章で、意味がはっきり分かります。

なして

北海道弁の「なして」は、「どうして?」という意味を持ちます。どうしたのか、理由などを聞きたいときに使う方言で、様子を伺う時が主な場面です。

意識せずに、パッと出てしまう言葉なので、道民にとってはなじみのある言葉。「どうして?」と聞くよりも、「なした?」「なしたのさ?」と聞く方が、しっくりくるのです。

「なしてこんなことしたのさ!」(どうしてこんなことをしたの!)、「暗い顔をして、なしたのさ?」(暗い顔をして、どうしたの?)というように使います。

うるかす

「うるかす」は、主に料理をする場面で使う言葉。水に浸す、あるいはつけておく、吸水させるという意味なので、日常的に使う方言です。

ポピュラーな表現を挙げますと、「お米うるかしといて」(お米を水に浸しておいて)、「豆をうるかしておこう」(豆を吸水させておこう)といったニュアンスです。

まかす

北海道弁の「まかす」は、標準語で水などをこぼす・ひっくり返すという意味です。漢字でかくと「撒かす」で、撒き散らすということ。

例文ですが、「そんなにいっぱい入れちゃって。まかすんじゃないの?」(そんなにいっぱい入れちゃって。こぼすんじゃないの?)、「段差でつまずいちゃって、まかすところだった」(段差でつまづいちゃって、ひっくり返すところだった)というように使います。

ちょす

難解な北海道弁ではありますが、「ちょす」の意味が分からないと怒られてしまうこともあります。標準語に直すと「触る」「からかう」という意味です。北海道だけではなく、東北地方などでも使うようです。

例えば、「机の中のもの、ちょさないでね」(机の中のもの、さわらないでね)、「弱いものをちょすな!」(弱いものをからかうな!)というように使います。北海道では日常的に使う方言です。

北海道弁のかわいいフレーズ一覧 | 告白などに使える方言&標準語での意味

北海道の方言は、様々な地方から移住してきた方の方言の影響を受けていますが、どこかかわいいと感じる方言だったり、時には難解だったりと様々です。そこで、北海道弁の意味と使い方を解説しましょう。

あんたといるとあずましい

北海道弁の「あずましい」は、標準語で「心地よい」「落ち着く」という意味ですが、実際にこちらの方言を使う場合は、否定的なことを言う時に使うことが多いです。

「今日行ったカフェ、あずましくていいね!」(今日行ったカフェ、落ち着いていていいね!)、「カラッと晴れてあずましいね」(カラッと晴れて心地よいね)と、使います。

落ち着かないときや不快な時は、「あずましくない」と言います。「この部屋、寒くてあずましくないね」(この部屋、寒くて気持ちよくないね)となるのです。

ずっと好きだったさ

北海道弁は、難解な方言もありますが、かわいらしさもあります。異性から「ずっと好きだったさ」(ずっと好きだったんだ)なんて言われたら、嬉しくなりませんか?

こんなにかわいらしい北海道弁もあるのです。自分で告白するときも、このようなかわいい方言で、相手に伝えてみてはいかがでしょうか。

なまら好き

北海道弁で告白するのなら、「なまら好き」(すごく好き)というのもありです。「なまら」は、「とても」「すごく」「めっちゃ」と言う意味があります。女の子が北海道弁で告白するシチュエーションも、なかなかかわいいです。

北海道弁のかわいいフレーズ一覧 | 難解で面白い方言&標準語での意味

これまでは、かわいい北海道弁をご紹介しましたが、わかりにくい方言をご紹介しましょう。一度聞いただけでは、意味が理解できない方言をいくつか集めてみました。ご紹介する方言の中に、分かる北海道弁はありますか?

おがる

「おがる」は、難解な北海道弁のひとつで、標準語に直すと「成長する」「伸びる」「大きくなる」という意味を持ちます。

この方言の使い方は、「はっちゃん、たいしたおがったんでないかい」(はっちゃん、ずいぶんと大きくなったんじゃない?)というように表現します。北海道だけでなく、東北地方でも使っているようです。

むりくり

「むりくり」は、何となく意味が分かるでしょうか。むりしゃり・むりっくりとも言います。標準語の意味は「無理やり」という意味です。

例文を挙げますと、「無理くり押し込めたわ」(無理やり押し込めたわ)、「むりっくり食べたら、お腹いっぱいになった」(無理やり食べたら、お腹いっぱいになった)と言うように使うのです。

ほっちゃれ

「ほっちゃれ」は、道民でも聞いたことが無い方がいるかもしれません。ほっちゃれは、元々、産卵を終えた鮭のことを指します。

体が傷ついて元気のない鮭の様子を表した言葉なので、標準語に直すと「疲れる」「ばてる」「だるい」「大変」を意味します。

例文を出しますと「子供の仕送りで、もうほっちゃれだわ」(子供の仕送りで、もう疲れ果ててしまったわ)、「親の介護で、もうほっちゃれ」(親の介護で、もう大変)という使い方をします。

でめんさん

「でめんさん」は、農家で、田植え時期や収穫時期の人手不足を補う、日雇いの人のことを言います。土木工事や漁業の日雇いの人のことも含めます。

例文を挙げると「収穫時期に、でめんさんを何人頼むべ」(収穫時期に日雇いの人を何人頼もうか)という使い方をするのです。

はっちゃき

一度聞いただけでは、理解が難しい方言、「はっちゃき」の意味は、「張り切る」「一心不乱になっている」です。そして、この方言が使われるのは、たいして重要ではないような場面で張り切っているという時。

さて、「はっちゃき」の例文ですが、「こんなことに、はっちゃきこいて」(こんなことに、張り切っちゃって)、あるいは「なに、はっちゃきこいてんの?」(何を張り切っているの?)と、少しネガティブなイメージがあります。

ぼっこ

なかなか通じない北海道弁「ぼっこ」は、標準語に直すと「棒」となります。「木のぼっこ」というように使います。木の棒と言っても、比較的短めの木の棒のことを言うのです。

例えば、「シートの端にぼっこさしといて」(シートの端に棒を差しておいて)とか、「ぼっこではたくんじゃないよ」(棒で叩くんじゃないよ)というように使います。

けっぱる

北海道弁の「けっぱれ」は、東北地方でも使われている方言で、標準語で「がんばる」「ふんばる」という意味を持ちます。けっぱれと言われたら、応援されていると思ってください。

使い方の例として、「もう少しで作業が終わるからけっぱろう!」(もう少しで作業が終わるから頑張ろう!)、「明日は試験があるから、けっぱるわ」(明日は試験があるから、頑張るわ)というように使います。

なげる

難解な北海道弁のひとつに「なげる」があります。標準語の意味は、「捨てる」なのですが、ボールなどを投げる方の意味に捉えられます。

この方言が分からない方に「ゴミ、なげといてー!」(ゴミ、捨てておいてー!)と言うと、ゴミを投げつけられることがあるかもしれません。お気を付けください。

もちょこい

「もちょこい」はどんな北海道弁か想像がつくでしょうか?標準語の意味は「くすぐったい」です。一度聞いてもわからない方が多いでしょう。

例文を挙げると、「ちょっと、もちょこいから、もうやめて!」(ちょっと、くすぐったいから、もうやめて!)というように使うのです。

「もちょこい」は、同じ道民でも通じない地域があるようで、この方言が使われている地域が限られているのかもしれません。

ほっこりかわいい北海道弁で癒やされよう♪

様々な北海道弁をご紹介しましたがいかがでしょうか。中には分かりにくい難解な北海道弁もありますが、どこかかわいい、ほっこりするような方言という印象を受けます。

「したっけ」は、接続詞やあいさつ代わりに使える便利な方言ですし、「もちょこい」や「ほっちゃれ」は、同じ道民でも通じないこともあるようです。かわいい北海道弁で、ほっこりした気持ちになってみませんか?

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