日帰りで楽しめる奥多摩川遊び！シャワークライミングで子供と一緒にワクワクの渓流探検してきました

季節は秋といっても、まだまだ暑い日ってありますよね。そんな日は、涼しい山の中で渓流の水しぶきを浴びたいものですが、子供と行く水遊びといえば海水浴やプールばかり。水の流れの速い川遊びは、なんとなく危険なイメージがあって、二の足を踏んでいました。何か安全な川遊びをできるアクティビティはないかな、と調べてみると、ありましたよ、ええ。それはシャワークライミング！沢を登って源流を目指すリバーアクティビティです。

ガイドさんと一緒に川を登るシャワークライミングは、泳ぎが苦手でも大丈夫とのこと。よく似たアクティビティに渓流を下るキャニオニングがありますが、シャワークライミングは渓流を登って行くのが大きな特徴です。“沢登り”といった方がイメージしやすいかもしれません。

8年前まで仕事の関係で宮崎県の自然あふれる街に住んでいたときは、よく家族でキャンプに出かけたもの。でも今は都会に引っ越し、なかなか自然を感じる機会がないので、子供たちに自然ともっと親しんでもらいたいと思っていました。

今回体験したのは、「多摩川ラフティングwinds」が主催する‟半日シャワークライミング”。ちょうど宿泊学習でカヌーを体験した小学5年生の長男が川遊びに興味を持ったので、泳ぎが得意な小学1年生の長女と3人でチャレンジしてみました。

ガイドさんによると、シャワークライミングのコースは何通りかあり、その日の参加者の熟度や年齢、川の水量などを考慮して適正なコースを選ぶのだそう。この日は前日に雨が降って水量がやや多いため、短めのコースをゆっくり楽しむ内容となりました。初めてのチャレンジなので、ゆったりコースでちょっとホッとしたのは内緒です（笑）

マイナスイオンを浴びながら渓流登り

集合場所のベースで、レンタルのウェットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、そして水の中でも歩きやすい専用シューズを着用。準備ができたらガイドさんの運転するクルマで沢に向かいます。

渓流到着後は、最初にガイドさんが歩き方のコツをレクチャー。「ぐらぐらと動く石と動かない石があるので、必ず動かないことを足で確かめて、足を上から置くように歩くこと」と、「沢の石は苔が生えているものも多いので、すべらないように苔の石は避けること」が基本的なコツとのこと。

「大丈夫かなぁ…」と娘が不安な表情をすると、「歩きにくいところは岩につかまって、危険を感じたら水のない岸を歩いてもOKですよ」とガイドさんがフォローの声を掛けてくれ、娘も私も安心しました。

いよいよクライミングがスタート！川にちょこんと足を入れ、「うわぁ、冷たい～！」と驚いたように大きな声を出す娘。この日は暑い日でしたが、渓流の水は思った以上に冷たく驚いたようです。

「大丈夫だよ！一緒に行こうよ」とお兄ちゃんに励まされる中、私の手をしっかり握って、恐る恐る歩を進める娘。専用のシューズは、水の中でもしっかりとグリップが効いて歩きやすく、意外やスムーズに歩けることに驚かされました。

シャワークライミングは流れに逆らって歩くので、想像以上に体力が必要。そのせいでしょうか、少し歩くと体がポカポカ温まってきました。最初は冷たく感じた水がだんだん心地良くなって気分爽快です！

「ほーら！気持ちいいだろ～」と息子が娘に水をかけると、「冷たくて気持ちいい～！」と娘も大喜び。「もっと先に行きますよ～」とガイドさんにいわれるまで、兄妹で水のかけ合いに熱中していました。

川の深さが、私の膝上までくると水の抵抗が大きくなって、一歩進むのにもけっこう脚力が必要になりました。すると先に進んでいた息子が大発見！「深いところは水に浮いてみて！　泳いだ方が前に進みやすいよ」と目をキラキラさせて私と娘に伝えにきました。

息子の発見どおりしゃがんでみると、ライフジャケットの浮力で体が浮くので楽ちんです。岩につかまりながら進むと、気持ちよく前進できるじゃないですか！よくぞ、気がついてくれた我が息子！当の本人は得意満面な表情で、どんどん前へ進んでいきます。娘もお兄ちゃんに習って肩まで水に入り、水流を浴びながら気持ち良さそうに泳ぎだしました。

息子はすっかりコツをつかんだようで、岩に登ったり、強い流れにドーンとぶつかっていったり、シャワークライミングを満喫しています。そんなお兄ちゃんを見て、娘も私の手を離して、ひとりで歩き始めました。

「おいおい、大丈夫か？」と声をかけると「うん、平気。ちゃんと岩をつかんで歩けば大丈夫だよ。ほら、お父さんも早く早く～」と、逆に私がせっつかれる始末。ガイドさんによると、身軽な子どもの方が大人よりコツをつかむのが早く、ほとんどの参加者が短時間で沢歩きをマスターするのだそうです。

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