主婦も定期的な健康診断を!実際の費用や受診方法について紹介【主婦の健康診断・後編】

主婦のみなさんは、どのようにして自身の健康状態を管理していますか? 義務がないからといって健康診断を怠っていては、将来に大きなリスクを残します。前編に続き、主婦の健康診断の実態を見ていきましょう。

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会社に属していない主婦は、自ら動かないとなかなか健康診断を受ける機会がありません。そのため、もう何年も健康診断を受けていないという方も少なくないでしょう。

しかしそれはすなわち、病気を早期発見する機会を自ら断っているということでもあります。そんな主婦の健康診断の実態に迫るのが、今回のテーマ。

前編では、約6割の主婦が健康診断を受けていることがわかりました。後編では、さらにその実情を見ていきます。

■目次
1. 費用は5,000円以下。無料で受けられる場合もある
2. 地方自治体や夫の会社の健診が人気
3. 女性に多い病気への警戒が高まっている
まとめ

1. 費用は5,000円以下。無料で受けられる場合もある

まずは、やはり気になる「お金」の話。1回の健康診断、主婦のみなさんはどのくらいのお金をかけているのでしょうか。

結果は、半数近くの方が「1,000〜4,999円」。1,000円未満の方も含めると、全体の6割以上が5,000円未満で健康診断を受けているという結果が得られました。

【1,000円未満】

■「主人の勤務先の会社がおこなっている健康診断の配偶者検診を受けたから、実質無料でした」(30代・主婦)

【1,000〜4,999円】

■「生活習慣病などの基本的な健診は、配偶者の企業が全額費用を負担してくれます。がん検診は含まれていません。がん検診は自治体の健診を毎年受けています」(40代・主婦)

■「通常は無料で受けられるのですが、オプションで気になる項目を追加したらプラス4,000円くらいになりました」(40代・主婦)

企業が配偶者向けに実施する健康診断や、自治体が条件を満たした住民向けにおこなっている健康診断ならば、無料や安価で受けられる場合が多いようです。

ただし、それらは基本的な検診のみにとどまるので、より詳細な検査や部位を絞った検査が受けたければ、もう少し費用が必要になりそうです。

【5,000〜9,999円】

■「家族が高血圧と脳溢血でなくなったので、とくに血液検査とMRIをお願いしています。脳神経系の検査は割高になります」(40代・主婦)

【10,000円台】

■「年齢的に、人間ドックを世帯主の会社を通して受診すると10,000円程度かかります。40、45、50とキリのいい年は無料です。50歳以上は無料になるそうです」(40代・主婦)

【30,000円台】

■「通常の健診は自治体実施のもので無料。脳ドックを受けたので35,000円かかった」(40代・主婦)

一般に、脳の検査や人間ドックを受ける場合は、費用も高額になりがち。しかし、お金で健康は買えません。40代、50代と年齢が上がってきたならば、多少お金をかけても詳しい検査をしたほうが安心です。

2. 地方自治体や夫の会社の健診が人気

健康診断にかかる費用は、健康診断を受ける「方法」にも左右されます。地方自治体や夫の会社の健診ならば比較的安価で受けられます。その実態は、以下の通り。

【地方自治体の健診】

■「主婦になるとなかなか個人ではお金もかかるので、健康診断はいかなくなりますね、地方自治体の健診は補助が出ますので利用します」(50代・主婦)

■「夫が定年退職したので、地方自治体がおこなっている検診を受けている。それが一番安い」(50代・主婦)

■「近所に検診車が来てくれるので、混んでいる病院にわざわざ出向かなくていいので、利用しています」(40代・主婦)

4割以上の支持を集めた「地方自治体の健診」には、次点の「夫の会社の健診」と比べ、夫が定年退職してからでも利用できるというメリットがあります。また、検診車を利用できれば、病院まで足を運ぶ手間が省けます。

【夫の会社の健診】

■「夫の会社の健康診断の場合は、個人的に受けるより費用がかなり安くなるから」(40代・主婦)

■「毎年、特定検診の受診券が送られてくるので、それで受けてます。足りないがん検診は自治体の補助がおりるので受けてます」(40代・主婦)

夫の会社の保険が適用される場合は、その健康診断を利用する方も多いようです。ニーズに応じて自治体の健康診断と使い分けるケースも。

【個人的に病院で】

■「個人的に病院へ行きますが、市から配布されたクーポンを使用することが多いです。気になる症状がある時や、気が向いた時にフラッと行きたいので、集団健診は受けません。疲れそうなイメージもあるからです」(40代・主婦)

やや高額になる可能性もありますが、自分が気になったタイミングで個人的に診断を受けるのもひとつの手。意見で出たように、自治体から配られたクーポンを利用できることもあります。

3. 女性に多い病気への警戒が高まっている

最後に、健康診断で詳しく検査で検査する部位を聞いたところ、女性が病気になりやすい部位が挙げられました。

【胸(乳房など)】

■「一昨年、母が乳がんで一つ乳房を切除して以来、敏感になっているので乳がん検査は積極的に受けています」(40代・主婦)

■「最近、有名人の方々が乳がんなどで亡くなられているので。自分もそういう年になってきたし受けたいから」(20代・主婦)

有名人や身近な人が乳がんになったことで検査を受けるようになったという声が多く聞かれました。乳がんはある程度の自己検診ができるので、わずかでも気になったら積極的に検査を受けるとよいでしょう。

【子宮】

■「女性特有のものであるし、年を重ねて気になる部分などもあるので定期的にチェックしておきたい」(30代・主婦)

■「若い人に多い、子宮頸がんは毎年しっかり受けています。胸は2年に一度マンモを受けています」(30代・主婦)

乳がんと同様、女性なら気になる子宮の病気。子宮を検査しているという方の多くが、胸も検査をしていました。

また、そのほかの部位については下記の通り。現在の生活習慣から将来のリスクを考えて検査する方もいるようです。

■「頭痛が頻繁にあるため、隠れ脳梗塞などを起こしていたら怖いので、脳を特に調べてもらいたいです」(30代・主婦)

■「バリウム検査の効果は、重い病気しか分からないそうなので、胃腸を胃カメラで調べたいです」(30代・主婦)

■「昔タバコを吸っていたので、今はどうなのか気になっています。将来的にもどうなのか」(40代・主婦)

まとめ

病気の早期発見は早期治療につながります。今は何も異常を感じていなくても、気づかない間に病気があなたの体をむしばんでいる可能性もゼロではありません。

会社に属していない主婦でも、自治体や夫の会社など健康診断を受けられる場所はあります。できれば、年に1回は病院や健診センターに足を運んでみてくださいね。


アンケート実施期間:2017年8月9〜10日
対象:20〜50代の専業主婦の女性の方
アンケート総数:50

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