おすすめスーツケース12選！旅行玄人が教える失敗しない選び方

【旅行・ビジネス】海外旅行玄人がおすすめするスーツケースの選び方

「スーツケースは失敗してなんぼ」

持論ではありますが、たくさんのスーツケースを使うことで、自分の旅行スタイルにあう一点を見つけることができます。

ただ、決して安いお買い物ではありませんよね。ここで、たくさん失敗した私の経験を踏まえて“スーツケースを選ぶときに見るべきポイント”を伝授していきます。

1. ソフトorハードからチョイス！防犯重視ならハードを

まず注目すべきはスーツケースの種類です。素材、重さ、頑丈さなどさまざまな局面で決定的な違いとなります。

■ソフト

ソフトタイプは主に布製のものがほとんど。中身を守る頑丈さはありませんが柔軟性が高く軽量です。増えた荷物への対応がしやすく、軽いので持ち運びにも便利。

■ハード

メタリックな見た目が特徴的。耐久性が高く、上に物を置いても形状が変わらない強靭さが魅力です。飛行機での移動でも多少の衝撃であれば耐えることができ、防水性も優秀。頑丈な分、重量があります。

2. 飛行機に乗るならハードケースのフレームタイプ

スーツケースには、ファスナータイプとフレームタイプの2種類があります。

フレームタイプは衝撃に強く、開きにくいという利点があります。飛行機に運び込まれる際、得に海外空港では移動中とスーツケースの扱いはぞんざいです。フレームタイプでしっかりと施錠しておけば、そのような扱いでも開くことは滅多にありません。

3.小旅行ならソフトタイプのファスナータイプ

ファスナータイプは開閉が楽で柔軟性が高いという利点があります。荷物が増えてしまうことが心配だったり、開閉頻度が高い場合はファスナータイプのほうがおすすめ。小さめの旅行、国内旅行はファスナータイプで十分事足りると思います。

4. スーツケース機内持ち込みサイズは、100cm7kgで覚えておく

スーツケースを買う際に注意して欲しいのは、飛行機内に持ち込めるかどうか。実はそれぞれのエアラインによって持ち込めるサイズ・重量が異なります。

例えば、

●日本の大手エアライン
ANA（国内線）100席以内：3辺の総和が100cm以内、重量10kg以内、ひとり手荷物と身の回り品が各1つずつ
JAL（国内線）100席未満：3辺の総和が100cm以内（※）、重量10kg以内、ひとり手荷物と身の回り品が各1つずつ

●日本のLCC
peach（ピーチ）：3辺の総和が115cm以内、重量7kg以内、身の回り品ふくめ2個まで
JETSTAR（ジェットスター）：3辺の総和が115cm以内、重量7kg以内、身の回り品ふくめ2個まで

●海外の大手エアライン
アメリカン航空：3辺の総和が115cm以内、身の回り品ふくめ2個まで

つまり、「機内持ち込みできるスーツケースが欲しいな」と思った場合は、3辺の総和が100cm以内と7kgが重要です。そこをクリアしていれば基本的にはどのエアラインでも機内持ち込みが可能です。

※2021年7月現在の情報です。機内持ち込みサイズを知りたい人は必ずHPで最新情報、詳細を確認してください。

5. 軽い方が楽！軽量素材＆ソフトケースの布の素材チェックはマスト

スーツケースを選ぶ際に注視して欲しいのが重さと素材です。旅行の行き帰りずっと持ち運ぶものなので、軽量タイプを選ぶだけでストレスが軽減されます。

目安は3kg。大きいスーツで3kgは一般的、それ以上だと移動中重くストレスを感じます。小さいスーツケースで3kgはやや重め。2泊3日程度の小さめサイズだと、2kgぐらいが主流です。

ポリカーボネートが軽くて強度が高い素材と言われています。これらが使われているか確認すれば頑丈で軽いスーツケースの可能性が高いです。

また、比較的軽量な布製のスーツケースを選ぶ場合は、ポリエステルやナイロンなど防水されている素材を選びましょう！

6. 海外旅行者・利用シーンによっては、TSAロックの鍵が安心

TSAロックとは、アメリカによって認可されている鍵のこと。

アメリカでは、同時多発テロが起きて以来、入国への荷物検査が厳重になっています。鍵を壊されて中を確認されてしまうケースもあります。

その場合に、TSAロックのスーツケースならば、専用の鍵で開閉が可能なので、鍵を壊されたりすることなくセキュリティチェックを通過することができます。もちろんハワイやグアムも対象ですので、少しでも行く可能性がある場合はTSAロックが付いているスーツケースの方が無難です。

ただ、TSAロックの施錠パーツは購入可能。そのため、スーツケースの鍵は閉めず、後付けのTSAロックで鍵を閉めるということも可能です。アメリカに行く頻度が多くないのであれば、あまり気にしなくても良いでしょう。

7. 安いスーツケースを選びたい！2〜3万以下がおすすめ

スーツケースは値段と品質が比例した製品が多い印象ですが、高いものでも破損する機会が多いというのも紛れもない事実です。

旅行に行くたびに、傷が増えるのがスーツケースです。中にはロストバゲージする可能性もあります。

購入自体に思い入れが深くなるようなお買い物はおすすめしません。条件にあったものを安価に手に入れて、「5年ぐらい使えたらラッキー」くらいに思っておくのが丁度よいと思います。

【こだわる人向け】キャスター選びは4つが正解、ストッパーもあるとベター

下記に当てはまる人は、キャスターの数は必ず4つの方がおすすめです。

スーツケースのキャスターは大きく2輪と4輪タイプがあります。

■2輪：キャスターサイズが大きめのため安定感がある、移動するときは斜めにして転がす
■4輪：小回りが聞き操作性が良い、斜めにせずとも移動が可能なので腕に不可がかかりにくい

私はいつも走行性が良い4輪を選ぶようにしています。

また、電車内でスーツケース自体が動いてしまわないように、キャスターストッパーをかけられるものがおすすめです。新幹線で移動した際にスーツケースを足で固定していてとても疲れた経験があるので、スーツケースと一緒に移動する人はキャスターストッパーも重要です。

【こだわる人へ】クイックに収納したいなら便利なフロントオープンを

私が個人的に心からおすすめするのが、フロントオープンのスーツケースです。旅行でよく出し入れするアイテムをカバンを増やさずにしまっておけます。

・航空券の控え、宿泊ホテルの情報
・旅行雑誌
・PCやタブレット

スーツケースを横にして開くことなく、立ったままその場で荷物を取り出すことができ、なおかつなんでも収納できて便利です。

何泊泊まる？スーツケースのサイズは旅行日程にあわせて賢く選ぶ

スーツケースサイズ一覧

1日10Lを目安にすると困らない

スーツケースの大体の目安として、10L/日が一般的と言われています。化粧品やコテなどが必要でない人は、これより少なくてもよいかもしれません。

2泊までなら25L以内で大丈夫

2泊程度であれば25L程度のスーツケースで十分です。“Sサイズ”、“機内持ち込み可”などのラベルが貼られているスーツケース中心に選びましょう。

3～5泊するなら40L-60LでOK

3～5泊するなら30L〜60Lのスーツケースをチョイス。旅先、目的によって容量を判断しましょう。海外なら大きめ、国内なら小さめ。公共交通機関を使った移動が多いなら小さめ、車で移動するなら大きめでも大丈夫です。

ただし、レンタカーする場合は、人数や車のサイズ次第で大きすぎないスーツケースのほうがベターな場合もあります。

1週間ぐらいなら80L〜を選ぶと安心

一週間に渡る旅行には80L〜100Lが妥当。生活できる荷物を持っていく必要があるので、あまりこだわらず大きめを選ぶのが無難です。このぐらいに規模感の旅行だと、大は小を兼ねます。

私は海外旅行の場合は、想定の1.5倍の大きさの（80L〜100Lぐらい）スーツケースを用意します。海外便だと機内持ち込みできない製品が多かったり、お土産を買いすぎたりするからです。

国内旅行だと30Lか45Lで準備します。飛行機移動なら、絶対に機内持ち込み可能なサイズを選びます。また、観光重視なら小さめを、リラクゼーション重視なら大きめを選びます。

お土産が増えて持ち運べないとしても郵送できるし、国内線で荷物を待つ時間がもったいないからです。ホテルステイでゆっくりするのが目的の旅はお気に入りの本やお菓子、気になるスキンケアなどをたくさん詰めていくのも◎。

【メンズ・ウィメンズ人気ブランド】おしゃれなおすすめスーツケース14選

ここからは人気ブランドの中からおすすめのスーツケースをピックアップして紹介！　メンズ・ウィメンズ関係なく使用できます。ぜひ参考にしてくださいね。

Rimowa（リモワ）のスーツケース

サムソナイトのスーツケース

Sunco（サンコー）のスーツケース

TUMI（トゥミ）のスーツケース

ace.（エース）のスーツケース

LOJeL（ロジェール）のスーツケース

スイスミリタリーのスーツケース

無印良品のスーツケース

おすすめスーツケース一覧

これが知りたかった！痒い所に手が届くスーツケースハック

スーツケースはデザインよりもステッカーやバンドで遊ぶが吉

かわいいスーツケースや、デザイン性が高いスーツケースは旅行のテンションをあげてくれますが、スーツケースは何かと傷がつきやすく、旅行以外でも使うときに困ることも。

私の失敗談でいうと、学生の頃に思い切ってピンク色のスーツケースを購入しました。当時は派手で目立ってかわいいかったのですが、歳をとってからは使いづらく服装にも景観にもアンマッチ。少しだけ後悔しています……。

シンプルなスーツケースでも、バンドやネームタグでオリジナリティを出すこともできますし、旅行先のステッカーを貼ることで愛着も湧きますよ。以下の記事でおすすめのバンドやタグ、カスタマイズアイテムをそれぞれの記事で紹介しています！　要チェックです。

LIMIAのアイデアで、スーツケースの上手なパッキングを学ぼう

スーツケースは収納力、サイズや重量がとても重要です。

収納を工夫しないと「容量的には収まるはずなのに収まらない」、「取り出すときにめちゃくちゃになってしまった」なんてことにも。LIMIA編集部のパッキングアイデアを参考に、目指せ旅行上手！

おすすめのキャリーケースは？ブランドもチェック

スーツケースは本来取っ手のみのカバンを指しますが、日本においてはキャスター付きのキャリーケースとほぼ同義で使用されます。スーツケース探しの際はキャリーケースでも検索してみましょう！

以下の記事では、おすすめのキャリーケースブランド、アイテムを紹介しています。本記事とあわせて参考にしてみてくださいね。

※記載しているカラーバリエーションは、2021年3月現在のものです。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2021年3月）に基づいたものです。
※記事内のデータは、LIMIA編集部の調査結果（2021年3月）に基づいたものです。
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