【保存版】キッチンの壁紙の選び方から貼る方法まで

壁紙の種類とそれぞれの特徴、キッチンにおすすめの壁紙、さらには自分で壁紙を張る方法と業者に依頼する方法をご紹介

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 8721
  • 65
  • 0
  • いいね
  • クリップ
リフォームジャーナル reform-journal.jp

「キッチンの壁紙を張替えたいけど、どんな壁紙を選べばいいのかわからない」。そんな悩みを抱えていませんか?

「壁紙」と一言でいっても、デザインはもちろん素材や機能性も多岐にわたります。しかし、キッチンに最適な組み合わせ、初心者に最適な組み合わせなどポイントを知れば、簡単に選ぶことができます。

この記事では、壁紙の種類とそれぞれの特徴、キッチンにおすすめの壁紙、さらには自分で壁紙を張る方法と業者に依頼する方法をご紹介します。

1. 壁紙の種類

1-1. 壁紙の種類

壁紙には、のりが付いていない壁紙のみのタイプの他に、生のりがついているタイプ、シールタイプ、水で張れる再湿タイプがあります。それぞれのメリットとデメリットをご紹介いたします。

■マイペースに貼れる!のり無し壁紙

壁紙の裏にのりがついていないタイプ。貼りたい部分にだけのりをつけて貼っていくことができるため、のりの乾きを気にせず作業ができます。少しずつゆっくり壁紙を貼りたい方やいつ貼れるかわからないといった方におすすめです。何も付いていないと言う点で、のり付きの壁紙に比べると破れやすく、2人以上での作業がおすすめです。費用はのり付きより安く抑えることができます。

ホッチキス、マスキングテープ、両面テープなどを使って貼ることで、あとからでもきれいに剥がせるため、賃貸でも使用できます。

■初心者におすすめ!生のり付きタイプ

裏にのりがついているタイプ。のりはセロファンで保護されており、セロファンを剥がしながら、壁に貼り付けていくことになります。セロファンにマス目を印刷しているメーカーが多く、楽にカットができます。のりが乾くまで貼り直しが可能で、気泡をつぶす作業も簡単にできるので、初心者や一人での作業におすすめです。セロファンを剥がさずとも、時間の経過とともにのりが乾燥していくため、商品を購入後2~3週間以内には作業するようにしましょう。

■既存の壁紙の上から貼れる!シールタイプ

裏がシールになっているタイプ。初心者でも気軽に扱いやすく、既存の壁紙の上から貼ることができます。裏にはマス目がありカットしやすくなっています。貼りなおすこともできますが、粘着力は若干弱くなります。貼って剥がせるタイプを選ぶといいでしょう。壁の一部分(下部のみなど)に壁紙を貼りたい場合におすすめです。

小さなサイズから販売されているカッティングシート、イラストやアルファベットをかたどったウォールステッカーなども販売されています。

■再湿壁紙

切手のように水でぬらすと貼ることができるタイプ。スポンジで水をつけて貼っていきます。軽く、安価なので、大量に壁紙が必要な方におすすめです。

1-2. 壁紙の素材

■お掃除が簡単!ビニルクロス

ポリ塩化ビニルを主原料とした壁紙。壁紙のなかで最も多く使用されており、デザインや機能性のバリエーションも豊富です。貼り替えたい部屋の特徴に合わせて、選ぶことができます。安価で、汚れがついても簡単にふき取れます。

■こだわりのデザインに出会える!紙クロス

洋紙タイプと和紙タイプがあります。柄や色彩が鮮やかな壁紙、ヴィンテージの壁紙などデザインにこだわりのある方には、海外から輸入した洋紙タイプがおすすめです。ビニルクロスより高価になりますが、紙ならではの柔らかい質感を楽しめます。塩ビを使わないため、アレルギーが気になる方にも採用できます。

■高い耐久性!布クロス(織物壁紙)

織物、編み物、不織布、フェルトなどを紙で裏打ちした壁紙。レーヨンを使用した壁紙が最も一般的です。さまざまな素材や織り方があります。ビニルクロスと比較すると高価でメンテナンスに手間がかかりますが、擦れなどに強いため、長く使用したいという方におすすめです。

■その他の壁紙

天然の木やコルクを薄くスライスして紙と張り合わせた木質系の壁紙や自然素材の石や珪藻土、セラミック、ガラス繊維を主素材とした無機質壁紙、ポリエチレン・ポリプロピレンなどの合成樹脂を主原料としたオレフィン壁紙などがあります。

1-3. 壁紙の機能

壁紙の機能にはそれぞれ日本工業規格(JIS)に基づいた1~5等級の判断基準があります。数字が高い方が高性能であり、1~3等級は一般的な壁紙、「汚れ防止」「表面強化」など表記がされているものは4等級以上のものを指します。

■汚れ防止

壁紙表面にフィルム加工を施して汚れが落ちやすいようになっています。コーヒー、しょうゆ、クレヨン、水性サインペンなどの汚れを、水や中性洗剤でふき取ることができます。抗菌・消臭・表面強化効果を併せ持つものがほとんどです。油汚れに特化したものもあります。

■消臭

消臭剤を配合し臭いを消すタイプと酸素や触媒を利用して臭いを分解し消臭するタイプがあります。消臭剤配合タイプは、臭いを消す力は高いですがあまり効果が持ちません。価格は通常の壁紙とほぼ同じのため、定期的に新しいデザインの壁紙に変えたい方におすすめです。臭いを分解するタイプは、消臭剤配合タイプより効果は若干低いですが、長持ちします。

キッチンやトイレ、タバコを吸う方やペットがいるお家におすすめの機能です。特に天井に貼ると面積が広くとれ、効果的です。

■抗菌

抗菌性のフィルムをラミネートしたものと表面をコーティングしたものがあります。大腸菌や黄色ブドウ球菌など有害とされる菌の繁殖をおさえます。抗菌性はSVマーク※(壁紙工業会)の壁紙を選ぶと安心です。撥水効果とセットになっていることが多く、洗面台、トイレ、キッチン、子供部屋におすすめです。

※快適・健康・安全を配慮した製品を提供することを目的とする壁紙工業会加盟店が製造・販売している壁紙に適用されます。

■表面強化

壁紙表面に特殊フィルムを施し、通常の壁紙と比べて破れや傷に強い仕様になっています。

■防カビ

カビの発生や繁殖を抑える効果があります。

■撥水

壁紙表面に特殊な加工を施して水をはじき、汚れにくくします。

■調湿

室内の湿度の変化にそって吸湿・放湿を繰返す効果があります。湿度が安定するため、結露やカビを防ぎます。紙や無機質、珪藻土壁紙などが調湿効果に優れていますが、壁紙だけで得られる効果には限界があるため、下地に厚めの石膏(せっこう)ボードを用いるなどして調湿効果を高めるのがいいでしょう。

■通気性

高い通気性能があり、通気性の高い下地と組み合わせると結露を発生しにくくします。

  • 8721
  • 65
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

外壁塗装からリフォーム・DIYまでリフォームの正しい情報をわかりやすく伝えるメディア。

リフォームジャーナルさんの他のアイデア

DIY・工具のデイリーランキング

おすすめのアイデア