バランス釜のリフォームで、理想の浴槽づくりを!

一般的に、バランス釜の寿命は7年前後といわれています。古いタイプになると、燃焼率は低下し、ガス料金もかかる傾向があります。また、バランス釜は浴室内設置型のものが多く、浴槽および浴室を狭くすることになります。今回は、バランス釜をリフォームしたい方に向け、リフォームのポイントや事例などをご紹介します。ご自宅の理想の浴槽づくりに役立ててください。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 30474
  • 4
  • 0
  • いいね
  • クリップ

バランス釜とは?

バランス釜とは、浴室内の浴槽近くに設置する風呂釜のことで、バランス型風呂釜と呼ばれることもあります。給排気筒を利用するため、浴室内の空気を汚さずに使えるメリットがあります。最近はあまり見かけなくなりましたが、集合住宅では全室バランス釜を使用しているところもあります。

バランス釜リフォームのポイント

バランス釜をリフォームする際に注意したいのが、既存の浴室・浴槽によって、リフォーム方法が変わることです。また、建物の種類によっても異なります。

アパートやマンションなどの集合住宅の場合、壁の中が鉄筋コンクリート造ということが多く、配管を外に出すことが難しいため、室内に配管を通す工事が必要になります。自宅の浴槽・浴室の壁の状態をよく確認しておきましょう。

また、予算に応じたリフォーム計画も重要なポイントです。古いタイプのバランス釜を新しいタイプのバランス釜にするのか、ホールインワンタイプ(壁貫通型風呂釜)にするのか、ガスふろ給湯器やユニットバスにするのか…予算で変わってきます。

バランス釜のリフォーム方法は4つ!

バランス釜をリフォームする方法は、大きく分けて4つあります。それぞれの特徴を知り、理想の浴槽を見つけてみてください。

1.バランス釜→バランス釜へ交換

高齢の方など、バランス釜を長年愛用している方の中には、使い慣れたバランス釜を継続したいと考えている方もいるでしょう。バランス釜からバランス釜へリフォームする方法は2つあり、「既存のバランス釜と似たタイプ」を選ぶか、「最新型のバランス釜」を選ぶかです。

どちらも現在使用している浴槽・浴室とほぼ変わらず利用できるうえ、光熱費を抑えられるメリットがあります。しかし、浴室を広くすることが難しいというデメリットもあります。

2.バランス釜→ホールインワンタイプ(壁貫通型風呂釜)へ交換

家の構造的に、リフォームするには浴室の壁を貫通させなければならないケースがあります。その場合は、ホールインワンタイプを検討してみるとよいでしょう。

ホールインワンタイプは、壁に排気管を貫通させて、ガス給湯器を設置するリフォームです。既に空いている穴を利用するため、費用を抑えられるメリットがあります。ただし、選べる商品が限られる場合がありますので注意しましょう。

3.バランス釜→ガスふろ給湯器へ交換

バランス釜リフォームで多いのが、ガスふろ給湯器へ交換する工事です。短時間で湯を沸かせる、温度設定ができる、追い炊きができるなど、いろいろなメリットがあります。ただし、浴槽を丸ごと取り換え、最新型給湯器にする場合は、他のリフォームより費用がかかる傾向にあります。

4.バランス釜→ユニットバスへ交換

給湯器を屋外に設置し、湯船を大きくしたユニットバスにするリフォームです。断熱浴槽にすれば、お湯が冷めにくくなるメリットがあります。

浴室の窓を壁にして換気扇設置を工夫することで、隙間風の心配がなくなり、冬場も安心です。トラップという風水機構を設置し、配水管からの冷気・害虫・臭気の侵入を防ぐリフォームも可能です。

バランス釜のリフォーム事例をチェック

ここからは、バランス釜リフォームの実例を2つ挙げ、紹介していきます。「バランス釜→ガスふろ給湯器」「バランス釜→ユニットバス」へリフォームした事例です。

1.バランス釜→ガスふろ給湯器へリフォームした事例

バランス釜を屋外設置の給湯器に交換し、浴槽を広くするリフォームをしました。バランス釜がなくなったスペース分、かなり広々と感じます。今までなかった追い焚き機能が活躍しそうです。
築年数30年以上の戸建住宅、工期1日、費用23万円のリフォームでした。

2.バランス釜→ユニットバスへリフォームした事例

バランス釜交換だけでなく、浴室全体をきれいにしたリフォームです。浴槽が広くなり、壁や天井、下地を見直す工事となりました。

築年数20年弱の戸建て住宅、工期1週間、費用90万円のリフォームでした。

おわりに

1日の疲れを癒せるお風呂のリフォーム。使い慣れたバランス釜もいいですが、老朽化対策として新しい給湯器にする手もあります。既存の浴室やバランス釜の設置方法によって、リフォームできる方法や費用は変わってきます。具体的に予算を組みたい方は、一括見積もりを利用してみてはいかがでしょうか。オンラインで、複数のリフォーム会社へ見積もり依頼できるため、非常に便利です。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

  • 30474
  • 4
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

LIMIA 住まい部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア