壁のセルフリノベーションは思ったより簡単!賃貸でも原状回復できるって本当?
壁のリノベーションを自分で行うことは想像しにくいかもしれません。しかし、今は便利で役立つセルフリノベーションのための材料や器具が数多く揃い、自分で壁を改修することも難しくなくなっています。失敗を防ぐ工夫がされた材料なども多くなっていますから、1度チャレンジしてみるのもよいでしょう。今回は、壁のセルフリノベーション(セルフリフォーム)に関する情報を詳しくまとめました。
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壁のセルフリノベーションにおすすめの方法
プロのリフォーム会社が行う工事と同じような手法や出来栄えはあまり期待できないのがセルフリフォームの常ですが、改修の方法次第では簡単で安価にきれいな仕上がりを実現できる場合もあります。ここでは、おすすめの壁のセルフリフォーム方法を難易度別にご紹介しましょう。
1.難易度低め!壁をステッカーやマスキングテープでデコレーション
最も簡単に壁の雰囲気を変えられるセルフリノベーションの方法です。壁のクロスに重ねて貼っても剥がせる粘着面の壁用ステッカーやマスキングテープを使い、気分に合わせてイメージチェンジするだけ。これなら、季節ごとに壁の模様を変える、来客に合わせて壁を飾り付けるなどアイデア次第でインテリアにも自由に変化をつけられます。
ただし、既存の壁の状態によっては必ずしもきれいに剥がせない可能性もあります。初めは目立たない部分で試すなどして、きれいに剥がせることを確かめてから本格的に使用するようにしましょう。
2.難易度中級!セルフで塗り壁にリフォーム
健康・ナチュラル志向の素材として注目を浴びている漆喰や珪藻土などを用いて、既存の壁を塗り替える方法です。クロスを張った上から直接塗れるタイプの珪藻土なども登場し、DIYでの壁塗りに対するハードルも下がってきています。
工作や大工仕事が好きで、腕前にもある程度自信がある方であればそれほど難しい作業ではないでしょう。また、ビニールクロスの上に塗るだけでもシックハウス症候群の予防に効果がある塗り壁材なども出回っています。DIY専用の塗り壁材には、既存の壁の状態がよければ簡単な下地作業の直後から塗り始められるものもあります。
3.難易度上級!和室の砂壁や土壁をモダンな壁に変える
和室の砂壁が古くなり、取り扱いに困っている場合には砂壁のセルフリフォームも考えてみるとよいでしょう。ただし、下地処理などの手間は若干かかりますから、これまでご紹介した方法より難易度は高めです。
養生作業を終えたら、シーラーと呼ばれる下地補修材を前面に塗って細かなひび割れや凸凹を平らにします。特に砂壁は塗料を吸い込むので、少なくとも2~3度の重ね塗りは必要になるでしょう。よく乾かして壁表面が平らになったら、お好みの塗り壁材やペンキを塗っていきます。こちらもむらなく塗るには2~3度の重ね塗りが必要です。
養生した箇所のテープなどは、ペンキが半乾きになったタイミングで剥がすときれいに取れます。このように比較的手間がかかり、材料も重ね塗りが必要になれば多く使うことになります。思ったより多くの費用がかかることも考えられるため、リフォーム会社に作業を依頼する選択肢も考慮しつつ計画を立てましょう。
賃貸住宅でもできる壁のセルフリフォームとは
賃貸住宅にお住まいの場合は退去時の原状回復義務が伴うため、元に戻すことのできないリフォームは基本的に不可となります。元通りにできるリフォームが必須になりますから、改修方法も限られてしまうでしょう。
しかし現在では、手軽なDIYリフォームや賃貸住宅の模様替え向けに、貼って剥がせる壁紙や剥がせる壁紙用の糊が豊富に出回っています。それらを利用し、既存のクロスの上から壁紙を張ってしまう方法なら原状回復も可能。不要になれば簡単に剥がすことができ、壁面に糊が残っても水に濡らすことで簡単に除去できるようになっています。
こちらも、既存の壁の状態次第できれいに剥がせない可能性もありますから、初めに目立たない部分で試してから実際に使ってみることをおすすめします。
壁のセルフリノベーション事例
次は、壁を実際にセルフリノベーションした例をご紹介します。計画中の方はぜひご参考にしてください。
事例 壁のリフォームと一緒に断熱工事も!?セルフリフォームで壁断熱を実現
室内の冷暖房効率をもっと上げたいと考えていたご家庭で、壁の改修と断熱工事を兼ねたセルフリフォームを行った例です。
壁用の断熱塗料なども考えましたが、もっと効率よく失敗が少ない方法をと「エコ断熱壁紙」を張ることに。表面は普通の壁紙ですが、裏にアルミ加工がされており断熱と防カビ効果を備えた機能的な壁紙です。裏面に糊が付いていましたが、後で張り替えることも考え剥離紙の上から剥がせる両面テープを使って施工しました。
厚みのある壁紙なので、薄いクロスに比べて見た目の高級感もアップ。断熱効果はもちろんですが、結露が激減したことも思わぬメリットだったそう。断熱ボードなどの施工に比べれば扱いも楽で、実際の作業も簡単だったとのこと。費用も1㎡で1500円弱と、普通の壁紙を張る場合とそれほど変わりませんでした。
おわりに
自分で作業するのもなかなか楽しいとの声も多い壁のリフォーム。「ここだけは自分で作業したい!」と思ったら、リフォーム会社に相談してDIYを組み合わせたリフォーム計画を立ててみてもよいでしょう。DIYを行う際にはプロのアドバイスが得られ、失敗も防げます。
「DIYの相談に乗ってくれる業者さんを知らない」という場合でも大丈夫。「ハーフDIYリフォーム」を提案するリフォーム会社も増えていますから、まずは一括見積サイトで見積を請求してみましょう。登録時にお悩みを記入しておけば、それに合ったリフォーム会社から連絡をもらえます。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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