事例で詳しくご紹介!外壁塗装で起こりやすいトラブル・対策法をチェック

自宅の外壁塗装を検討する際、業者選びや費用相場など知りたい情報はいろいろあると思います。その中でも注意しなければならないのが、「外壁塗装トラブル」です。ここでは、事前にトラブルを回避するため、具体的な事例と対処法をご紹介します。

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外壁塗装中に車などに塗料が飛ぶ危険性も

外壁塗装で多く見られるトラブルの1つが、駐車している車などに塗料が付着するケース。しっかり養生シートを設置しても、思わぬところから塗料が飛散して汚れることがあります。

【事例】自家用車、他者の車に塗料が付着
風の影響で養生シートの隙間から塗料が車に付着することがあります。自家用車、近所の車、有料駐車場の車に付着してトラブルに発展するケースがあります。

【対策法】予防策1つと対処策4つ
塗料が飛散しそうなものは避難させます。車も移動した方が安心です。動かせないものは、業者に車専用の養生シートをかぶせてもらい、気になる場所は自分でブルーシートにマスキングテープを貼って隙間がなくなるよう工夫しましょう。

万が一塗料が付着したら、早めの対処が大切です。「剥離剤を使う」、「削る」、「高圧洗浄を使う」、「請負業者賠償責任保険を適用する」ことで対処します。
剥離剤は素材や用途によってさまざまな種類があるため、業者に依頼するか小さい範囲なら自分で行うことも可能です。木部を分解除去するタイプ、ウレタン除去用中性タイプ、建築塗装の剥離用の中性厚膜タイプなどがあります。

サンダーで塗料を削り落とす方法もあります。多少傷ついてもよい場合にしか使えませんが、目の細かいものがおすすめです。塗料が乾く前なら、高圧洗浄も有効ですが、傷つく可能性があります。

他者に何らかの被害が及んだ場合に補償する「請負業者賠償責任保険」も有効です。強風で保護フェンスが倒れたり、足場が崩れて隣の家屋を壊したりした場合にも適用できます。

一番気をつけたいご近所トラブル

外壁塗装でご近所トラブルになるケースはとても多いです。工事後も付き合いがあるため、事前にトラブル回避し、迷惑をかけた場合は事態が悪化する前に対処しましょう。

【事例】騒音、塗料のニオイ、足場の問題
トラックの出入りや足場の組立・解体、電動工具を使った作業では音が出ます。特に足場を組む際は半日~1日かかるため、トラブルになりやすいです。塗料のシンナーのニオイがトラブルになることもあります。窓を開ける機会が増える季節は要注意です。隣家との距離が近い場合、足場が敷地内に入る、建物の一部に触れて破損させるなどのトラブルも起きます。

【対策法】外壁塗装工事前にご近所へあいさつを
工事前に近隣へあいさつを済ませておくとトラブルを未然に防げます。あいさつで伝えておくべき内容は、主に以下の5つになります。

・業者の名前、住所、連絡先
・自分の名前、住所、連絡先
・工事の期間と時間帯
・外壁塗装の工事内容
・車や従業員の出入がある旨

あいさつは、直接会ってするのが基本。チラシ投函だけだと、見ずに捨てられる可能性があります。あいさつが重なると迷惑をかけるため、業者がするか、自分がするかも事前に打ち合わせておきましょう。

あいさつの範囲は一般的には両隣、向こう3軒、裏3軒の計8軒。粗品は、洗剤、タオルなど500円~1,000円を目安に、最低でも7~3日前までに行いましょう。そのとき、お願い事も伝えます。飛散防止シートをかけさせてもらう、一時的に洗濯物が外に干せなくなるなど、ご迷惑をかけることへのお詫びをしておきます。

施工業者とのやりとりでトラブル

【事例と対策法1】イメージしていた色と違う
イメージと実際の色が違うと感じるトラブルがありますが、試し塗りでミスマッチを防げます。ベニヤ板に使用する塗料を塗り、乾燥させて太陽の下や日陰でチェックすると、リアルな色が分かります。

【事例と対策法2】塗り残し、ムラがある
工事完了後に塗り残しやムラに気付くことがあります。素人だと見分けるのが難しいですが、塗り作業の間に乾燥時間が入るため、何回塗ったか記録しておくとよいでしょう。「下塗り→乾燥→中塗り→乾燥→上塗り→乾燥」という工程を覚えておくと役立ちます。

【事例と対策法3】費用トラブル
追加費用を請求されるトラブルは多いです。安い金額だったものが最終的に多額の追加請求をされる事例があります。契約後に追加工事が発生することはなく、必要な場合は追加工事前に必ず相談されます。無断で行った場合は、支払拒否できるため、はっきり断りましょう。

業者とのトラブルに対処するには、足場解体前に仕上がりチェックし、余計な費用をかけないようにすることが大切ですが、自力で解決できないケースは多いです。その場合は、以下の対策法を検討しましょう。まず、トラブル発生後に保証事業の塗装保証制度を利用する方法があります。主な団体は次の3つです。

・建築産業専門団体連合会「長期性能保証制度」
・日本塗装工業会「ペインテナンス」
・全国マスチック事業協同組合連合会「長期性能保証」

また、以下のような公的機関を利用する手もあります。
・住宅リフォーム・紛争処理支援センター
・国民生活センター
・弁護士

まとめ

外壁塗装で生じやすいトラブルの事例と対策方法をお伝えしてきました。不測のトラブルを避けるためには、外壁塗装の知識を身につけるとともに信頼できる業者を選ぶことが大切です。正しく、有益な情報・知識を身に着けて、満足の行く外壁塗装を行いましょう。

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