【2021年版】床暖房設置リフォームの費用!おすすめの種類・メーカー品9選比較

床暖房のリフォームを検討するとき、最も気になるのは設置費用、そしてご自宅に最適な商品の選び方だと思います。そこで今回は、「床暖房の電気ヒーター式・温水式の違いって?」「リフォームする場合の価格相場はどの位?」といった床暖房に関するいろいろな疑問にお答えします!部屋の広さ/面積ごと(6・8・10・12・20畳)の設置工事の価格帯や、施工事例、床暖房が対象のリフォーム補助金の例、おすすめのメーカー品もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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床暖房リフォームは、戸建てでもマンションでも可能?

「寒くなってきたから、床暖房を設置してみたい」と思っても、そもそもご自宅に床暖房の後付けが可能かどうか気になる方もいらっしゃると思います。

床暖房は基本的に、木造の戸建てでも、鉄筋コンクリートのマンションでも、増設できます。
1階か2階かに関わらず、また住宅の種類を問わず、床暖房リフォームは可能です。

床暖房リフォームのポイント!設置費用・種類・おすすめは?

最初に、この記事の概要をまとめてご紹介しましょう。
(※それぞれの詳細については、順番に解説していきます。)

床暖房設置リフォームの費用・価格・金額

床暖房を後付け・設置するときの1畳あたりの費用相場、および総額費用の目安について確認してみましょう。

【部屋の広さ別】床暖房設備工事の総額の目安

床暖房を設置する部屋の広さに対し、材料費・施工費込みで総額いくらになるケースが多いかについては、下記を参考にしてください。

ご希望の施工箇所によっては、ご予算が不安になるかもしれませんね。
基本的に、現地調査や見積書の作成は無料ですから、まずは業者に見積もり依頼をした上で相談してみると良いでしょう。

直貼りか、床全面張り替えが

床暖房本体の設置費用については、床の上に付けるか、床下に付けるかでも、大きく変わります。

床暖房を、既存の床の上に「直貼り」する場合は、設置費用は1畳につき5~8万円程度で済みます。

一方、床下に取り付ける場合には、一度既存の床材を剥がして「全面張り替え」が必要になるため、1畳につき+3~5万円ほど高額になります。

床暖房設置リフォームの工事期間

床暖房を設置するリフォームの工事期間は、「直貼り」なら1、2日で完了します。
「全面張り替え」の場合は、施工範囲や規模によって異なりますが、当日中に施工を終えられることもあれば、3、4日かかることもあります。

ただし施工規模によっては5〜7日かかる例も見られるため、スケジュールが気になる方は施工業者に聞いておくと良いですね。

電気ヒーター式か温水式か

ここからは、床暖房の選び方について説明していきましょう。
まず考えたいことが、電気ヒーター式の床暖房にするか、温水式の床暖房を選ぶか、という点です。

具体的な違いについては後述しますが、それぞれの特徴・比較ポイントの要点としては、以下の通りです。

【電気ヒーター式】の床暖房の特徴・種類

電気ヒーター式床暖房とは、その名の通り、電気をエネルギーとして稼動する床暖房のことです。

「PTCヒーター式」「電熱線ヒーター式」といった種類があり、立ち上がりに時間がかかってしまうというデメリットはありますが、いずれも設置工事が簡単で、リフォームに適しています。
設置後のメンテナンスの必要はほとんどありません。

ただ電気を使用することから、住宅によってはアンペアの容量増設や、電気料金の契約内容の見直しが必要になることもあります。

ランニングコストはやや割高なので、使用時間が短いご家庭におすすめです。
日中の外出が多い方、朝晩のみ床暖房を使用するご家庭などは、電気ヒーター式の床暖房が向きます。
またキッチンのシンク前や、ソファの足元などの部分暖房として使う場合も、電気ヒーター式のほうが良いでしょう。

ただし「電気ヒーター式」の床暖房は、接触面が44、45℃になることがあり、長時間寝転んでいると低温やけどをしてしまう可能性があります。
幼いお子さんや、要介護者の方がお住まいのご家庭であれば、約40℃までしか温度が上がらない「温水式」の床暖房のほうが安心です。

電気ヒーター式の内、「PTCヒーター式」の床暖房は、電気抵抗の力を利用した、床全体に温度センサーがあるタイプです。
暖房面の一部の設定温度が上昇すると、その部分だけ発熱を制限するので無駄な電気を使わずに済みます。
日当たりが良いときは電力を消費せず、日当たりが悪いときには発熱します。

薄手のPTCヒーターは床高を上げずに施工できるので、手軽にリフォーム可能です。
一方、「電熱線ヒーター式」床暖房は、従来から使われている、信頼性の高い床暖房です。
床下に、サーモスタットや温度ヒューズなどの電熱線のヒーターが内蔵されており、床面を暖めます。

設定によって、暖めたい箇所だけを加温できるのが魅力ですが、PTCヒーター式に比べると運転費が高いため、使用時間が長いとランニングコストがかかってしまいます。
リフォームする場合、床上に電熱線パネルを敷くだけなので、設置費用は安く済みます。

ちなみに電気を熱源とする床暖房には、電気料金が割安になる夜間に熱を蓄え、日中にその熱で床を暖める「蓄熱式」というタイプもあります。
蓄熱式床暖房は、ヒーター式のものとは違ってコンクリート工事などが必要になるため、新築時に導入するのが基本です。
大規模なリノベーションを行う場合でない限りは、後付けには向かないでしょう。

【温水式】の床暖房の特徴・種類

温水式の床暖房とは、床に専用のパネルを敷き詰め、温めたお湯を循環させる床暖房のことです。

床をスピーディーに加温できるので、帰宅時にすぐに暖めたいという方におすすめです。
また運転時の光熱費が安いので、在宅時間が長いご家庭や、リビングなどの広い部屋・家全体を暖める場合にもふさわしいのは温水式の床暖房です。

リフォームの際には、温水パネルの敷設だけではなく、温水配管・熱源機の設置も必要になるので、電気ヒーター式に比べると工事の手間がかかり、リフォーム費用が高額になります。
また、エコキュートやエコジョーズなどの熱源機を設置する場所を、屋外に確保することが必須条件です。

さらに熱源機は10年、温水パイプは30年に一回程度のサイクルで交換・メンテナンスをしなくてはいけません。
寒冷地の場合は、定期的に不凍液の入れ替えも必要になることがあります。

お湯を温めるエネルギー源は、電気・ガスのどちらかを選びます。

【温水式電気床暖房】

「温水式電気」床暖房は、主にエコキュートを用いて加温します。
空気の熱を冷暖房に有効活用する仕組みのヒートポンプで、効率的にエネルギーを作り出すことにより電気代を抑えます。

オール電化住宅なら、温水式電気床暖房が最も相性が良く、光熱費がお得になります。

すでに多機能型エコキュートを使用しているご家庭ではそのまま床暖房に対応しますが、一般的なエコキュートを設置している場合は、床暖房専用のヒートポンプを増設しなくてはいけません。

熱源機を設置するための初期費用は、床暖房用ヒートポンプだと50万円前後、多機能エコキュートなら50~100万円程度かかる傾向があります。

【温水式ガス床暖房】

「温水式ガス」床暖房は、力が強く、電気式のものよりも立ち上がりが早いです。
「ホットダッシュ」と呼ばれる床面を素早く暖める機能があり、エコジョーズなどで作った高温のお湯を、必要なときにムダなくスピーディーに床下パイプへ流し、循環させます。

通常の給湯器と同等のサイズの機器を使うので、マンションなどの集合住宅でも場所をとらずに設置できます。

ガスが熱源であるエコジョーズの設置費用は約25~50万円で、エコキュートの半額程度で済みます。

床暖房の光熱費(電気代・ガス代)について

ちなみに床暖房の使用時にかかるコストについてですが、効率の良い給湯器(熱源機)を選ぶと、光熱費は安く抑えられます。
ただし、グレードが高い熱源機は本体代が高いため、設置時の初期費用がかかります。

オール電化住宅か否か、また地域の電気・ガスの単位料金や契約料金がいくらかによっても、床暖房にかかる光熱費は変動します。
ご家族の状況や今後のライフスタイルに最も合う給湯器・床暖房を選びましょう。

以上で解説したことを踏まえて、以下に「電気ヒーター式」「温水式電気」「温水式ガス」各タイプの、おすすめメーカーの床暖房をご紹介します!

【電気ヒーター式】床暖房のおすすめメーカー品

電気ヒーター式の床暖房は、建材メーカーとしても人気のある、パナソニック社とLIXIL(リクシル)社の製品が一押しです。

パナソニック「電気床暖房 Youほっと」

LIXIL(リクシル)「HOTひといき」

【温水式電気】床暖房のおすすめ品

温水式電気タイプの床暖房は、パナソニック社とダイキン社が人気です。

パナソニック「温水床暖房 フリーほっと温すいW」

パナソニック「温水床暖房You温水」

ダイキン「ホッとエコフロア」

ダイキン「ホッとく~る」シリーズ

【温水式ガス】床暖房のおすすめメーカー品

温水式ガスタイプの床暖房は、ガス会社の大手である、東京ガスとリンナイの製品が好評です。

東京ガス「はやわざ」

リンナイ「畳用 ITMシリーズ」

リンナイ「床ほっとE」

床暖房リフォームで失敗しないコツ・注意点

床暖房のリフォームをする際に押さえておきたい点についてもお話ししておきましょう。

床暖房の設置工事にリフォーム補助金は使える?

限られてはいますが、自治体によっては床暖房の設置工事が補助金制度の対象となる場合があります。

なお、いずれの制度も当年度の予算に達すると受付終了してしまうため、寒くなってきた頃には募集を締め切られる可能性もあります。
補助金を活用したい場合は、なるべく早めに業者へ見積もり依頼されることを推奨します。

もしも地元の補助金にも詳しいリフォーム業者に出会えたら、アドバイスしてもらうと良いでしょう。

床暖房設リフォームの施工例

最後に、当サービス『リショップナビ』加盟のリフォーム会社が、実際に床暖房を設置した事例をご紹介します。

床暖房を設置すると、冬場の過ごしやすさが格段に変わります。
電気ヒーター式・温水式の違いや留意点をきちんと把握した上で、快適な床暖房を選んでくださいね。

「一番良い床暖房がどれだか判断できない」という方は、床暖房の施工経験が豊富なリフォーム会社に相談してみると良いですよ。

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