猫の口が最近臭い…『口臭』の原因3つと予防策
今まで大して気にならなかった愛猫の口臭がある時から急に強くなった場合、愛猫の体の中で何かしらの異変が起きている可能性も考えられます。そこで本記事では、猫の口が臭い時の原因とおすすめの予防策について紹介してまいります。
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猫の口臭の原因と予防策を徹底解説!
においの強いフードを食べた直後でもないのに(猫の口がいつもよりも臭う!)と感じたことはありますか?
もしかしたらそれは「愛猫のからだの中でトラブルが起きているサイン」かもしれません!
今回は、猫の口が臭い時に考えられる主な原因や予防策について解説をしてまいります。
1.歯周病などの口腔トラブルがある
歯石などが溜まり続けた結果、歯周病になってしまう猫はかなりたくさんいます。
3歳以上の猫のうち、約7〜8割が歯周病になっていると言われているほど、猫にとって歯周病は非常に身近な病気なのです。
歯周病になると、溜まり続けた歯石などの汚れが嫌な臭いを放つため、口臭もきつくなる傾向にあります。
また、口内炎などの炎症が原因で口臭がきつくなってしまうこともあるため、口腔トラブルには注意が必要です。
歯周病や口内炎を防ぐためには、やはり定期的な歯磨きが大切といえます。
猫用歯ブラシなどを使って食べ物のカスを取り除いてあげるだけでもかなり変わってくるので、ぜひ実践してみてください。歯ブラシが難しい場合は、歯磨きシートを利用するのもよいでしょう。
2.胃や食道にトラブルがある
猫も人間のように、体調不良によって胃の炎症や食道の炎症を起こすことがあります。
このような胃や食道のトラブルが発生すると、嘔吐や下痢といった症状のほかに「口臭がする」といった特徴も出やすいです。
胃や食道の炎症が起こる原因は色々あります。
よくあるのは「からだに合わないフードを食べてしまった」「寄生虫やウイルス感染」「ストレス」などです。
健康的な食生活や衛生面に配慮した生活環境を日頃から提供してあげることが、結果的に猫の口臭予防に繋がるといえます。
3.糖尿病になっている
糖尿病になった猫は、口臭がきつくなる傾向にあると言われています。
口臭のほかに、「食欲の激減」や「水を大量に摂取したがる」「尿の量が多い」などの症状がある場合は糖尿病の疑いがあるため、早めに動物病院で診てもらうことをおすすめします。
また、糖尿病を予防するには、肥満にならないように適切な給餌量を守って与えたり、毎日適度な運動を取り入れてあげるなどの工夫をすると良いでしょう。
まとめ
猫の口臭の原因はさまざまですが、やはり日頃から健康に気を遣い、口腔ケアも適度に行ってあげることが1番理想的な口臭予防といえるでしょう。
愛猫の口臭をこまめに嗅いで、臭いに異変がないかの確認を習慣づけておくこともおすすめです。
(獣医師監修:平松育子)
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