処分が大変な「粗大ゴミ」。楽に捨てる方法はないの?【粗大ゴミの出し方・前編】
粗大ゴミは頻繁に出るものではありませんが、いざ捨てようというときにその処分方法の面倒さに気がつきます。面倒な粗大ゴミの処理を、どのようにしたら楽にできるのか。今回はその疑問を解消するべく、20〜50代の女性50名にアンケートを取り、意見を集めました。
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収納棚や家電、ベッドなどの大型インテリアは、もちろん買うときも大変ですが、本当に大変なのは処分するとき。粗大ゴミを処分する際には、ただゴミ捨て場に置いておけばいいというわけではなく、定められたルールを守る必要があります
この記事では、粗大ゴミを処分するタイミングや手続き、コツについて前後編に分けて説明します。近々、粗大ゴミを処分する予定の方はぜひ参考にしてください。
■目次
1. 粗大ゴミが出るのは引っ越し時! 思い切って新調する人多数
2. 自治体によっては不燃ゴミとして出せる粗大ゴミも?
3. 粗大ゴミの処分は自治体に依頼。理由は信頼性と価格
まとめ
1. 粗大ゴミが出るのは引っ越し時! 思い切って新調する人多数
まずは、粗大ゴミが出るタイミングについて聞いたところ、引っ越し時が5割、買い替え時が3割という結果となりました。おもにこれらが、粗大ゴミ処分に苦労する機会になりそうです。
【引っ越し】
■「ベッドとローボードを処分しました。引越し前までは使っていたものであっても、新居に持っていくには古くなっていたり、運搬に別料金がかかったりして、維持するよりも処分するほうが経済的だと判断されたので」(40代・主婦)
■「引越しの時は荷物を減らすため、使わないものは粗大ゴミで出していきます。新しい家に古いものは持っていきたくない」(20代・主婦)
多くの場合、引っ越しは家具の買い替えのタイミングにもなるため、最も粗大ゴミが出やすい時機のようです。気分を一新するためにも家具を置いていく場合がありますし、引っ越しが大掛かりになればそれなりに料金がかかるので、いっそ処分して新調したほうが経済的なケースも。
【家電・家具の買い替え】
■「大型テレビやエアコン、冷蔵庫は必ず時期が来ると壊れるので定期的に粗大ゴミに出す」(50代・主婦)
■「家電は新しいのを購入した店で引き取って貰えたが、大型家具などは引き取ってもらえず処分に困った」(40代・主婦)
故障や経年劣化などで家電・家具を買い替えるときも、もちろん粗大ゴミが出ます。ゴミに出すタイミングを考えておかなければ、新しいものと古いもの、2つの大型家具が家を占拠してしまいますので要注意。
【子どもの成長に応じて粗大ゴミが出ることも】
■「子どもが成長すると使わなくなるものがたくさん出てきます。例えば小さくなった自転車や、ベビーカーなどがそうです」(40代・主婦)
■「子どもが大きくなり、物置がわりになっていた空き部屋を片付けるときに粗大ゴミがでました」(40代・主婦)
■「子ども2人に別々の部屋を与えるとき、リフォームとともに新しい家具も必要になり、古いものは処分せざるを得なくなった」(50代・パート)
引っ越しや家具買い替えのタイミング以外に、家族構成に変化があった際に粗大ゴミが出る例も。子どもが小さいころしか使えないものだったり、家を出て行った子どもが使っていたものだったり……。まだ使えるものであれば、ほかの人に譲るという選択肢もあります。
2. 自治体によっては不燃ゴミとして出せる粗大ゴミも?
具体的に粗大ゴミとして出たものを見ていくと、収納家具・ソファー・布団・自転車の4つが中心でした。それぞれの体験談を以下で紹介します。
■「タンスを粗大ゴミとして出したことがあります。取っ手が外れてしまいタンスとしての機能が悪くなったし、見た目も古くなったので粗大ゴミに出しました。3段の引き出しタンスを2つ出しました」(40代・パート)
■「ソファーの買い替えでゴミを出すのは一苦労でした。1階からだからよかったものの、2階からなら業者に依頼しないと出せなかったのでは、と思います。捨てるときのことを考えて買っていないんだなとしみじみ感じました」(40代・個人事業主)
■「布団の汚れがひどく、ぼろぼろになったので粗大ゴミに出しました。ふかふかしているので、ひもでまとめるのに意外と手こずりました」(40代・パート)
■「壊れた自転車を何度か不燃ゴミで出したことがあります。こんな大きなものも無料で処分してもらえて、ありがたかったです」(40代・パート)
やはりボロボロになり使えなくなってから粗大ゴミに出している方が多いようです。布団や自転車は、不燃ゴミとして出せる自治体もありますので、確認してみましょう。
3. 粗大ゴミの処分は自治体に依頼。理由は信頼性と価格
では、これらの粗大ゴミをどのように処分しているのでしょうか? アンケート結果を見てみると、ほとんどの方が自治体に依頼して出していました。
【自治体に依頼】
■「業者に頼むと引き取り代など交渉が絡んで煩雑なので。自治体に頼むのが明朗会計でスムーズ」(40代・個人事業主)
■「私の住むところでは、自治体に電話すると日時を決めることができ、処分券を貼り付けた粗大ゴミを当日家の外に出すことで持って行ってもらえます。処分券はコンビニなどで購入することが可能で、申し込み時に、処分料金を教えてもらえます」(50代・主婦)
■「回収日についてはこちらの希望を聞いてもらえ、自宅前まで回収に来てくれる。そして、おそらく一番安い方法だと思う」(50代・主婦)
自治体に依頼している多くの方が、手続きの簡便さや安さを理由として挙げています。また、業者に頼むのが怖いという意見も。あまり普段利用することのない業者であるだけに、その実態が分からず「騙されてしまうのでは」と懸念する方もいるのでしょう。
【業者に依頼】
■「それほど多くないものなら粗大ゴミの処分シール貼って出すが、ベッドとか解体が必要なものは業者にお願いしている」(20代・主婦)
■「自治体はあまり融通が利かないので、業者に頼むことが多くなる。金額が高すぎる場合は自治体も検討する」(50代・主婦)
少数派ながら、業者に依頼するという方も。その理由としては対応の柔軟さなどの要素が挙がっていましたが、金額によっては自治体も検討するという方がほとんどでした。
まとめ
総括すると、粗大ゴミは引っ越しや買い替えのタイミングで多く発生し、収納家具やソファー、布団や自転車が中心。処分は自治体に任せる人が多いことが明らかになりました。
後編では、粗大ゴミの処分で苦労したことや、処分する際のコツについて聞いていきます。
アンケート実施期間:2017年8月9〜10日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の女性の方
アンケート総数:50
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