IHクッキングヒーターおすすめ15選！卓上や据え置き・ビルトインを紹介

IHクッキングヒーターの種類は目的別に3タイプある

IHとは「Induction Heating」の略語で、電磁誘導加熱という意味。IHクッキングヒーターは本体に内蔵されたコイルに電流を流し、鍋やフライパンなどの調理器具との電気抵抗によって生じる熱を利用して、食材を加熱させることができます。

IHクッキングヒーターは火を使わず安全性が高い上、すっきりとしたフラットな形状だからお手入れもラクラク。最近では高火力で調理サポート機能も充実しているため、ガスから切り替えるご家庭も増えています。

ただし、目的によって種類がさまざまあり、大きく卓上タイプ・据え置きタイプ・ビルトインタイプと3つのカテゴリーに分けられます。

卓上タイプ

卓上タイプのIHクッキングヒーターはコンセントがあればどこでも持ち運ぶことができるのが特徴。IH対応の鍋やフライパンがあれば、卓上に置いて鍋物や焼き物を楽しむことができます。

基本的に1口タイプのものが主流で、コンパクトに設置したり、収納したりすることが可能。火を使わない・お手入れしやすいというメリットから、キッチンはガスコンロでも卓上タイプはIHというご家庭もあります。

据え置きタイプ

据え置きタイプのIHクッキングヒーターはキッチンのコンロ台にポンと置くだけで簡単に設置ができます。基本的に工事は必要ないので、ガスコンロからIHに切り替えたい方や賃貸住宅に住む方におすすめ。

卓上タイプより火力の高いものが多く、ビルトインタイプよりも安い価格帯のものが多いのが特徴です。コンロは1口や2口が主流ですが、3口のものもあります。ただビルトインタイプよりもコンパクトなサイズのものが多く、使用できる調理器具の大きさが限られる場合があります。

ビルトインタイプ

ビルトインタイプはコンロとキッチンが一体化したもの。IHクッキングヒーターがシステムキッチンとして組み込まれているため、天面だけが露出しています。

キッチンの見た目がすっきりとするだけでなく、フラットな形状な上、システムキッチンとの隙間もないので、お掃除がしやすいのが特徴です。コンロは2口や3口とラインアップも豊富で、各メーカー独自の技術が搭載された高性能なモデルが多いのも魅力の1つ。

後悔しないためのIHクッキングヒーターの選び方

上記でも紹介したようにIHクッキングヒーターには卓上タイプ・据え置きタイプ・ビルトインタイプと種類によって、特徴や使い道に大きな違いがあります。選ぶときにチェックしておきたいポイントをタイプ別に押さえておきましょう。

3タイプ共通の選び方のポイント

大きさを確認しよう

卓上タイプ・据え置きタイプ・ビルトインタイプどれも共通する選び方のポイント1つめは大きさをしっかり確認すること。ビルトインタイプはどのメーカーも本体の幅が約60cmと共通していますが、天面幅が60cmまたは75cmの2種類に規格化されており、システムキッチンに合わせてどちらか選ぶことになります。

消費電力（ワット数）や最大火力を確認しよう

IHクッキングヒーターは電気を使用するため、基本的に消費電力（W数）が大きければ大きいほど、最大火力が高くなります。商品によって消費電力や最大火力に違いがあるものの、水を素早く沸かしたい・強火で炒め物をしたいなど高火力を求めるならば、1,400W以上のものを選ぶのがおすすめです。

また、電圧は大きく分けると100Vまたは200Vで、高い方がより出力が大きくなります。

ただ、消費電力や電圧の大きい製品は電気代が高くなってしまいがちです。電気代に関して気になる方はぜひ下記の記事も参考にしてみてください。

▽詳しくはこちらの記事をチェック

火力や温度調節機能を確認しよう

最近のIHクッキングヒーターは火力や温度調整ができるものがほとんどですが、何段階調節できるのかは商品によって異なり、「200～1,400W（7段階）」「弱・中・強」などと表記されます。また、商品によって、「煮込みモード」や「湯わかしモード」など調理に合わせて火力や温度を自動コントロールしてくれる機能もあります。

安全性を確認しよう

IHクッキングヒーターには「切り忘れ自動OFF機能」や「温度過上昇防止機能」など基本的な安全機能が搭載されていますが、どんな安全機能がいくつ搭載されているかは商品によってさまざまです。安全機能の中でも、小さなお子さんがいるご家庭は「チャイルドロック機能」が搭載されている商品を選ぶのがおすすめ。

据え置き・ビルトインタイプの選び方のポイント

口数は2口以上がおすすめ

据え置きタイプやビルトインタイプは1口～3口とラインアップは幅広いですが、設置スペースが確保できるのであれば2口や3口を選ぶのがおすすめです。コンロが複数口あれば、複数の料理を同時に作ることができ、効率よく調理することもできます。

グリル機能を確認しよう 　

据え置き・ビルトインタイプは卓上タイプにはない、グリル機能が搭載された商品が数多くあります。商品によっては、煙が出にくい仕様のものや電気オーブン機能を兼ね備えたものがあり、メーカーによって付属されている機能はさまざま。

また、メーカーによって幅や奥行など広さもさまざまなので、グリル料理も楽しみたいという方は機能性やサイズ感をしっかり確認しておくと良いでしょう。

ビルトインタイプの注意点

ビルトインタイプは工事が必要になる場合がほとんど

ビルトインタイプのIHクッキングヒーターは、システムキッチンに埋め込むような形で設置するため、工事が必要になる場合が多いです。自宅のキッチンに設置できるのかをあらかじめ調べる必要もあるため、ビルトインタイプの設置を検討している場合は事前に専門業者に工期や工事費等の見積もりを取ることをおすすめします。

楽天をはじめとするECサイトでも工事費込みで販売されている商品もありますので、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。

IHクッキングヒーターのおすすめ人気メーカー4社

『パナソニック』『日立』『三菱電機』『アイリスオーヤマ』はIHクッキングヒーターでも人気メーカー。だからこそ、どのメーカーを選べばよいか迷う方も多いはず。各メーカーの特徴を紹介します。

IHクッキングヒーターモデルが豊富な『パナソニック』

国内でも有数の大手総合家電メーカーの『パナソニック』。『パナソニック』のIHクッキングヒーターは卓上タイプ・据え置きタイプ・ビルトインタイプと幅広い種類の商品を展開しています。操作性や使いやすさが追求された機能的な商品が魅力です。

「火加減マイスター」が売りの『日立』

総合電機メーカー『日立』のIHクッキングヒーターは、ビルトインタイプのラインアップがとても豊富です。特に、料理に合わせて火加減を自動コントロールしてくれる機能などを搭載した、火加減マイスターシリーズは『日立』の売り。

おいしさと機能性を追求し続ける『三菱電機』

家電製品から産業機器、宇宙システム、社会インフラなど幅広い分野を手掛けている日本の大手総合電機メーカー『三菱電機』。中でもIHクッキングヒーターは据え置きタイプとビルトインタイプのラインアップを展開しており、おいしさと機能性にこだわった「びっくリング加熱」「びっクリアオーブン」機能が売りの1つです。

従来のデザインに囚われない『アイリスオーヤマ』

家電や寝具、インテリアなど家庭の生活用品を中心に、企画から販売まで行っている『アイリスオーヤマ』。『アイリスオーヤマ』のIHクッキングヒーターは卓上タイプ・据え置きタイプを中心に商品を展開しており、おしゃれなデザインやスマートな薄型モデルなど、従来のデザインに囚われないさまざまなラインアップが充実しています。

種類別おすすめIHクッキングヒーター15選

「卓上タイプ」「据え置きタイプ」「ビルトインタイプ」と種類別に3つのカテゴリーに分けてLIMIA編集部が厳選したおすすめのIHクッキングヒーターを15点紹介します。今回は『パナソニック』『日立』『三菱電機』『アイリスオーヤマ』など人気メーカーの商品を中心にピックアップしました。

卓上タイプのおすすめIHクッキングヒーター7選

友人や家族が集まったときにテーブルにサッと取り出して鍋物や焼き物を楽しむことができる卓上タイプのおすすめ商品を7つ紹介します。

据え置きタイプのおすすめIHクッキングヒーター5選

工事がいらず、ポンと置き替えるだけで使用できる据え置きタイプのIHクッキングヒーターを紹介します。スタンダードなデザインのものから薄型のモダンなデザインのものまでさまざまな商品をピックアップしました。

ビルトインタイプのおすすめIHクッキングヒーター3選

キッチンと一体化するすっきりとしたビルトインタイプのIHクッキングヒーターを紹介します。『パナソニック』『日立』『三菱電機』と大手電機メーカー3社の注目の商品をピックアップしました。

おすすめIHクッキングヒーターを比較表でチェック！

IHクッキングヒーターのメンテナンスについて

IHクッキングヒーターを取り扱う上で「どう掃除したらいいの？」「耐久年数は？」などの疑問や不安のある方に向けて、お手入れ方法や交換時期などメンテナンスについて紹介します。

IHクッキングヒーターのお手入れ方法

IHクッキングヒーターの焦げつき汚れもきれいにお掃除

IHクッキングヒーターは凹凸がないフラットな形状なので掃除がしやすいのが特徴ですが、使い続けるうちに天板の黒ずみが気になってきます。

これは油ハネや吹きこぼしなどによる“焦げつき”が原因で、拭き取るだけではなかなか落ちてくれません。この焦げつきを簡単に落とす方法を__________7hm7_____さんが丁寧に教えてくれています。

使用するのは重曹とラップまたはアルミホイルだけ！　重曹は焦げつきだけでなく、天板の油汚れやヌメリ、金属のサビの除去にも役立ちますよ。

▽__________7hm7_____さんのアイデアをもっと詳しく知りたい方はこちら

IHクッキングヒーターの排気口汚れを軽減させる工夫

掃除がしやすいIHクッキングヒーターといえど、排気口の中のお掃除は何かと手間がかかり大変です。思考の整理収納塾 田川瑞枝さんのアイデアを参考にすれば、食材のカスが排気口に落ちたり、油の飛び跳ねを防いでくれるので、ぐっと排気口の中のお手入れがラクになります。

使用するのは100均セリアの『ステンレスソープディッシュ』とアルミホイルだけ！　簡単に手に入れるものだけで作ることができますよ。

▽思考の整理収納塾 田川瑞枝さんのアイデアをもっと詳しく知りたい方はこちら

IHクッキングヒーター用のマットやシートで、日々のお手入れがラクに

天板の上に敷くシートやマットを使えば、汚れや傷から守ってくれるため、普段のお手入れがラクになります。まめ嫁さんは、多用途に使えるキャンドゥのシリコンキッチンマットをレビューしてくれています。

IHクッキングヒーターの寿命と交換時期

IHクッキングヒーターの耐用年数や寿命は一般的に約10年と言われていますが、使用頻度が高ければ5年ほどで不調をきたす場合もあります。

スイッチの利きが悪い・一部の機能が使えない・火力が出ないなどの不具合が出た場合や天板割れが起きているなどの故障が見られる場合は、買い替え・交換または修理・廃棄のタイミングとして検討してみてください。

卓上調理が楽しめるホットプレートもおすすめ

LIMIAではおしゃれなものから多機能なものまでさまざまなおすすめのホットプレートを紹介しています。IH方式のホットプレートもピックアップしており、IH対応の調理器具が付属しています。友人や家族が集まるときには手軽に焼肉やたこ焼き、鍋物などさまざまな料理を作ってワイワイ楽しむことができますよ。

▽詳しくはこちらの記事をチェック

防災グッズとしても活躍するカセットガスもおすすめ

LIMIAでは人気メーカーを中心としたおすすめのカセットコンロも紹介しています。防災意識の高まりから、最近ではカセットコンロを防災グッズとして備える家庭も増加しています。万が一、電気やガスが止まってしまってもカセットコンロがあれば非常時にも大活躍してくれます。

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※記事内のデータは、LIMIA編集部の調査結果（2020年07月）に基づいたものです。
※LIMIAの編集部が検証を行い、厳選した商品をご紹介しています。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2020年07月）に基づいたものです。
※記事内の口コミは、LIMIA編集部の調査結果（2020年07月）に基づいたものです。
※記載しているカラーバリエーションは、2020年7月現在のものです。
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※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。