節約に効果あり!残り湯で洗濯するメリット・デメリットを調査【残り湯洗濯・前編】

お風呂の残り湯を洗濯に活用すると、水道代の節約になることはもちろん、環境に優しい節水にもなって一石二鳥。しかし、残り湯での洗濯にはデメリットが存在することも確かです。まずは日頃から洗濯をしている主婦の皆さんが、残り湯での洗濯に対してどんな認識を持っているのか見ていきましょう。

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毎日の生活に欠かせない洗濯。洗濯には水がたくさん必要となるため、水道代の節約・節水のために、入浴後の残り湯を洗濯に使用する方も多いですよね。

しかし一方で、残り湯には汚れや雑菌などが多いため、衣類などを洗濯するには衛生的に心配……なんていう声も。

今回は20代~50代の女性の方に、残り湯を利用した洗濯についてアンケートを取りました。残り湯で洗濯をしている方・していない方のリアルな声を通して、そのメリットやデメリットを探ります。

■目次
1. 残り湯で洗濯する派?しない派?
2. 残り湯洗濯は節約・節水に効果あり!
3. ニオイや雑菌…残り湯の衛生面は大丈夫?
まとめ

1. 残り湯で洗濯する派?しない派?

洗濯に残り湯を利用するかどうかというアンケートをとった結果、残り湯を洗濯に利用している方は全体の約5割、使用しない方は4割と、使用する方がやや多い結果となりました。

【よく使用する】

■「お風呂に浸かる時は体を洗ってから入るので、残り湯は綺麗な水だし、そのまま捨ててしまうにはもったいないので、洗濯に毎回使って有効活用している」(30代・主婦)

■「せっかく溜めたお湯なのでそのまま流してしまうのは勿体ない。お風呂に入った後は洗濯機で使い、少しでも水道代の節約になればいいと思っている」(30代・正社員)


■「水で洗濯するより、少しでも温かい風呂の残り湯を使った方が、汚れ落ちがよいような気がする。バスタブの方も、洗濯に使い、減った分だけ湯を足していけば、すぐにまた入れるし、一石三鳥くらいにはなっていると思う」(30代・主婦)

湯船に溜めた大量のお湯をそのまま捨ててしまうのはもったいないため、洗濯に使用しているという意見が多数ありました。

また、特に冬場は水道水よりもいくぶん温度の高い残り湯で洗濯をすることで、洗濯物の汚れ落ちをよくしたり、粉洗剤を溶けやすくしたりできると考えている方もいるようです。

【使用しない】

■「以前は使用していたが、小さな子供がいるので衛生面がどうしても心配」(20代・主婦)

■「以前は節水のために使っていましたが、衛生面を考慮して捨てるようにしました。お風呂に水をためておくとカビが生えやすいし、冷めたお湯は菌が繁殖していると聞いて怖くなりました」(30代・主婦)

■「水道代の節約になっていいとは思いますが、実際は面倒なので使っていません」(30代・主婦)

使用しないと答えた方のほとんどが、衛生面に不安を感じていることがわかりました。また、残り湯を使用するにはお湯をくみ上げるホースなどが必要になることもあり、面倒なのでやらないという意見もあります。

2. 残り湯洗濯は節約・節水に効果あり!

約半数の方が残り湯を洗濯に使用するということでしたが、残り湯洗濯の利点はどのようなところにあるのか見てみましょう。

■水道代はどのくらい変わる?

アンケートでは、圧倒的に「水道代の節約」という回答が多数。50人中48名がこれをメリットと感じています。

■「やはり一番のメリットは水道代の節約だと思います。何回も洗濯しなくてはいけない家庭だと水道代もかかりますから、その点はメリットだと思います」(40代・パート)

■「基本的に毎日洗濯をしますし、子どもがいる分洗い物が多く水をたくさん使うので、残り湯を使う事で水道代の節約だけでなく、水そのものの節約にも繋がる」(30代・主婦)

■「水道代が結構変わってくると思います。チリも積もれば山となるので、数千円は変わると思います」(30代・主婦)

お風呂や洗濯、洗面所やトイレなど、日常生活の中でうっかり浪費してしまうこともある水道代。

水道の基本料金や洗濯のすすぎの回数、洗濯機の容量などによっても多少異なりますが、洗濯に残り湯を使用すると、2ヶ月で1,000円~1,500円程度の節約になる場合もあります。

湯船から洗濯機にお湯をくみ上げるためのポンプを使用するとしても、その電気代は月に数十円程度。家庭によって差はあっても、続けていれば残り湯洗濯は確実な節約になりそうです。


■「汚れ落ちの良さ」も利点

残り湯洗濯のポイントは、水量に関してのみではありません。水温もまた、洗濯には有利になるのです。

■「まず水道代が節約になるのと、粉の石鹸を使っている場合は、お湯の方がよく溶けて汚れが落ちやすいです」(40代・主婦)

■「水で洗うよりもお湯の方が洗剤もよく溶けるし、汚れが落ちやすいのがメリットだと思います」(30代・主婦)

衣類に付着した皮脂汚れなどは、水温が高い方がよく落ちます。入浴後、すぐに洗濯をしない場合は、水温をなるべく高く保つために浴槽に蓋をしておきましょう。

また、洗濯石鹸が十分に溶けるには20℃程度の水温が必要となります。夏場ならまだよいのですが、冬場は水道から出る水温が20℃に達しない場合も多いもの。残り湯を使用すれば石鹸がしっかり溶けるので、汚れを落ちやすくすることができます。

3. ニオイや雑菌…残り湯の衛生面は大丈夫?

■やっぱり衛生面が心配……

■「お風呂の残り湯には皮脂や雑菌があり、洗濯槽の汚れの原因になると聞いたことがあります」(30代・主婦)

■「今のところ、残り湯を使った時に臭いがひどいとか汚れ落ちが悪いとかは感じた事が無いが、雑菌などは目に見えないものなので不安」(40代・主婦)

節水になるとはわかっていても、目に見えない雑菌が気になってしまい、残り湯の使用をためらう方が多いようです。また、残り湯の汚れが洗濯槽に溜まると、衣類の嫌なニオイの原因にもなってしまうことがあるので、注意が必要です。


■残り湯洗濯OKの入浴剤を選ぶ

■「入浴剤を入れることが好きだったが、風呂の残り湯を洗濯で使うので入浴剤が使えない」(30代・主婦)

入浴剤を入れてしまうと残り湯を洗濯には使えないという意見もありましたが、実は全ての入浴剤が残り湯洗濯に不向きという訳ではありません。

ほとんどの入浴剤のパッケージには、残り湯を洗濯に使用して良いか否かの表記がしてあるため、購入する際にチェックしてみましょう。使用できないと明記してあるもの以外のほとんどは、残り湯洗濯に使用できます。

ただし、色つきの入浴剤は洗濯物に色が移ってしまう場合があります。浸けおきはしないように注意し、白い衣類や大切なものには残り湯を使わないようにすればトラブルを防げます。

残り湯洗濯OKの入浴剤も通販で気軽に入手できるので、残り湯洗濯したい人は試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

残り湯を使った洗濯の一番のメリットは、節約・節水。浴槽の大きさにもよりますが、一度の入浴で約200~300リットルのお湯を使用することになるため、そのお湯を有効活用できればかなりの節約になります。

しかし、そうとはわかっていても、やはり気になるのが衛生面。残り湯の雑菌やニオイにはどのような対策をすればよいのか。また、洗濯以外に残り湯を活用する方法はあるのか。後編でご紹介します!

アンケート実施期間:2017年6月2〜3日
対象:20〜50代の専業主婦、パート・アルバイト、正社員、派遣社員、個人事業主の方
アンケート総数:50

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