油ハネもこわくない!リメイクシートでキッチンの壁紙をおしゃれに
コンロ周りは油ハネによって汚れやすいですよね。今回はキッチンの壁紙をリメイクシートでアレンジする方法を紹介します。リメイクシートを使えば、キッチンがおしゃれに♪ また、アルミシートなら掃除もしやすいですよ。貼り方を詳しく解説するので参考にしてくださいね!
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いつも使用するキッチンは気をつけていても汚れが目立ってしまうもの。特に「からあげ」や「とんかつ」など子どもから大人まで好んで食べる揚げ物は、料理したあとの油ハネ掃除が大変です。
油汚れをそのままにしておくと汚れが落ちにくくなってしまうだけでなく、衛生的にも良くありません。毎日調理で使うキッチンだからこそ、清潔に保ちたいと思う方がほとんどなのではないでしょうか。
そんな、お掃除が大変なキッチンを清潔に保つには「100均のカッティングシート」が最適! しかも、貼るだけでおしゃれな空間に大変身しちゃうのです。試してみる価値、ありますよ。
■目次
1. リメイクシート(カッティングシート)とは?どんな種類があるの?
2. 貼りたい場所の壁の材質、サイズ、柄などを考慮して購入しよう
3. 貼りたい場所はあらかじめ綺麗にしておこう
4. 実際に貼ってみよう
5. 壁以外(引き出しなど)リメイクシートをつかって統一感を
6. カフェのようなおしゃれなキッチンに大変身!(完成)
7. 気になる剥がし方は…?
まとめ
1. リメイクシート(カッティングシート)はどこで入手できるの?
自分風でおしゃれに簡単なアレンジができるとママ達の間で話題の「リメイクシート(カッティングシート)」。たとえば木目調やレンガ模様、タイル模様など豊富なデザインから選んで貼り付けるだけで、まるで海外の家のようにおしゃれな空間にすることが可能です。もちろん汚くなったら剥がせるため、油ハネ汚れは怖くなくなりますね。
リメイクシートは「シールタイプ」のものと「貼って剥がせるタイプ」があります。また貼り付け方にも「マスキングテープ」を使う方法と「ステープラー」を使う方法があるので、それぞれ確認してみましょう。
■シールタイプ
市販されているリメイクシートの多くは裏側に糊が付けられたシール式です。裏の紙を剥がすと粘着部分が出てくるので、そのまま貼ることができます。賃貸住宅の場合、シール式だと粘着部分が密着しすぎて、引越しの際に剥がれにくくなる恐れがあります。
■貼って剥がせるタイプ
火を使うコンロ回りは紙製だと燃えてしまう危険性があるため、アルミシートタイプがおすすめです。100円均一で売られている「キッチンアルミシート」なら貼る面積にあわせて必要分を購入できます。汚れたら剥がして捨てられるのもメリットです。
一般的なリメイクシートは表面が塩化ビニール製となっておりふき取りも可能です。ただし光沢のある素材のため、汚れを拭き取ろうとクレンザーやタワシを使ってこすると表面に細かい傷が付くため避けてください。
■サイズを調整
リメイクシートを購入する前にシートを貼りたい場所のサイズを測っておきます。高さや横幅を測り、正確なサイズを調べましょう。
そんなリメイクシートが売られている場所は以下の通り。
・ ホームセンター……壁紙売り場やDIYコーナー
・ 100円均一……45×90cm程度のコンパクトなもの
・ カー用品店……車の装飾用のためお値段が高め
・ ネット通販……壁紙などDIY用品を扱うお店
購入場所の定番はホームセンター。DIY用品やリフォームに力を入れている店舗で取り扱っています。最近は自分で壁紙を貼り替えるニーズが増えてきているため、壁紙のコーナーにリメイクシートがあるかもしれません
2. 貼りたい場所の壁の材質、サイズ、柄などを考慮して購入しよう
カッティングシートを買いに行く際には、事前にキッチンの壁のサイズを測っておきましょう。カッティングシートを買う目安は、実際に貼る部分の1.5倍。ただし、壁に1枚そのまま貼る場合は、壁のサイズ通りでも問題ありません。
■コンロ周辺は熱に強いタイプが安心
3. 貼りたい場所はあらかじめ綺麗にしておこう
リメイクシートを買いに行く前に、キッチンの壁のサイズを測っておきましょう。リメイクシートを買う目安は、実際に貼る部分の1.5倍。ただし、壁に1枚そのまま貼る場合は、壁のサイズ通りでも問題ありません。
■コンロ周辺は熱に強いタイプが安心
キッチンにリメイクシートを貼る場合、油汚れなどが付着していることも多いため、事前に水や中性洗剤を含ませた布で抜き取っておきます。細かなホコリがあるとシートを貼ったときに表面が凸凹しやすく、しっかりと貼り付けられない場合もあるので、ホコリも除去するように拭き取ってください。キッチン周りを掃除する際、中性洗剤を使うとリメイクシートが貼りつきにくくなる恐れもあるため、しっかり拭き取りましょう。
■マスキングテープなどで仮止めするとイメージがつきやすい
今回は100円均一で購入しました。小さなサイズで必要なぶんだけ手に入れることができるため「カラーボックスのリメイク」や「空き箱を化粧して見た目をかわいく」などにも興味のある方におすすめです。さまざまな種類の柄があり、シックなものから可愛らしいデザインまで幅広く取り扱っているのも嬉しいポイントです。
シートを貼る位置が決まったら、マスキングテープを使って仮止めします。仮止めすることで、貼ったあとのイメージも湧き、失敗が少なくなります。
編集部が確認した際は100円均一で「貼って剥がせる両面テープ」が売られていました。ガラスやスチール家具にも貼ることができて、あとで剥がせるタイプでとても便利。また粉末を水で溶かし、壁に塗りつけて使用するのりもあり、剥がしやすく裏紙が汚れにくいというのがポイントです。粉末を水で溶かすタイプはつるつるとしたタイル面には張り付きにくいため、あまりおすすめしません。
■マスキングテープ
マスキングテープと両面テープを使う裏技は、現状復帰をしなければならない賃貸住宅にお住まいの方でも挑戦することができます。この裏技は壁紙をDIYするときにも活用可能です。
ただし直射日光があたりやすい部屋だと、長い間壁に貼り付けていたマスキングテープの粘着面が温められてしまい、ネバネバと劣化して綺麗に剥がせない場合があります。このように環境によって剥がれにくくなることを念頭に、挑戦してみてください。
① マスキングテープを壁に貼る
② その上から両面テープを貼る
③ リメイクシートを仮止め
④ 両面テープを端から剥がしながら貼り付ける
■ステープラー
ステープラーを使ってリメイクシートを貼る方法は、原状回復も簡単です。賃貸住宅に住んでいる方や、テープを使わず簡単にリメイクしたい方におすすめです。ステープラーだけだとリメイクシートの浮きが気になる場合は、貼って剥がせる両面テープを兼用してみましょう。
ステープラーを使ってカッティングシートを貼ると、粘着テープいらずで、原状回復も簡単です。賃貸住宅に住んでいる方や、テープを使わず簡単にリメイクしたい方におすすめです。ステープラーだけだとカッティングシートの浮きが気になる場合は、貼って剥がせる両面テープを兼用してみましょう。
4. 実際に貼ってみよう
それでは実際にリメイクシートを貼っていきます。レンジを置いていたために跡が付いてしまった壁紙部分には、100均の木目調リメイクシートを貼ることにしました。つるっとした壁素材のコンロ回りには、アルミタイプを選択し、貼り付けていきます。
■コンロ回り
リメイクシートと両面テープを使う場合は、シートを少しずらしてから、マスキングテープを貼るとやりやすいです。マスキングテープは粘着部分が弱く、粘着性が高くなりやすい壁に貼っても剥がしやすいのがメリットでしょう。
■貼り方のコツ
リメイクシートを直接貼ると、シワが寄ったり斜めになったりと失敗しやすくなります。そんな問題を解消するために、洗剤を薄めた水(洗剤水)を霧吹きで裏側に吹きかけておきましょう。洗剤水をかけておくことで、粘着部分が乾くまで多少動かすことが可能です。位置を調節したり、シワを伸ばしたりできます。
全体を貼り付けることができたら、平らな表面の水分を取り除くのに使う「スキージー」を使い空気を抜くと仕上がりがきれいになります。なければタオルで表面を押さえながらならすと、きれいに貼ることが可能です。
気泡が内部に残ってしまった場合は、まち針などで目立たない程度の穴をあけ、中に入っている空気を指で押し出してください。
・ 貼り付けに適しているのは室温10~30度です。
・ 室温が低い場合は、ドライヤーで温めると貼りやすくなります。
・ 温度が高いとヨレの原因となるため、涼しい時間帯がおすすめです。
5. 壁以外(引き出しなど)リメイクシートをつかって統一感を
キッチンの壁をおしゃれに仕上げたら、キッチンの引き出しや扉も同じようにリメイクしてみましょう。引き出しに貼る場合は、取っ手を外しておきます。だいたいの取っ手は内側にネジで固定されているため、ドライバーを使って簡単に外すことが可能です。
引き出しに貼る場合も、壁と同様に中性洗剤で汚れを除去し貼り付けていきます。きれいな仕上がりを目指す方は、端から3~4cmくらい余裕をもって切り、最後に金属のへらで端を押さえながらカッターでカットします。
取っ手の部分に穴をあけてから取っ手を付け直して完成です。より見た目を自分好みに変えるなら、取っ手も新しいものに交換してみてください。100均でも売られていますよ。塩化ビニール製のリメイクシートは、ドライヤーで熱を加えることで、曲線にも貼ることができます。レンジフードのように曲線がある部分には、この方法を使ってみてください。
6. カフェのようなおしゃれなキッチンに大変身!
リメイクシートの貼り付けが完成しました。どんな仕上がりになったのか見てみましょう。
白くてつるんとした素材のキッチン扉はお掃除しやすくモダンな感じで気に入っていましたが、少し無機質な感じがありました。その場所に木目調のリメイクシートを貼ることでカフェ風になり温かみが増した感じがします。
リメイクシートの上からも汚れを拭き取ることができ、お手入れが楽に。100均のリメイクシート1枚では、キッチン引き出し3つ分くらい貼ることができます。全面の扉を貼り替えたとしても、500~1,000円くらいの予算です。
コンロ回りのアルミタイプは、油ハネがあっても安心です。そのまま汚れを拭き取ることも可能ですし、シートが痛んできたら取り替えもできます。アルミタイプは光が反射するためキッチンが明るくなったような気がします。
キッチンカウンターに電子レンジを置いていたため、壁紙に焦げ跡のようなものが付いて気になっていましたが、そんな壁もこの通り。
リメイクシートなら、必要な部分のみ貼り替えが可能で、気分に合わせてインテリアを変えられるのが良いですね。
7. 気になる剥がし方は…?
賃貸住宅の方はもちろんのこと、持ち家の方も剥がし方が気になるはずです。リメイクシートは飽きたり古くなったりしたら貼り替えも可能なため、剥がし方も覚えておきましょう。
・へら
・シール剥がし
この2つの道具を事前に用意しておいてください。へらはシートを剥がしやすくするための道具です。シール剥がしは専用のものでなくてもOK。ホームセンター、文具店などで売られています。
■剥がす方法
リメイクシートの上にシール剥がしをまんべんなく馴染ませます。へらを使って端を剥がし、ゆっくりと端を引っ張りながら剥がしてください。貼ってから年数が経つと粘着テープの部分が密着してしまうため一気に剥がすと上手く剥がせないことも。少しずつ剥がすのがコツです。粘着部分が強く貼りついている場合は、シートをいくつかにカットして、分割しながら剥がすとやりやすくなります。
■シール剥がしがない場合の裏技
①ドライヤーで温める
子どもがいたずらで貼ってしまったシール剥がし対策にも使えます。広い範囲だと時間がかかり、変色の恐れもあるため注意してください。
②お酢をなじませる
シール剥がしの要領でお酢をシート部分に馴染ませます。数分置くと粘着部分が剥がれやすくなり、シートを少しずつ剥がすことが可能です。
③中性洗剤を使う
中性洗剤をシートの上から馴染ませて、その上からラップで覆います。10~20分くらいおくと、シートが剥がれやすくなります。洗剤のなかには界面活性剤が含まれているため、粘着部分が剥がれるのです。剥がれにくいからといってゴシゴシこすると傷を付ける恐れがあるため避けてください。シール剥がしがない場合は、紹介した対策でリメイクシートを剥がしていきましょう。
まとめ
壁紙の張り替えなんて難しそうだと思っていた方も、キッチン回りなら狭い範囲のため実践しやすいのではないでしょうか。
はじめてDIYをする方におすすめなのはコンロ回りのシート貼り。アルミシートは油汚れがついてもすぐに拭き取ることができます。見た目も可愛くなり、お掃除も楽になるため実践してみましょう。
リメイクシートを活用したリフォームは簡単かつガラッと雰囲気を変えられるので、できあがりの達成感もあります。大掃除も楽になり、一石二鳥のDIYですね。
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