自分では気づきにくい部屋のニオイを消したい!今日から実践できる部屋の消臭術

部屋の消臭って日頃からこまめにやっていても、なかなか染み付いたニオイは取れないないもの。消臭剤を使っているけれど効かなくてどうすればいいか、悩んでいる方は多いようです。そこで主婦50人に、部屋の消臭に関するアンケートを実施。今日から始められるお部屋の簡単な消臭方法を紹介します。

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できれば無視したい、部屋に漂ういやなニオイ。自分では気づかないケースもありますよね。しかし無視したままだとニオイが蓄積され、部屋は生活しづらい空間になっていってしまいます。こまめに消臭するようにはしていてもなかなかニオイが取れなくてストレスになっていること、ありませんか?

そこで今回は主婦50人の方に部屋の消臭についてアンケートを実施しました。部屋のニオイに関する悩みから改善方法まで、各家庭の消臭事情を調査。その中にはいやなニオイを排除してきれいな空気を保つ“生活の知恵”がたくさん隠されていました。

■目次
1. お部屋の消臭事情を主婦に聞いてみた
2. トイレと台所の排水溝は、ニオイの源のツートップ!
3. お部屋別の効果的な消臭方法
まとめ

1. お部屋の消臭事情を主婦に聞いてみた

■多くの主婦が日頃から実践している消臭方法は「部屋の換気」

気づいた時にすぐ出来て、お金がかからないのがシンプルに「部屋を換気すること」。窓を開けて空気を入れ替えるだけでも部屋の消臭に効果的であることがアンケート結果からわかりました。

■「窓を全開にして空気の入れ替えをするだけですが、それで十分だと思います。」(40代・専業主婦)

■「ニオイがするものは嫌いなので、1日1回は窓を開けて換気をする。家にいる時は常に数センチ窓を開けている。」(30代・専業主婦)

■「窓を開けたほうがくさい空気が入れ替わってニオイが取れて、一番効果がある。」(30代・専業主婦)

また消臭スプレーや消臭剤などのニオイを消してくれる製品を使う方の割合もそれぞれ2割を超えました。買ってくるだけで手軽にできるため、日常的に消臭できるのが人気のようです。

■「消臭スプレーを使用しています。手っ取り早いしかなり効果を感じます。」(30代・専業主婦)

■「部屋の消臭剤は置く以外に特に何も対策はしなくていいので、楽チンだから。」(20代・専業主婦)

■「部屋の生活臭がとても気になるので、消臭剤や芳香剤を常に使うようにしています。」(30代・パートアルバイト)

■「消臭スプレーを部屋のあちこちに分けて置いておきます。ニオイの問題が瞬時に解決できるので便利です。」(40代・パートアルバイト)

消臭スプレーと部屋の芳香剤のポイントは「簡単」「手軽」「即効果が出る」の3点。朝も早いうえに夜は帰りが遅くて部屋の掃除や消臭に気を配ることができない、という方もいらっしゃるかもしれません。消臭剤や芳香剤は、そんな忙しい人にとっても強い味方になってくれるでしょう。

■「毎日消臭」vs「気づいた時だけ消臭」

部屋の消臭頻度をお聞きした結果、大多数の票が集まったのは「毎日」と「気づいた時だけ」。

この結果から主婦は「意識して消臭することを心がける」派と、「ちょっとニオイが気になった時に消臭する」派に大きく分かれることがわかりました。

消臭の頻度は異なるものの、ほとんどの方に共通していた消臭手段が「部屋の窓を開けて換気すること」。部屋を閉め切ったままにしてしまうと空気がこもってしまい、ニオイも蓄積されやすくなりますよね。

■換気+αを毎日行うことが毎日の消臭の日課

ちょっとしたニオイにも敏感になってしまうと、やはり毎日部屋にスプレーをかけたり、いい香りがする置物などを置いたりする方が多いことがわかりました。また毎日消臭をすることは、ニオイを部屋にこもらせないようにする効果もあります。

アンケートで「毎日」と答えた方は部屋の換気にプラスして、毎日何かしらの消臭をされているようです。

■「洗濯物を干すついでに窓を開けて換気し、枕は日の当たる所において殺菌するようにしている。」(30代・専業主婦)

■「ニオイが気になるトイレには庭に植えた香りの良い花をほぼ毎日いけています。玄関にはアロマディフューザーを。」(40代・専業主婦)

■「消臭対策の一番いい方法は換気。とりあえず換気は毎日していますが、どうしても換気出来ない時などは消臭スプレー等をしています。」(30代・専業主婦)

消臭スプレーは手軽に使えることから毎日使いにはぴったりですよね。また多くの消臭スプレーは除菌、殺菌効果にも優れています。毎日こまめにスプレーすることは、菌が繁殖しにくい空間作りにもつながるようです。

■ニオイはあまり気にならないから「気づいた時だけ」

「気づいた時だけ」消臭をする方は、毎日部屋の換気はするけれども、その他のシーンでは毎日消臭することはないと回答した方が大多数でした。具体的な例として、焼肉などのニオイがつきやすい時には消臭するという声もありました。

■「朝起きた時、雨戸を開け換気はするのであえて消臭はしません。本当に気になる時だけです。」(50代・専業主婦)

■「普段、ニオイはあまり気になりません。お客さんが来る時は、玄関などに消臭スプレーをかけています。」(40代・専業主婦)

■「消臭剤を置いているので、ある意味で常に消臭しているといえるかもしれません。焼肉を焼いた時などの特別な場合は、スプレータイプの消臭剤を使用しています。」(30代・パートアルバイト)

部屋のニオイに対しどのくらい敏感になるかどうかで消臭する頻度が人によって大きく変わってくるようですね。普段から「あまりニオイを気にしていない」という人は「なんだかにおうなあ」と感じる時だけでもいいのかもしれません。

2. トイレと台所の排水溝は、ニオイの源のツートップ!

毎日換気はしているし消臭もそれなりにやっているつもりでも、なかなか染み付いたニオイが取れなくて悪戦苦闘している方もいらっしゃることでしょう。そうした根深い生活臭は、主婦の方々はどのように対処しているのでしょうか。

■主婦を悩ませ続ける家の中のニオイとは

アンケートにて家の中で一番ニオイがきつい部屋をお聞きしたところ、半数以上の方が「トイレ」と「台所の排水溝」を選択。確かにどちらもニオイがこもりやすく、なかなか頻繁にはていねいに掃除することもできません。この2カ所は、家の中でもニオイが発生しやすい場所として多くの方も納得ですよね。

■排泄物は流してもトイレのニオイは残り続ける

トイレって誰かが出た後もニオイは残りますよね。スプレーなどで消臭してもニオイは残ってしまうもの。このトイレのニオイの多くは、アンモニア臭になります。

主婦の方の声でも、やはり時間が経ったトイレのニオイを問題視する意見がいくつか見受けられました。

■「時間の経った尿のニオイは独特でくさいので、トイレが一番きついです。」(30代・専業主婦)

■「トイレ全体のニオイは気になります。家族3人で使用してますが、自分以外に入った後は特に気になります。トイレ独特のニオイはきついです。」(50代・専業主婦)

自分が出た後はなかなか気にならないニオイも、誰かがその次に入るとニオってしまうこともしばしば。トイレに入った時に異臭が鼻につくのをいちいち気にしてしまうのもストレスになりかねません。

■こまめに掃除をするのも大変な台所の排水溝

台所の排水溝は、ぬめりに加えて時間が経った生ゴミのニオイなどでいやなニオイが蓄積されやすい場所です。見える部分は毎日掃除をすることもできますが、排水溝の奥の部分は毎日というわけにもいきません。しかしこのような見えない部分にこそ、いやなニオイの元となるものが付着するので注意が必要です。

■「頻繁に掃除が出来ないのでどうしてもぬめりのニオイが消えない。」(40代・専業主婦)

■「台所の排水溝のニオイがなかなか取れません。それでも奥のほうまで掃除することができないので、そのままにしています。気にはなっているのですが……」(40代・専業主婦)

■「たまに掃除をしっかりしても、どうしても台所の排水溝からはニオイが出てくるのが悩みです。」(40代・専業主婦)

排水溝だけが臭うだけならまだしも、そのニオイが台所全体、さらには他の部屋にまで移ってしまうこともあるから厄介な問題ですね。掃除したての良いニオイを維持しようと思っても、なかなかうまくはいきません。

■ちゃんとやってもなかなかニオイが取れないところってどこ?

この排水溝のほかに「現在行っている消臭方法がうまくいかないと思うことはありますか?」とお聞きしたところ、さまざまな声と意見が届きました。ニオイに対する悩みはどの家庭でも根本は同じですが、中には人それぞれで解決できないニオイに関する悩みもあるようです。

■「消臭効果があるといわれているものを置いているにも関わらず、時々トイレのニオイが気になります。」(50代・正社員)

■「元のニオイも消えていない状況で新しい消臭剤を置いているので、ニオイが混ざって余計変なニオイがしています。」(50代・専業主婦)

■「キッチンのニオイ対策としては、換気扇を回すことが最も簡単かつ効果的な方法だと思います。しかしながら、リビングとキッチンがつながった間取りになっているため、室内干しを行っている時は洗濯物にニオイが染み付いてしまい、残念な結果になってしまいます。」(50代・専業主婦)

消臭する方法はわかっていても、ニオイがなかなか取れなくてお困りの主婦の方はとても多いようです。中には上手に消臭している方もいらっしゃいますが、そうした方は手強いニオイにどのように太刀打ちしているのか、部屋別に詳しく見ていきましょう。

3. お部屋別の効果的な消臭方法

■芳香剤がなくてもできるトイレの消臭

トイレ専用の芳香剤を置いていても、そこまで効果を感じることができないという主婦の方からの声がありました。芳香剤は置かないよりも置いたことに越したことはありません。しかしそれでも効果が感じられないという場合は、以下のふたつの方法を試してみてください。

ひとつ目はトイレを使用した後に必ずトイレ用のスプレーをかけること。大便をした後にしかスプレーをかけないという方も多いかもしれませんが、量は少量でも使った後には必ずサッとふりかけるだけでもニオイは蓄積しにくくなります。

ふたつ目は「クエン酸」を使うことです。尿が飛び散り、時間が経つとアンモニア臭になります。そのニオイを落とす効果がクエン酸にあるといわれています。クエン酸は100円ショップやドラッグストアでは必ず売っていますし、値段もリーズナブル。

クエン酸をスプレー状にし、便器にふりかけてブラシでこするだけでOKです。簡単にニオイ防止ができます。

■台所の排水溝の消臭にも重曹は使えた!

重曹は台所の排水溝の掃除に大活躍することは多くの方がご存知かもしれません。掃除だけではなく、実は消臭剤としても効果的なアイテムなのです。

重曹を消臭剤として使う時のポイントは、事前に必ず排水溝を洗っておくこと。洗った後に重曹を排水溝にふりかけます。その後30分から1時間ほど放置し、熱湯をかければ終わりです。これでいやなニオイの元が綺麗に取れます。

重曹は化学成分を配合しておらず、体にも環境にも良い消臭アイテムです。ケミカルなニオイが苦手だという方でも安心して使えるでしょう。

■寝具のニオイを防止することが寝室の消臭のコツ

寝室は寝具のニオイがそのまま部屋の空気に移ってしまう恐れがあります。枕やシーツなどに体臭や加齢臭がついてしまって悩んでいる方も多いでしょう。年齢を重ねるごとに強さが増す加齢臭は、特に男性の方のほうが深刻だといわれています。

寝具のニオイを取るためには、布団や枕を定期的に干すことと消臭スプレーを定期的にふりかけることのふたつが効果的です。またシーツを洗濯することで寝具のニオイはもちろん、寝室全体のニオイも大幅に改善されます。

寝具やシーツには、私たちが思っているよりもたくさんの汗が染み付いています。シーツや寝具に蓄積していった汗はニオイの元となるだけではなく、体にもよくありません。これらを定期的にきれいにしておくことこそが寝室のニオイを防ぐことにもなるのです。

まとめ

もちろん毎日行うことが理想ですが、部屋の消臭は日頃からこまめに取り組むことがとても大事です。しかし家事や仕事が忙しくて毎日しっかりできないという方も少なくありません。

そんな方は気づいた時だけでもいいので、部屋にスプレーをふりかけたり窓を少しの時間でも開けておいたりするだけでも部屋のニオイは変わってくるでしょう。排水溝などの消臭に時間がかかりそうなものは、週末にまとめて行うのもひとつの方法です。できることから実践していきましょう。

アンケート実施日:2017年3月2日
対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、個人事業主、パートアルバイトの方
アンケート総数:50

お部屋の消臭アイテムはこちらからも入手可能ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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