ハイビスカスの育て方|挿し木や水やりのコツを詳しく解説

ハイビスカスは南国のイメージがある花ですが、環境が合えば庭植えも可能です! そこで、今回はハイビスカスの育て方を解説します。挿し木や水やりのコツなどを紹介。さらに、「ハイビスカスティーは自宅で作れる?」「ハイビスカスの花言葉は?」という疑問も解決します。

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世界中に分布するハイビスカス

ハイビスカスといえば、ハワイや沖縄を連想する方も多いかもしれません。南国のイメージがあるハイビスカスですが、熱帯・亜熱帯地域を中心に世界各地に分布しているもの。ハイビスカスには実に多くの種類があり、意外に複雑な系統を持っています。

ハイビスカスは「あおい科ふよう属(もしくはヒビスクス属)」に分類されるもので、仲間とされる種類は多くあります。日本をはじめ中国や台湾などが原産となる芙蓉やむくげも同じ仲間に分類され、花や葉の形もさまざまです。

ふよう属に分類されるものの多くがハイビスカスと同種といえますが、実際の多くの人が思い浮かべるハイビスカスといえば、赤い大きな花かもしれません。こうした複雑な分類体系を簡素化するために、園芸の上では「ブッソウゲやその他の野生種を掛け合わせて作られた品種」だけをハイビスカスと特定しています。

ハイビスカスは、ハワイを中心として改良されたことから、南国の花として定着していきました。以降の記述では、こうした品種改良によって作り出されたハイビスカスについてまとめます。

ハイビスカスの種類

改良によって生まれたハイビスカスは、大きく3つの種類に分けられます。

➢ オールド
改良された年代が古く、野生種に近い「オールド」は、小型から中型の花を咲かせるタイプ。大きく成長し、たくさんの花を咲かせます。

➢ ハワイアン
園芸用ハイビスカスとして最も種類が多いのが「ハワイアン」タイプです。ハワイで品種改良されたものを指し、花が大きく華やかなのが特徴的。鑑賞用としての目的が強く、暑さや寒さに弱い傾向があります。

➢ コーラル
下向きに垂れ下がるような花を咲かせる「コーラル」。野生のフウリンブッソウゲをもとに交配されたものの総称です。フリルのような花が咲き、多くが赤色です。寒さには弱いものの、育てやすい品種だといわれています。

ハイビスカスの育て方

ハイビスカスは、鉢植えでも庭植えでも楽しめる観葉植物です。多くの花を咲かせるために、ハイビスカスが育ちやすい環境を整えてあげましょう。

ハイビスカスは南国の花らしく、日光がよく当たる場所を好みます。多くは直射日光が強くても、葉色が変わりにくいものです。ただし、ハワイアン系は、半日陰での生育が望ましいとされています。品種によって異なるため、必ず確認した上で置き場所を決めましょう。

夏の暑さにも強いハイビスカスですが、寒さにはあまり強くありません。冬場もガラス越しの日光が当たる場所に置き、暖かい室内で管理するようにしてください。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりあげるのが基本です。生育期となる春から秋は毎日あげるようにします。特に、花が多くついている時期は水分吸収も盛んなので、小まめな水やりを意識すること。特に暑い夏場は、朝夕の2回あげてもかまいません。日差しが強い昼間に水を与えると、与えた水が高温になり、根を傷めることにつながるため控える方が良いでしょう。

冬の水やりは控えめにし、根腐れを防ぎます。冬の水やりは、10℃程度のぬるま湯を用意し、土の表面が乾燥してから数日後にたっぷり与えるようにしてください。

ハイビスカスの花言葉

トロピカルな雰囲気が美しいハイビスカスの花言葉は、「常に新しい美」「勇敢」とされています。また、色によって意味が変わり、ピンクなら「華やか」、白なら「繊細な美」という意味があるようです。

品種改良によって生まれたハイビスカスは、さまざまな色の花があり、オレンジや黄色の花を咲かせるものもあります。それぞれの意味合いで細かく決まったものはないようです。ハイビスカス全体の花言葉としては、次々に花を咲かせるその様子から「常に新しい美」が使われています。

ハイビスカスの増やし方

ハイビスカスは越冬することも可能ですが、一年草として楽しむ人が多いようです。冬場の気温管理が難しく枯らしてしまう場合も少なくありません。

そうしたハイビスカスを増やす場合、一番簡単なのが挿し木です。生育期である春から秋のうち、なかでも6月~7月頃の成長盛りの枝を切り取って使いましょう。2枚~3枚の葉を残した枝を切り、砂や苔にさして、根が出るまではたっぷりの水を与えながら日陰で管理します。
すぐに植替えができない場合には、いったん水に挿しておくことも可能です。その場合、切り口に発根促進剤を塗っておくのもよいでしょう。

ハワイアン系の品種は、挿し木で根付きにくいとされており、増やすのは難しいようです。一方でコーラル系やオールド系は、日本在来種と掛け合わせられているものも多く、根付きやすいとされています。

挿し木で越冬する場合も、温度管理を丁寧に行います。寒さに弱いため、15℃以上を保った暖かい室内で管理を行いましょう。大きく育ち、花芽が付けば、翌年から花を咲かせます。

ハイビスカスを通販で買う時の注意点

人気の観葉植物であるハイビスカスは、通販で販売されていることも少なくありません。比較的安価で購入できるうえ、初心者でも育てやすいのがうれしいところ。

ハイビスカスを通販で購入する場合、大きく育った鉢植えにするか、苗を買うかで迷うところです。庭植えを予定しているなら、苗から育てるのがおすすめです。適応しながら育っていくため、苗木から育ててみましょう。

ハイビスカスの花をすぐにでも観たいと考えるなら、鉢植えにされるかもしれません。ここで注意したいのが、花が付いた状態の鉢は水気を求めるため、配達の途中で枯れる可能性があることです。

ハイビスカスの花は、一日で枯れてしまいます。次々と咲いていくものではありますが、水枯れをしてしまうと、つぼみが開かない可能性も。また、鉢植えで販売されているものは、根詰まりを起こしていることがあります。成長が早いハイビスカスは、早めの植替えを行うか、一年草として楽しむのがいいかもしれません。

どちらにしろ通販で購入する場合には、品質管理がよく保証がされているショップから購入すること。ショップが遠く、数日を要するような場所ではなく、できるだけ届け先に近い場所から選んでみましょう。

自家製ハイビスカスティーって作れるの?

ハイビスカスといえば、真っ赤な色が楽しめるハーブティーを連想する人もあるかもしれません。美しい花が咲いた後は、ハイビスカスティーを作りたいと思う方もいるでしょう。しかし、実のところ、一般的な園芸用のハイビスカスではお茶は作れないとされています。

ハイビスカスティーの材料となるのは、同じフヨウ属に分類されるローゼルという品種のみ。お茶づくりを目的とするなら、品種選びからはじめましょう。

ローゼルは、11月~12月の初冬に花を咲かせるもので、その後に果実を包み込むような薄紫色のガクが残ります。大きく膨らんだガクは次第に熟し、そのガクを収穫し、乾燥させたものがハイビスカスティーとなります。お茶にする以外にも、ジャムにしたり料理のソースにしたりといった活用法もあります。

➢ ハイビスカスティーの効果
ハイビスカスティーは美容への作用が期待されるとあり、美肌づくりにも良いのだとか。ローゼルに含まれるクエン酸やビタミンCの働きにより、老化防止やむくみの改善など、さまざまな作用があると言われています。

心を癒すハイビスカスの花を咲かせよう

南国の花「ハイビスカス」は、見るだけで癒されるもの。美しいその姿は、花言葉通り、美を招くかもしれません。毎日の管理で、美しい花を咲かせたいですね。

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